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秋に溶け込む厳選コレクション

秋に溶け込む厳選コレクション

秋が深まるこの季節にプラスワンしたい、そんなアイテムたちを三陽商会のクリエイティブディレクターでもある姉川輝天がセレクト。衣食住を彩り、洋服をより際立たせる名脇役たち。アイテムの説明だけでなく、セレクトした姉川の想いも併せてお届けする第2弾。思わず欲しくなるのは、どれ?

超軽量で超おしゃれなハイスペックスニーカー

  • アメリカ生まれのファッションブランド「COLE HAAN(コール ハーン)」。ブランドが誕生した当時は紳士靴のみだったコール ハーンも、NIKEの傘下に入ってからは、トータルブランドへと成長し、財布やベルトなどファッション小物も充実している。「ローファーの人気が高いブランドですが、スニーカーもすごくおしゃれでかっこいいんですよ。特にこのグランド プロテニスは、テニスシューズからインスピレーションを得た逸品。こんなにしっかりしているのに、テニスボール4個分よりも軽い(笑)。でも、軽くておしゃれなだけではなく人間工学に基づいた設計で、履いていても快適なところも高ポイントです」。通勤用としてもオススメな一足は持っていたいアイテムだ。

どこでどう使っても粋にみえる日本の伝統美

  • 福井が誇る創業300年の老舗漆器メーカー「SEKISAKA Shikki(関坂漆器)」。日本の美しき伝統と技術を国内外に伝えるべく発足した“Japan Creative”というプロジェクトにより、イギリスを拠点に活躍している“Industrial Facility”と関坂漆器のコラボで誕生したのが、こちら。「デザインはもちろん、蓋もしっかりしていて機能面でも優れた容器なんです。キッチン、リビング、寝室、バスルーム、そしてオフィスに置いてもしっくりくる。どう使うか、どこで使うかを考えるのも楽しいアイテムなんですよね。老舗漆器メーカーならではの色合いもたまらないと思います」。少し敷居が高いイメージのある漆器も、これなら日常使いもできてよさそう。

イタリアのレザー小物でおしゃれにスパイスを

  • 職人が手作りで仕上げるレザーアイテムが人気の「IL BISONTE(イルビゾンテ)」は、イタリア生まれ。バッファローを意味するビゾンテというブランド名どおり、すべてのアイテムにバッファローのマークが印されている。「コンパクトなものが旬ですよね、今って。これは、カードケースなんですけれど、お財布代わりに持つのもありかなって僕は思っています。使えば使うほど味がでてくるところも、レザーアイテムのいいところ。イルビゾンテのアイテムは、今回セレクトしたもの以外にもコインケースやキーチェーンなども揃っているので、自分の好みにあったレザーアイテムを使いこなして、自分の味がでるほど使い込んでみるのもいいのでは」。大人ならではの小物使いを、ぜひ。

  • 姉川輝天/Terutaka Anekawa

    1972年生まれ。大阪府出身。セレクトショップ「ナノ・ユニバース」に入社し、販売、バイヤー、店舗開発、クリエイティブディレクターなど、マルチに活躍。退職後、2017年4月に三陽商会にクリエイティブディレクターとして入社し現在に至る。デジモノ好きとしても有名で、雑誌『MonoMax』の連載も執筆中。趣味のカメラやゴルフには定評があり、また、ピノをこよなく愛するというチャーミングな一面も。

Photo: Kazuteru Takahashi Edit: Takako Kamata Direction: Pomalo inc.

 

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