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晩秋に合わせる厳選コレクション

晩秋に合わせる厳選コレクション

冬の足音が聞こえそうなこの季節にプラスワンしたい、そんなアイテムたちを三陽商会のクリエイティブディレクターでもある姉川輝天がセレクト。衣食住を彩り、洋服をより際立たせる名脇役たち。アイテムの説明のほか、セレクトした姉川の想いも併せてお届けする第3弾。誰かと使いたくなるモノは、どれ?

思わず雨が待ち遠しくなるレインアイテム

  • 第1弾でも紹介したイギリス生まれの「HUNTER(ハンター)」。おしゃれな長靴といえば知らない人はいないくらい人気のブランドだ。「機能性とファッション性が融合したブランドですよね。以前もご紹介させていただいたとおり、長靴以外にもファッションアイテムとしてもオススメしたいものが多いんです」。なかでも姉川が今回イチオシするのが、傘とブルゾン。「ブルゾンはデザイン性も高く、ポケットも多くて機能的なうえに耐水性もあるので、ちょっとした外出にはもちろん旅の相棒にも最適です。傘とのセット持ちがオススメ」。コンパクトでカラーバリエが豊富な傘は、老若男女問わず使えるからプレゼントしても喜ばれそう。

家族や友達と色違いでお揃いに

  • アメリカの生活雑貨ブランド「Zoku(ゾク)」。実は、このZOKUという言葉は、日本語の家族を意味している。「ブランド名がとても粋なんですが、それ以上に色々とこだわりが詰まったグラスボトルなんです。二層構造になっていて、内側のガラスの飲み口に溝がないので、口当たりの良さが素晴らしいんです。毎日使うモノだからこそ細部へのこだわりはありがたいですよね」。外側はPET樹脂を使用し、耐久性や耐熱性にも優れていて見た目のカラフルさも魅力。これからの寒い季節には、温かい飲み物をおしゃれに携帯できるのは嬉しい限り。大切な人と色違いでお揃いにしたくなる、そんなグラスボトルです。

夫婦茶碗ならぬ夫婦グラス

  • 前回も紹介した福井が誇る老舗漆器メーカー「SEKISAKA Shikki(関坂漆器)」が運営するセレクトショップ「ataW(アタウ)」。ショップ名は「与う(あたう)」が語源で、色々なきっかけを与えられたらという想いがこもっているんだとか。また、Wには内と外をつなぐ窓(Window)のような存在でありたいという意味も。そんな愛があふれるペアグラスは、ひとつひとつのカタチは違うのに添わせるとフィットするという、まさに夫婦や恋人同士のようなグラス。「薄すぎず、厚すぎない。この絶妙な厚みもこのグラスの良さです。ポカポカと温かい室内で冷えたビールを半分ずつ一緒に呑むもよし、アイスコーヒーとアイスラテなど違う飲み物を一緒に、なんてことも楽しめそうですよね」。

  • 姉川輝天/Terutaka Anekawa

    1972年生まれ。大阪府出身。セレクトショップ「ナノ・ユニバース」に入社し、販売、バイヤー、店舗開発、クリエイティブディレクターなど、マルチに活躍。退職後、2017年4月に三陽商会にクリエイティブディレクターとして入社し現在に至る。デジモノ好きとしても有名で、雑誌『MonoMax』の連載も執筆中。趣味のカメラやゴルフには定評があり、また、ピノをこよなく愛するというチャーミングな一面も。

Photo: Kazuteru Takahashi Edit: Takako Kamata Direction: Pomalo inc.

 

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