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ラブレスからローンチする||新ブランド、「フレイエア」||が気になる!

ラブレスからローンチする新ブランド、「フレイエア」が気になる!

ブランドピックアップ

国内外のクリエイティブブランドを積極的に提案し、独自の世界観を表現するセレクトショップ「LOVELESS(ラブレス)」。そんなラブレスが注目したのは、ファッション感度の高い福岡を拠点とする「ハルズアミ」社。この秋、ラブレスとハルズアミが共同開発したエクスクルーシブブランド「Frei EA(フレイエア)」がスタートします。ファッションを楽しむ自由な気持ちと、空気をまとうかのような着心地をポリシーに創られたフレイエアの新作をいち早くご紹介!

クールさと女性らしさが同居する、大人のリアルカジュアル

  • イタリア・マペル社の素材を使用したガウンコート。まさにハルズアミ×ラブレスのコラボとして生まれたコートで、オン・オフ問わずに使える優秀デザイン。美シルエットのパンツと合わせ、「フレイエア」らしいリラックスカジュアルに。

  • 秋らしいニュアンスカラーを取り入れて、デニムをシックな表情で着こなして。フリンジやラッフル使いなどで、さりげなく今年らしいエッセンスをプラス。

フードを取り外してテーラードカラーにもなるコートが主役。カジュアル×きちんと感を絶妙に両立したバランスが、今の気分にぴったり。女性らしいチュニックに合わせ、フェミニンカジュアルにコーディネート。

  • 左:単品でも活躍度が高い、シャツブラウス&スカートのセットアップ。落ち感のあるスエードタッチの素材が秋を感じさせ、大人っぽく着こなせます。

    右:切り替えや異素材使いなど、こだわりのディテールが随所にちりばめられたMA-1。ふんわりと丸みを帯びたフォルムで、メンズライクなアイテムでも女性らしさを感じるデザインが魅力。

  • シックな秋色で甘さを押さえたプリーツドッキングワンピは、モッズコートなどマニッシュアイテムと合わせて辛口に着こなすのがおすすめ。一枚でキマる存在感と、コンパクトなシルエットでスタイリングしやすく大活躍します。

  • ブラックを基調としてもハードになりすぎない、「フレイエア」流のモードストリートを意識したスタイリング。異素材使いやレイヤードすることで、ブラックコーデが奥深く上品な大人カジュアルにまとまります。

デザイナー、Haruko Naganoさんに「フレイエア」へのこだわりをインタビュー

Q.01 「Frei EA(フレイエア)」に込めた思いは?
A. Freiは自由、EAはAir(空気)の造語で、音は北欧神話に由来しています。ファッションを楽しむ自由な気持ちと、空気をまとうかのような着心地をイメージして名付けました。


Q.02 スタートである今季のコンセプトは?
A. かっこよくも女性らしい、カジュアルだけど凛とした女性像をイメージしました。さまざまなライフスタイルが可能になった今の社会で、キャリアや子育て、さらに自分の時間も大切にする自立した現代女性を応援したいハルズアミの想いに、ラブレスらしさを反映させたリアルクローズを提案しています。シャープすぎない強さを表現し、幅広いコーディネートに対応できて、お手持ちの服に一点投入するだけで即今年顔になれるアイテムが揃っています。


Q.03 ハルズアミの服作りとは?
A. 創業35年を迎えるハルズアミはデザインからパターン作成、生産管理まですべてを自社で行っていて“ものづくり”に特化しています。35年の歴史で培った膨大な生地情報があり、異素材のコンビネーションが際立つデザインが多いのが特徴です。ドレーピング(立体裁断)という手法をとっているため、直線的で硬質なデザインより、線の柔らかいフェミニンなものを得意としています。


Q.04 ドレーピングへのこだわりは?
A. 直接ボディに生地をあててデザインを生み出すドレーピングは、主にオートクチュールで用いられる技法です。平面設計に比べて圧倒的な時間と技量、コストが必要になります。現代のスピードアップする生産背景に逆行しているようにも捉えられますが、複雑な曲線で成り立つ女性の身体を思えば、心地よく着られる美しい服はドレーピングで作ることがベストだというのがハルズアミのこだわりです。洋服の根本は、生地とデザインがマッチして日常生活で着やすい構造であること。そして、生地という素材を自由に扱えることが本物のデザイナーの証だと思っています。


Q.05 福岡発ならではの個性はありますか?
A. 福岡ではミュージックシーンやアートシーンなどは、独自の盛り上がりを見せています。東京とはまた違うアイデンティティーがあり、ファッションにもそういった部分が反映されているように感じます。個性がありながらも上品さを保ち、一線は越えずに悪目立ちすることなくバランスよくまとめる、というのが福岡らしい気がします。「フレイエア」にも、品のあるストリートムードや、尖りすぎない主張といった“福岡らしい”エッセンスが入っていると思います。

 

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