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人気スタイリスト楠玲子が||「ストーリー アンド ザ スタディー」で||オーダースーツを初体験!<フィッティング編>

人気スタイリスト楠玲子が「ストーリー アンド ザ スタディー」でオーダースーツを初体験!<フィッティング編>

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ファッション感度の高い女性に、必要以上にものを持たないミニマルな暮らしが広まる昨今、人気を集めているのがオーダースーツ。自分の体型やライフスタイルに合わせたハイクオリティな一着を作れるのがその理由です。そこで、人気スタイリストの楠玲子さんが、パーソナルオーダースーツブランド「STORY & THE STUDY(ストーリー アンド ザ スタディー)」でオーダースーツに初挑戦。「ここまで満足度が高い一着が完成するなんて、もっと早く知りたかった! 」と太鼓判を押す、彼女のオーダースーツ体験に密着しました。

ここまで自由度が高くカスタマイズできると思いませんでした!

「銀座でオーダースーツ作りってどんな感じかと思っていたけど、カフェみたいに居心地がいいですね」 と語るのは、多くの女性誌や広告で活躍しタレントやモデルからの指名も多いスタイリストの楠 玲子さん。スタイリングだけでなく、ご自身の私服ファッションにも注目度が高い人気スタイリストです。
多くの服に袖を通してきた彼女だが、「オーダーでセットアップを作るのは実はこれが初めて」と、少し緊張気味。近年はデイリーに着ることも増えたセットアップ。“TPOに応じて”ではなく、よりファッションとして取り入れて楽しむ人も増えています。楠さんは身長154cm。既製のジャケットやパンツではなかなかしっくりくるものに出会えず、肩が合わずに不格好に見えたり、パンツのシルエットを活かせないことに悩んでいたそう。そこで今回は、オーダーで理想のセットアップを作ろうと、楠さんが実際にフィッティングを体験することに。
「ストーリー アンド ザ スタディー」は、『ギンザ・タイムレス・エイト』6階に構え、空間を広く使った開放的なショップ作りも特徴。お出かけが気がかりな今も、予約制なので安心です。ソファーに座ってリラックスしたところで、さっそくフィッターのコンサルティングがスタート。

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今回彼女がオーダーするのは夏用のセットアップ。
「夏はTシャツにパンツなど、シンプルな服装が増えるので、ラフさが気になった時にさっと羽織れるジャケットやシルエットのキレイなパンツが欲しいと思っていたんです。爽やかに見えて動きやすいものがいいですね」


まずは、着たいシーンなどをイメージしながら生地やデザインを決めていきます。「ストーリー アンド ザ スタディー」のオーダーの魅力は、なんといっても選択肢の豊富さ。ジャケットは5型、ボトムスはスカート2型とパンツ3型、ワンピースもオーダーが可能。生地は4万円台から作れる生地から高級インポートまでラインナップ。裏地やボタンといった細部まで自分でカスタマイズすることができます。しかし、自由度が高いと聞いて不安になる方はご安心を。ここには心強い味方がいます。

ここまでしっかり相談に乗ってアドバイスしてくれるなんて贅沢!

ファッションのプロである楠さんでさえ、初めてのオーダーには戸惑うポイントも。そんな時に頼れるのが「ストーリー アンド ザ スタディー」のフィッター陣。一から親身になって、的確なアドバイスを送ります。今回は企画・デザイナー兼フィッターの吉鶴智香が担当。イメージコンサルタント・骨格診断・パーソナルカラー、様々な資格や知識を持ち合わせ、その的確なアドバイスで楠さんの迷いを次々に解消していきます。


楠さん きちんとした印象にはしたいけれど、仕事柄トレンド感は欠かせないので、今っぽい雰囲気で着られるジャケットにしたいですね
吉鶴 でしたら、ウィメンズではなくメンズスタイルのダブルジャケットを補正していくこともできます。メンズライクな雰囲気が出てこなれた印象で着こなせますよ
楠さん そんなこともできるんですね!ジャケットは顔まわりが明るく見えるオフホワイトがいいけれど、セットアップにすると着るシーンが限られてしまいそう……
吉鶴 では、パンツはこちらのチノ素材でカジュアルさを出すのはいかがでしょうか。セットアップで合わせても素敵で、着回しやすくなりますよ


やりとりが続くなか、楠さんが選んだのはメンズスタイルのダブルジャケットにワイドパンツ。ジャケットはリネン混の夏らしい風合いの生地、パンツはあえて別素材にすることが決定。和気あいあいとボタンや裏地を決めて、いよいよ採寸へ。
※現在フィッターは、勤務前の検温、定期的な手洗いとうがい、手指のアルコール消毒、マスクの常時着用、感染対策の対応を実施しております。また、試着室での接客時、フィッターはフェイスシールド、マスク、手袋を着用いたします。お客様でご希望がございましたら手袋のお貸出しも可能です。

今まで好きかどうかより、“着られるかどうか”で服を選んでいたのかも

「丈の長さ1cmでも全然印象が違う!」
楠さんの身長は、154cmと小柄で華奢な体型。ジャケットは「ブカブカにはならないように、でも程よいゆるさやゆとりは出したい」、パンツは「ヒールに合わせる前提でギリギリまで脚が長く見えるように」とオーダー。
フィッターの吉鶴と相談しながら理想のバランスを探っていく。1cmで見え方がガラリと変わることには楠さんも驚くほど。

「モデルさんに服を着せる時は悩まないのに、いざ自分が着るとなると、“自分でも着こなせるかどうか”から選ばないといけないのが悩み。もちろん制限がある既製服を工夫して着こなすのも楽しいけれど、ここまで徹底的に自分に合わせて作ってもらうという経験がなかったから、新しい扉を開けた気分です」
パーソナルな一着を作り上げていく贅沢な体験は、単なる買い物とはまったく違う楽しさがあると、初めてのオーダー体験を満喫。

仕立てのいい服は、見栄えだけじゃなくて着心地もいいですね

  • そして、オーダーしていたジャケットとパンツが完成。丁寧な縫製で細部までしっかり作り上げるのも「ストーリー アンド ザ スタディー」の魅力です。


    <オーダージャケット>
     本体 ¥75,000
     オプション:本切羽  ¥3,000
          :裏地   ¥3,000
          :貝釦   ¥2,000
          :ネーム入 ¥1,000


    <オーダーパンツ>
     本体 ¥16,000
     オプション(無料):裾W仕上げ(6cm)裏無し仕様
    ※全て税抜価格

「自分の体型をカバーしてくれるし、着てみると仕立ての良さをもっと実感しますね」まず、楠さんが驚いたのがジャケットの着心地。かがんだ時にもまったく無理のないストレッチ性に、「突っ張る感じがしないので、着ていて違和感がまったくない」と惚れ惚れ。肩幅をややドロップショルダーにし、それを基準に女性らしいラインが出るよう補正することで、程よくゆとりのあるジャケットに仕上がりました。
パンツも、「ハイウエストのボトムスは動いているとウエスト位置がずれて落ちて来るのが気になるのですが、これはまったくずれない! ウエスト位置がずれないのに、ホールド感はしっかりあるのが良い!」と、想像以上の着心地に満足のご様子。

細部に至るまで感動のクオリティ

「ストーリー アンド ザ スタディー」のスーツは、日本屈指の技術をもつ三陽商会の自社工場で生産しています。一着のスーツを作るのに70人もの職人が携わり、一般的なスーツの約2倍の時間をかけて丁寧に仕立てられています。

  • 「袖の長さがぴったりで、ストレッチも効いて動きやすい! ワントーンにしたボタンも涼しげで気に入っています」

  • 裏地もワントーンで仕上げ高級感のある印象に。ジャケットのポケットにはイニシャルの刺繍が。「オーダーの醍醐味ですね、愛着が高まります!」

  • 楠さんが感動したのはこのリップスティックポケット。「ポケットの中がすっきりしていて、リップをさっと取り出せるので便利ですね」

  • パンツの立体感は「明らかに手の込んだ、“いいもの”という印象」と、楠さんも絶賛。股上を引き上げ脚を長く、ストレートに入れたタックが女性特有の丸みを拾わずに、ストンと落ちるラインを生み出し、脚をまっすぐに演出。太めのベルトバンドがウエストマークにもなってより脚を長く見せてくれます。股下も楠さんのご要望通り、1cm程ヒールが見えるように補正。裾のダブル幅は6cmにすることでボリュームが増し、タックの効果と相まって美しいラインを実現しています。

「ここまで自分の身体や好みに合わせて作れると思っていなかったので服への向き合い方が変わる体験でした。他のアイテムもオーダーしたくなっちゃいました! 」
作る過程も楽しめるオーダースーツ体験。量より質に変わりつつある今こそ、自分の軸になるようなとっておきの一着をオーダしてみてはどうでしょうか。

6月24日配信<着回し編>へと続く

撮影/谷口 巧<Pygmy Company> モデル&スタイリング/楠 玲子 編集&文/増田奈津子 ディレクション/Pomalo inc.

 

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