三陽商会のファッションウェブマガジン

センスあるお洒落な大人は||ダウンもコートもサステナブル

センスあるお洒落な大人はダウンもコートもサステナブル

ブランドピックアップ

昨今、ファッションを語る上で避けては通れないのがエコ。環境に優しいこと、持続型モノ作りなどサステナブルであることが、環境負荷が高いと言われるファッション業界の至上命題でもあり、おしゃれを楽しむ我々にとっても意識すべき課題となっています。そんな課題をファッションの楽しさを持ちながら解決してくれる、このブランドが気になります。

あくまでファッション目線なエコ、だからいい

すべてのアイテムを、再生素材や環境負荷の低い天然素材のみで作る。エコ素材というとかつてはアウトドア系ブランドのイメージが強かったですが、今となってはラグジュアリーブランドもサステナブルに積極的で、多くのブランドも取り組み始めています。そんな中、スペイン発の「ECOALF(エコアルフ)」は、いち早く2009年の設立時からそれを貫き続けています。


海底から回収したペットボトル、破棄された魚網やカーペット、そして廃タイヤなど、エコアルフが原料とする素材は、これまでは廃棄されるだけであった、いわゆるゴミ。それらを再生し、新たな服へとアップサイクルしているんです。


ここで重要なのが、同ブランドのアイテムがお洒落かつシンプルで飽きがこないってこと。エコへの意識を持続的に持ち続けるためには、楽しんで取り入れることも大切。エコな素材を使いながら、機能性に優れていてさらにお洒落、そして普遍的なデザインで長く着れるとなれば、これまでエコに興味がなかった人も断然気になってくるかと。

コーヒーの出し殻がハイスペックジャケットに!?

  • 01

    グレーにビビッドイエローという、アーバンにしてストリートなカラーリングのカトマンドゥ マルチジャケット。生地にはコーヒーの出し殻を原料とした特殊な糸をブレンドし、速乾性や消臭・UVカット機能が期待できます。そのインナーにはオーガニックコットン製ニット、パンツにはオーガニックコットンとヘンプをブレンドしたコーデュロイが。さらにはスニーカーにも、リサイクルポリエステルやビブラム社と共同開発したリサイクルラバーが用いられています。

  • Liner

    リサイクルポリエステルを使用した、中わた入りライナー。デタッチャブル仕様で、本体から外して単体でも着用できるため、3通りの着こなしで3シーズン活躍してくれます。シェルはゆったりとしたシルエットですが、ライナーはジャストサイズなので、コートのインナーにも最適。

(こちらの写真は色違いのブラックカラー)

  • 表生地の素材はポリエステル100%。その生地1メートル辺りに、コーヒーカップにして20杯分の出し殻が使われていることが、アームにプリントされています。

  • こちらはライナーのパッチ。表地とは異なる素材を使っており、1メートル辺りのポリエステル生地には、70本分のペットボトルが使われていることが記されています。

  • 脇下には止水ジップを採用。ベンチレーションジップと呼ばれ、汗をかいたときにシェル内に溜まった湿気を排出します。本格アウトドアウェアお馴染みのディテールです。

高性能にして動物にも優しい都会顔ダウン

  • 02

    真冬用のヘビーアウターとして新登場したアイスバーグ・ロングダウンコート。高い保温性を発揮するダウンは、動物虐待を防ぐために適切な環境下で採取されたレスポンシブル・ダウン・スタンダード認証のダウンと、プリマロフト社の高機能リサイクルフェザーを使用しています。表生地はリサイクルポリエステルで、防水性を備えています。

  • ステッチを表に露出させないことで、スッキリとスタイリッシュなルックスに。暑くなって脱いだコートを背負うことが出来る、ショルダーハーネス付きです。

今時期から真冬まで対応する着回し力抜群のジャケット

  • 03

    クラシックなアウトドアダウン顔が特徴のジェラルド・マルチジャケット。アメカジ気分高まる今シーズン、こんなバイカラー仕立てのウエスタンヨークはまさに狙い目です。表地と裏地にはリサイクルナイロン、中わたにはリサイクル中わたのフェレックスを使用しています。さらに魅力は4WAY仕立てな点。アームとフードが着脱可能なので、多彩な着こなしが楽しめます。

この記事の関連商品はこちら

撮影/人物:トヨダリョウ 静物:島本一男<BAARL> スタイリング/高塩崇宏 ヘア&メイク/向後信行<JANEiRO> モデル/渡辺剛<INDIGO> 編集/西原智美 文/安岡将文 ディレクション/大崎文菊<Roaster>、Pomalo inc.

 

PAGE TOP