川上さやかさんと見つける、新しいエレガンススタイルの魅力

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2021Oct31

女性誌や広告など第一線で活躍する人気スタイリスト川上さやかさんが丸の内にある「EPOCA THE SHOP(エポカザショップ)を案内する特別企画。川上さんが考える「エポカザショップ」の魅力や、アイテムを使ったスタイリングにコラボレーションアイテムの紹介まで。川上さんの目線を通して、「エポカザショップ」に纏わる様々な話を伺いました。

川上さやか

スタイリスト。
大手金融会社のOLからスタイリストに転身。
シンプル＆ベーシックな中にも女性らしさが光るスタイリングに定評あり。
リアルな視点で、着こなしのポイントが明確なことも人気の理由。
instagram:@sk_120

川上さんが提案する、今の気分で着こなすスタイリング

ーー川上さんは、「エポカザショップ」の今季秋冬シーズンカタログのスタイリングも手がけていらっしゃいます。

エポカザショップのアイテムは女性らしさを感じるものが多く揃っています。足し算して盛ってしまうと甘くなりすぎてしまうので、そこは上手く引き算しながら。モノトーンでまとめたり、スカートもブラウンなどの渋めの色をチョイスするなど、時代感にマッチするようにコーディネートしていきました。

ーーエポカザショップのアイテムで、今季っぽく着こなすためのポイントについて教えてください。

女性らしいんだけど、落ち着いた色使いだったり、素材のバランスだったり。大人が無理なく着られる“組み合わせ”を楽しんでいただけたらと思います。カタログのスタイリングにもありますが、ボトムスはレザー調だけど、トップスはギャザーが寄せてあるフェミニンなものを合わせてみたり。大人のファッションって、バランスを考えて着こなすのも醍醐味のひとつだと思います。

ーー今回は川上さんが気になったアイテムでコーディネートを組んでいただきます。お店をご覧になって気になったアイテムはございますか。

まず、袖が切り替えられているベージュのコートですね。ベージュならではのリッチで優しげニュアンスに加え、袖がニットで切り替えられていて、エフォートレスなムードも備えています。また、ウエストマークするためのコードがレザー調になっているのもポイントですね。ウールの同素材だと甘くなってしまうのですが、レザーっぽい質感のものなら引き締まって見えます。

着こなしとしては、ここでインナーに黒を持ってきてしまうとメリハリがつきすぎてしまうので、同系色のものを選んで、ワントーンで着こなすのがおすすめです。ボトムスはフレアパンツなどでトレンド感をプラスすると、より今っぽいコーディネートに仕上がります。

Styling No.1　優しげなベージュと優雅なシルエットでエレガントに

Styling No.２　ニットパンツを主役にした上品なリラックスコーデ

パンツが主役と言っていいほどのボリューミーなフレアパンツですが、実はニット素材で、リラックスして履くことができます。楽ちんだし、脚のラインも拾わない。やや攻めたシルエットですが、抜け感もちゃんとある。しかもセンターシームが入っているので、きちんと感も表現できます。とても万能なパンツだと思いました。ニットは日本のニットブランド「コーヘン」のものです。ボーダーなのですが、白のラインがシャギーニットになっていて、デザインが効いています。

川上さんとエポカザショップとのコラボレーションアイテムも登場！

ーー次に紹介していただくのはエポカザショップとのコラボレーションアイテムです。カタログでのコーディネイトを見てから、すぐにバイヤーから連絡があったとお聞きしています。

そうですね。時間がない中で、自宅まで生地見本を持ってきてくださったりと、スタッフの方の熱量に助けられました。ロングTシャツを2型とミニトートを作りました。今季はロゴアイテムが流行りなのですが、エポカのお客様でも無理なく取り入れられるように、ロングTシャツは、胸に控えめにプリントを施したものと背中にプリントを施したものを用意しました。

Item,1

胸にロゴがある方は、裾に前後差をつけています。前見頃が短くなっていて、デニムなどと合わせた時に、ショート丈に見えて一枚でもサマになります。背中にロゴがある方は、ベーシックなシルエットを選んでいますが、どちらのアイテムもドロップショルダーになっていて、今どきなリラックス感を醸し出せます。

Item,2

フェイクレザーですが高見えする素材で、デイリーバッグにもおすすめです。内側にもロゴを入れています。また内側の素材もレザー調なのですが、より機能的な素材でお手入れも簡単です。

ーーどのようなスタイリングがおすすめですか？

シンプルにカーディガンと細身なパンツで合わせたいですね。ロングTシャツはシンプルなデザインですが、光沢のあるコットンを使っているので品があります。重ね着した時のネックの見え方も拘りました。カーディガンの留め具にはパールボタンあしらってあり、適度に女性らしさを香らせてくれます。力が抜けていながらも、しっかりとおしゃれな気分を満たしてくれるコーディネートです。

Styling No.3　旬なゆるさを醸すTシャツとカーディガンのモノトーンコーデ

川上さんが考えるエポカザショップの“エレガンス”

ーー最後にここ丸の内のエポカザショップの印象について教えてください。

実は7、8年前に撮影で来たことがあるんです。そこから内装などはいろいろと変わっているのですが、第一印象で感じた“エレンガトさ”みたいなものはずっと変わらないなと思っています。今ファッションとしてはカジュアルな方向に流れていっているのですが、改めて“女性らしくあること”の大切さを再認識させてくれるようなアイテムが揃っていると思います。

ーー特別な日から飾らない日常まで、気分よく過ごせるようにと、商品のセレクトはもちろん、装飾・什器なども含めてこだわったお店ですね。

いろんな意味でバランスが取れたお店だと思います。例えば着こなしでもそうです。若い頃はシンプルなアイテムでもそれなりに見せられるのですが、年齢を重ねると女性らしいディテールやデザインが助けになります。柔らかい素材感だったり、顔まわりを華やかに引き立てるレースだったり。オリジナルブランドだけでなく、インポートブランドもそういったものが多く、セレクトの部分でも上手に買い付けされているなと感じました。

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Text：Ryuta Morishita
Photo：Hideyuki Seta
Hairmake：Takahiro Suganuma
Direction：Fumiya Ide（RUBYGROUPe）

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