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三陽山長の上級ライン ||「匠」シリーズに新色が登場

三陽山長の上級ライン 「匠」シリーズに新色が登場

ブランドピックアップ

いっそうの技と手間を費やした、一格上の三陽山長。世界基準の地位を目指して作り上げた、匠の誇りが宿る一足です。今回は「匠」シリーズより、新色「ダークブラウン」をその身にまとったストレートチップをご紹介します。

匠 友二郎

  • 1

    2022年秋冬シーズンの新作として、定番であり王道のストレートチップ「匠 友二郎」にダークブラウンが登場。一般的にカジュアルな印象が強くなるブラウンシューズですが、こちらは光の具合によってブラックにも見えるほど濃い色みのため、シックな印象に仕上がっています。ストレートチップの品格を保ちつつ、少しだけ柔和さを醸したいときに最適な一足。

匠 友之介

  • 2

    スクエアトウの「R309」ラストを採用した「匠 友之介」のダークブラウン版。キリリと引き締まった顔つきのブラックに対して、こちらは温かみを感じさせる佇まいになっています。クラシックなグレーフランネルスーツなどと抜群の相性を見せるほか、コットンやコーデュロイスラックスなど、ドレスカジュアルなパンツに合わせても洒脱に装える一足です。

三陽山長ディレクターが明かす 「匠」シリーズ誕生の裏側

「匠シリーズが誕生したのは2016年。ブランドのアイデンティティもひと通り定着して、“三陽山長っていい靴だよね”という評価も多くいただけるようになったタイミングで、“さらにグレードの高い靴が欲しい”というお声が増えてきたことがきっかけでした。その背景には、オーダーだけで展開していた九分仕立て(手製靴に近いハンドソーン仕立て)靴が密かに注目されていたという事実もあります。職人技の集大成といえる九分仕立ての品質を、より多くの方に体感していただきたい。そう思って取り組んだのが、九分と同じくらいしなやかな履き心地を味わえる、三陽山長独自のフレキシブルグッドイヤーウェルト製法の採用でした。一方、ニッポン職人の技で世界のブランドと対等に勝負したいという気持ちもありました。そこで、セミべヴェルドウエストやシームレスヒールといった手仕事の技をふんだんに盛り込んで、ニッポンならではの美意識をより鮮明に描きだそうと考えたのです。匠シリーズの登場によって、三陽山長というブランドに対する信頼感がより高まったのではないかと思っています」

  • 猿渡伸平
    1970年生まれ。2001年の三陽山長立ち上げ時からブランド運営に携わり、商品開発や店舗運営などを率いる。ファクトリーへも頻繁に赴き、職人たちと直に交流して日々品質向上に努めている。

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撮影/若林武志 編集&文/小曽根広光 ディレクション/Pomalo inc.

 

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