三陽商会のファッションウェブマガジン

オシャレのプロが真剣に考える、||真夏のTシャツ選びとは?

オシャレのプロが真剣に考える、真夏のTシャツ選びとは?

今週のお役立ちアイテム

毎度ご好評、本サイト運営スタッフによるリコメンド企画。スタイリスト・高塩とディレクター・大崎の両名が見つけた、今月の"買い"なアイテムを、対談形式にてご紹介いたします。今回は本サイトでモデルとして登場してもらっている櫻井さんも参戦! お題は「Tシャツ」です。

手抜きに見えないコツは生地感と織り柄にアリ!

大崎「いやぁ、暑い! コレほどの猛暑が続くと、ぶっちゃけTシャツ以外着る気がしないね」
高塩「気持ちはわかりますけど、いつもTシャツってのもつまらないですよ」
櫻井「確かに、いつもTシャツだとなんだか手抜きに見えますしね」
大崎「そうなんだよなぁ。Tシャツって、それなりに年齢を重ねた大人からすると結構鬼門なんだよ。手抜きというか、ダラしなく見えるというか」
高塩「そう見えないためには、単に楽ちんだから着ているワケじゃないってことを示す、一手あるTシャツを選ぶことが重要です」

大崎「プリントがガツっと入ってるとか?」
高塩「それもいいんですけど、もう少し手練れ感を出すなら生地感と織り柄に注目です」
櫻井「薄くてテロテロの生地がいいとか?」
高塩「大人の雰囲気を出すなら、確かに薄くてテロっとした生地から漂う高級感は魅力ですが、あまり薄いと逆にチープに見えることも。Tシャツでもラフに見えすぎないという点では、やや厚手やハリのある生地の方が良かったりすることもあるんです」

MACKINTOSH LONDON(マッキントッシュ ロンドン)

大崎「例えば、このマッキントッシュ ロンドンみたいな一枚ね」
櫻井「ワッフル生地ですね。スウェットみたいなデザインだから、スポーティな印象がします」
高塩「スポーティなんだけど、生地がしっかりしているからダラしなくは見えません。だから、意外にスラックスとも好相性なんです」

MACKINTOSH PHILOSOPHY(マッキントッシュ フィロソフィー)

大崎「このマッキントッシュ フィロソフィーのTシャツも結構ハリがあるね」
高塩「オーガニックコットンを使っているんですけど、内側に甘撚り、外側に光沢のある強撚糸を使うことで、柔らかくもしっかりとした生地感になってます」
櫻井「これ、表面がシルクみたいですね」
高塩「シルクプロテイン加工しているので、より高級感があるんです」

EPOCA UOMO(エポカ ウォモ)

櫻井「エポカ ウォモのVネックTシャツは、比較的テロっとしてますね」
高塩「光沢の強いポリエステルとコットンを使用した生地だからですね」
大崎「光沢感に加えて、ジャカード織りによる柄が高級感あるなぁ」
高塩「ワントーンでさり気なくってところがミソなんです。大人が着るTシャツの場合、いかにもな派手柄だと子供っぽく見えることがありますから」

THE SCOTCH HOUSE(ザ・スコッチハウス)

高塩「最後はニットT。大人Tシャツの鉄板です」
櫻井「遠目には無地に見えますけど、よく見ると4種類の編みをミックスしているんですね」
大崎「ニットと聞くと暑そうだけど、毛羽が少なくてシャリっとした風合いだから涼しそう」
高塩「イタリアのEMILCOTONI社製の糸を使っているそうですよ」
大崎「なるほどね。確かに、生地や柄に一手あるTシャツだと、手抜きには見えないね」
櫻井「Tシャツは、シンプルゆえに、奥深し」
高塩「おっ、一句できた(笑)」

この記事の関連商品はこちら

撮影/人物:トヨダリョウ 静物:島本一男<BAARL> スタイリング/高塩崇宏 ヘア&メイク/向後信行<JANEiRO> モデル/櫻井貴史<INDIGO> 編集/西原智美 文/安岡将文 ディレクション/大崎文菊<Roaster>、Pomalo inc.

 

PAGE TOP