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スタイリスト三好彩さんが提案!||最旬

スタイリスト三好彩さんが提案!最旬"ジレ"の着回しレッスン

今週のお役立ちアイテム

春夏から引き続きトレンドの「ジレ」。ジャケット感覚で羽織れる品格と、ノースリーブで醸し出せるヌケ感が今の気分にマッチするアイテムです。「秋こそ、ジレを着てみたい!」と思ったときに、デザインや丈、色など着回し前提で「ジレ」を選ぶなら、どれがよいのでしょうか? 『Precious』(小学館)など女性ファッション誌で活躍中の人気スタイリスト三好彩さんに、リュクスな女性に似合うジレの選び方と着回しコーデについて教えてもらいました。

着回したのは「S.ESSENTIALS(エス エッセンシャルズ)」のジレ

AYA's Comment
「端正なピークトラベルのダブルブレストのデザインながらも、ブラウンがかったグレーがほどよいカジュアル感も醸し出し、オン&オフの両方のスタイルに似合うと思って選びました。深みのあるリッチカラーが大人の女性にぴったりですね。丈はヒップが隠れるくらいの丈がベスト。お腹まわりなど気になるところはカバーしつつ、もたつかないのでオフィスでもスマートに振る舞えるし、車や自転車にも乗りやすく、デイリーユースにオススメです」
「エス エッセンシャルズ」のジレの素材はポリエステル×レーヨンのダブルクロスで、滑らかな表面がシャープな印象を与えます。ストレッチ性もあり着心地良く、毛玉になりにくいのも特徴です。

品格ジレと愛されチュールの甘辛バランス

  • Lesson1 : Feminine

    AYA's Comment
    「端正なジレと正反対の思い切りエレガントな「EPOCA(エポカ)」のチュール素材のプリーツスカートでフェミニンを薫らせました。軽やかなチュールスカートは、適度なハリ感と異なる色のチュールを幾重にも重ねた陰影がドラマティックな雰囲気を演出。ジレと同系色のカットソーでトップス全体の統一感を出すと、上半身がスッキリした印象に見えます。ノースリーブのジレから少し見えるフレンチスリーブも上品に見せるポイント。足元は華奢なサンダルで仕上げると、メンズライクなジレとの対比で華やかさが際立ちますよ」

ジレ&パンツのセットアップで、きちんと感をアップ

  • Lesson2 : Business

    AYA's Comment
    「オフィスシーンではジレと同素材のパンツを揃えておくと、忙しい朝に重宝します。「LOVELESS(ラブレス)」のボウタイブラウスは、幅が広めのボリュームのあるボウタイがトレンド感をプラスし、サテンの光沢も加わって品格の中にも華があるスタイルに。ボウタイでデコルテにポイントを作ることで、スタイルアップにも繋がります。ジレは旬のボリュームスリーブとも相性が良く、コートの下でも着やすいので、インナーを変えるだけでシーズン長く楽しめます」

デニムにジレを羽織るだけで、カジュアルを洗練

  • Lesson3 : Casual

    AYA's Comment
    「ボーダーTシャツとホワイトデニムという定番マリンコーデに、このグレーのジレを羽織るだけでグッと都会的なこれた雰囲気に。スニーカーも白でまとめて、コーデ全体に白の分量を多くすると爽やかな抜け感が生まれて、グレーのジレが重たく見えません。ショッピングや子どもの学校行事など、カジュアルに少しだけ“きちんと感”が欲しいときに、キレイめのジレは便利ですね」

  • PROFILE

    三好彩(みよし・あや)
    スタイリスト。
    シンプルな着こなしに抜け感や上品なテクを効かせた、実践的なスタイリングが人気。
    女性ファッション誌『CLASSY.』(光文社)や『Precious』(小学館)では、カジュアルからコンサバ、ラグジュアリーまで幅広いコーディネートを提案。雑誌のほか、広告、カタログ、CM等で活躍中。

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撮影/人物:渡辺謙太郎、静物:坂根綾子 スタイリング/三好彩 ヘア&メイク/シバタロウ モデル/葛岡碧 ディレクション/Pomalo inc.

 

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