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極上の肌触りを誇るカシミヤが、||ニットの王様と呼ばれる理由とは?

極上の肌触りを誇るカシミヤが、ニットの王様と呼ばれる理由とは?

今週のお役立ちアイテム

ハイテク素材全盛の中ですが、ここにきて天然素材回帰の様相が。特に冬シーズンにおいては、ウールやアルパカといった天然獣毛の暖かみは、見た目にも魅力的ですからね。その最上級といえば、やはりカシミヤでしょう。

カシミヤはニット選びの終局地です!

ニットやコートが主役になってくる冬シーズン。ということで、今回は獣毛についてのお勉強を。まず、獣毛とは文字通り獣の毛のこと。採取できる動物によって呼び名が変わり、ウールは羊の毛となります。では、冬素材の王様カシミヤは? 答えは山羊。しかし、同じ山羊でも種類によって異なり、アンゴラ種の山羊ならモヘヤ、カシミヤ種ならカシミヤとなります。


高地に生息するカシミヤ山羊は、厳しい寒さや乾燥から身を守るため、粗い表面の毛の中に非常に細く滑らかな産毛を蓄えています。それを糸にすることで、素肌に着てもチクチクしない優しい肌触りをもたらすのです。空気を含みやすく軽いのも魅力。つまり、柔らかで滑らか、そして軽く暖かいというわけ。繊維の王様と言われるのも、納得ですよね。


今回は、そんなカシミヤを使ったニットを、ハイゲージ・ミドルゲージ・ローゲージと3種類ご紹介。この3着をいっそ大人買いすれば、今年のニット選びはコンプリートしたも同然です!

こんなシンプルな一枚があれば冬コーデは捗ります!

  • MACKINTOSH PHILOSOPHY
    (マッキントッシュ フィロソフィー)


    カシミヤ100%をハイゲージで編み上げることで、極上の肌触りに仕上げたこちら。ネックや袖先、裾のリブを程よいテンションで編むことで、リラックス感のある着心地を楽しませてくれます。休日カジュアルにはもちろん、ビジネスカジュアルにも重宝する一枚です。

カシミヤならではのエアリー感をとことん追求

  • S.ESSENTIALS(エス エッセンシャルズ)


    国内のカシミヤ紡績でトップクラスの実力を誇る、東洋紡糸製のカシミヤ糸を採用。やや甘めに撚った糸にさらに風合いを高める加工を施し、カシミヤならではのふわりとした肌触りに仕上げています。男女兼用で、女性が着るとゆったりとしたオーバーサイジングに。

上質にして素朴な、みんなをほっこりさせるニット

  • EPOCA UOMO(エポカ ウォモ)


    ざっくりとしたローゲージで編み上げたタートルネックニット。カシミヤ糸の紡績時に発生する落ちワタを使用した、エコな面にも注目を。色合いも実にナチュラルで、着る人だけでなく見る人も暖かくしてくれます。

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撮影/島本一男<BAARL> スタイリング/高塩崇宏 文/安岡将文 ディレクション/大崎文菊<Roaster>、Pomalo inc.

 

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