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お洒落上級者は知っている! ||シャツは襟型の違いで印象が激変!?

お洒落上級者は知っている! シャツは襟型の違いで印象が激変!?

着こなし解決ラボ

毎度ご好評、本サイト運営スタッフによるリコメンド企画。スタイリスト・高塩とディレクター・大崎の両名が見つけた、今月の"買い"なアイテムを、対談形式にてご紹介いたします。今回は本サイトでモデルとして登場してもらっているKOTAさんも参戦! お題は「シャツ」です。

シャツ人気の今、襟型を把握してワンランク上のコーデに

高塩「すっかり梅雨モードですね。天気がこうも不安定だと、キャンプに行けないですね」
大崎「そうだねぇ〜、雨が降ると片付けが大変だからなぁ」
KOTA「おっ、今日はキャンプファッションがテーマですか?」
大崎「えっ? 違うよ、シャツの襟について」
KOTA「じゃあなんだったんですか、今の会話……」
高塩「ただの愚痴です(笑)。さっ、気を取り直して本題に! 今日のテーマはシャツの襟型。ここ数年、スウェットとかTシャツとかスポーティなトップスが人気でしたが、最近はシャツ人気が盛り返しているんですよ」
大崎「そうだよね、特に大人はやっぱり襟付きの方が断然上品! プレッピーやアイビー人気も高いし、今年は夏もシャツを楽しみたいね」

KOTA「確かに、夏のリゾートスタイルでも、Tシャツだと湘南って感じですけど、シャツだと地中海って感じ」
高塩「超個人的な意見だと思うけど(笑)、でもなんとなくわかります。でも、単にシャツならなんでも同じってワケじゃないんですよね。ポイントは襟型なんです」
大崎「ビジネスシャツも然りだけど、コーディネートによってマッチする襟型って違うよね」
高塩「ビーチリゾート向けの襟型、アーバン向けの襟型、はたまたレストラン向けの襟型まで」
KOTA「それらを把握することが、夏のシャツスタイルを成功に導くカギになるってことですね!」
高塩「今日は4種類の襟型を用意したので、それぞれにマッチするスタイルとシーンを説明していきますね」

Paul Stuart(ポール・スチュアート)

高塩「まずはこちら。ビジネスシャツでも人気の【ホリゾンタル】。ボタンを閉めても開けてもキレイな襟型の代表例です」
KOTA「ボタン全開けでも、だらしなくならずにキマリそう」
大崎「ボックスシルエットで、生地はポリエステル×リネンか。カジュアル向けだね」
高塩「比較的万能な襟型ですが、イタリアファッションで定番とあって、女性とバーに行く時とか、サマーナイトで活躍してくれるかと」
KOTA「この襟型があれば、僕は満足です! キリッ!」
高塩「…いや、あと3枚もあるから……」

MACKINTOSH LONDON(マッキントッシュ ロンドン)

高塩「お次は【バンドカラー】。昨今、休日カジュアルだけでなくビジネスカジュアルにおいても定番となった襟型です」
大崎「首元が詰まっているように見えて、襟先がないから意外とスッキリするよね」
高塩「そうなんです。ボタンを閉めればモードっぽいミニマル感が楽しめて街向き、一方で開ければ開放感があってリゾートも似合います。こんなコットンと麻をブレンドした清涼感のある生地なら、これからの季節はより活躍してくれると思います」
KOTA「なるほど、その振り幅の広さが、オンでもオフでも重宝される理由ってワケですね」

MACKINTOSH LONDON(マッキントッシュ ロンドン)

高塩「プレッピー人気の今、気になるのはやっぱりこの襟型でしょう。そう、【ボタンダウン】です!」
大崎「久々に着たいよね! しかもこんなメンフィスコットンを使ったオックスフォード地なら、一度洗濯して洗いざらしをサッと」
KOTA「一見街っぽいけど、ヨットとか似合いそう」
高塩「確かに! でも夏のシーンでオススメするなら、海が見えるレストランとかかなぁ」
KOTA「なるほどね! 上品だけどどこかラフさがある感じが、まさにぴったりかも」

Paul Stuart(ポール・スチュアート)

KOTA「最後の一枚は、随分とリゾートな雰囲気ですね」
高塩「【イタリアンカラー】、別名ワンピースカラーと言って、襟と前立てが一体になったものです」
大崎「襟の立体感が強調されている印象かな。開放感がありながらもエレガント、イタリアンカラーとは言い得て妙だね」
高塩「細番手のフレンチリネンと相まって、単に軽快さを訴えるシャツではなく、ちゃんと大人の上質感を楽しめます。高級リゾートにお出かけの際に、着てもらいたいですね」

大崎「ほんのちょっとした違いだけど、言われてみれば納得って感じだね」
KOTA「そうですね、いざ着てみると確かに雰囲気がまるで違いますから」
高塩「そうそう、同じ焚火台でもいざ使うと全然使い勝手が違うんだよなぁ……。あの焚火台、欲しいなぁ……」
KOTA「結局、最後もキャンプの愚痴かいっ!」

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撮影/人物:トヨダリョウ 静物:島本一男<BAARL> スタイリング/高塩崇宏 ヘア&メイク/向後信行<JANEiRO> モデル/KOTA<JS MANAGEMENT> 編集/西原智美 文/安岡将文 ディレクション/大崎文菊<Roaster>、Pomalo inc.

 

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