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国産紳士靴の矜持を体感できる「三陽山長」で、理想の一足を誂える

国産紳士靴の矜持を体感できる「三陽山長」で、理想の一足を誂える

着こなし解決ラボ

最良の素材を用い、丁寧な職人技を駆使して、日本人の足に合う靴を提供し続けている「三陽山長」。2018年9月、老舗百貨店のひとつである日本橋髙島屋S.C. 新館5階に、ブランドのランドマークとなる直営店舗を構えました。ショップの壁一面に整然と並べられたシューズのディスプレイは圧巻のひとこと。今回は「三陽山長」日本橋髙島屋S.C.店・店長の上村哲平(185㎝)によるナビゲートで、誂え靴(=オーダーシューズ)の奥深い世界を紹介していきます。

ダークウッドやゴールドの什器で、大人が落ち着いて過ごせるシックな空間

日本には、世界に引けを取らない靴作りの技術がある。そんな強い想いとともに生まれた「三陽山長」は、20年以上にわたって、日本靴の最高峰を目指すべく、情熱を捧げてきました。既製靴はもちろんですが、今回特に注目したいのがお客様の理想の一足を緻密に作り上げていくオーダーサービス、通称“パターンメイド”で仕立てられる「三陽山長」の誂え靴。一足一足に、日本人ならではの職人気質を感じる緻密さと美意識が詰め込まれていきます。日本橋髙島屋S.C.店は老舗感漂う落ち着いた空間で、じっくりと理想の一足を具現化できるステージが整えられています。知識豊富なスタッフとともに、特別誂靴の世界を堪能してみてください。

  • 店内には既製靴がずらりと並び、ここから理想の靴選びが始まります。左右に設けられたフィッティングスペースには、特注の革張りソファを用意。サイズ選びやオーダーの相談が心地よくできるように配慮されています。

  • ショップの奥には、シューケアカウンターも設置。メンテナンスに必要なお手入れ用品を豊富に取り揃えているだけでなく、誂えた愛靴を末長く愛用し続けられるようアフターサポートも充実しています。

表情豊かなシボ革のタッセルローファーは接客時にも活躍

  • Style

    着用しているのは、タッセルローファー【鹿三郎】をベースにしたオーダーシューズ。レースアップシューズのようなホールド感もありつつ、脱着しやすいモデルで、快適な履き心地を叶えています。


    「三陽山長は、流行に左右されないビジネスシューズを提案しています。今回はシボ革で誂えた【鹿三郎】を着用しました。スーツにもしっくり来ますし、接客時に膝をついてもシワが目立ちにくいのがメリットです」(上村)

  • Detail

    「ラバーソールで仕立てたので、雨の日も気兼ねなく履ける頼りになる一足です。アッパーにダークブラウンを選ぶと、ソックスとのコーディネートもより一層楽しめるのでおすすめですよ」

既製靴「鹿三郎」はこちら

上村店長が“パターンメイド”で誂えた自慢の5足を紹介

「品質本位」を信条に掲げ、“日本人のための理想的な靴”を追求する「三陽山長」。その一環として各店舗で展開するのが、“パターンメイド”と銘打ったオーダーサービス。約50種類のデザインに好みのアッパー・ソール・ディテールを掛け合わせられる、極めて広いカスタマイズレンジが特徴です。価格は、既製品価格+¥22,000からオーダー可能(別途オプション内容により、アップチャージがかかります)。オーダーからお渡しまでは、約90日となっています。


ここからは、生粋の革靴愛好家でもある上村店長に、ご自身のこだわりが隅々まで詰め込まれた自慢の誂え靴厳選5足をご紹介してもらいます!

  • 友二郎

    「こちらは三陽山長創業当初からのベストセラーモデル、ストレートチップ【友二郎】です。王道普遍な一足ですが、日本人の足型に最適なフィット感と流行に左右されない端正な顔立ちにより人気を集めています。比較的ドレッシーなモデルですが、あえてカジュアルな素材で作ろうと思いシボ革をセレクト。スーツからジャケパンまで、幅広く合わせられるのが魅力です」

既製靴「友二郎」はこちら

  • 勘三郎

    「友二郎と並ぶ、もうひとつのマスターピースがこちらのスキンステッチUチップ【勘三郎】です。Uチップはビジネスにもカジュアルにも映える、オンオフ兼用しやすいデザインなので、ここ数シーズンは特に人気が高いモデルです。私はさらなる汎用性を求めてダークブラウンのシボ革で誂えました。比較的柔らかい素材ということもあり、長時間履き続けても疲れ知らずな一足です。底材はラバーソールなので、雨の日でも心配なく履ける心強い相棒です」

既製靴「勘三郎」はこちら

  • 鹿三郎

    「今回のスナップでも着用したモデルです。紐靴よりもほどよくカジュアルさを演出できて、傷も目立ちにくいシボ革なので、こちらもオンオフの垣根なく兼用しやすい一足です。茶靴は履きこめば履きこむほど味わいが出るため、愛着も湧きます」

  • 鹿三郎

    「こちらは夏らしさを意識して作ったスエード素材の【鹿三郎】です。タッセルがより引き立つように、スエードと色を変えたのが自分なりのポイント。ソックスとの色合わせも楽しめます。底材はレザーソールにしたので、夏のカラッと晴れた日に履きたいですね」

既製靴「鹿三郎」はこちら

  • 修八郎

    「昨年秋に発売された【修八郎】は、ローファーより上品、紐靴よりリラックス感のあるシングルモンクストラップシューズ。革靴の硬さを感じさせず、まるでスリッポンのようにサッと履けるのが魅力です。レザーソールなので、天気の悪い日は避けたいですが、シーンも季節も問わずに年中履けるシューズだと思います。少し高級感を演出したく、私はバックルをゴールドに変更しています」

既製靴「修八郎」はこちら

編集部とスタッフの一問一答コーナー

Q.今シーズン、店頭に置いてある商品の中でイチオシや気になっているアイテムは?

上品なシボ革で作られたUチップシューズの「兼三郎」。僕はシボ革かつラバーソールが好きなので、それを兼ね揃えた「兼三郎」はイチ押しですね。ネーミングも、オンオフ兼用で履けるという意味合いを持っており、いろんなシーンで履けるのが強みです。今回紹介した「修八郎」も最近のお気に入りです。

Q.どういったコーディネート提案が得意ですか?

当店にご来店いただくお客さまは、スーツやジャケット着用でお仕事をされる方がほとんどですが、そういったお客さまへのコーディネート提案には長けていると思います。その際に、革靴は足に合うものを選ばないと健康にも影響を与えますので、きちんと採寸をし、履き心地などを確認しながら提案することを大切にしています。

Q.店舗で働いていて楽しい瞬間を教えてください

お客さまと一緒に靴を選んでいる時間です。下調べしていらっしゃる方や、プランをお持ちでない方、趣味趣向も十人十色なので、アドバイスをしながら決めていくのは楽しいですね。オーダーシューズの場合、デザインや革選びから携われるので、自分のことのように仕上がりが楽しみになります。

Q.休日の過ごし方は?

新潟県出身なのですが、東京の雑多な街中を歩くのが好きです。職場ではスーツを着る機会が多いですが、プライベートでは古着が好きで、高円寺などによく出没しています。

Q.最近買い物をしてよかったものは?

観葉植物のビカクシダです。実は、コロナ禍で新たに増えた趣味が観葉植物の手入れなんです。ビカクシダは葉っぱが大きくて、インテリアとしても活躍してくれますし、株分けもできて水も頻繁にあげなくていいので、手入れがラクな点も魅力ですね。
  • 三陽山長 日本橋髙島屋S.C.店

    住所:東京都中央区日本橋2-5-1 日本橋髙島屋S.C. 新館5階
    電話番号:03-6281-9857
    営業時間:10:30〜20:00 ※日本橋髙島屋S.C.の休館日に準ずる

  • 三陽山長 上村 哲平

    三陽山長
    日本橋髙島屋S.C.店 店長
    182cm

    勤務歴は6年。座右の銘は、「がんばるより楽しむ」。好きなことを仕事にできていることもあり、仕事もプライベートも楽しむ気持ちを大切にしている、三陽山長の今後を担う若き店長。

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撮影/岡部東京 構成&文/弓削桃代 ディレクション/Pomalo inc

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