
まるで直営店! こだわりの詰まった空間が非日常へ誘う「ポール・スチュアート」東武百貨店池袋店を大解剖
着こなし解決ラボ
2023May05
百貨店のインショップでありながら、ニューヨーク店や青山本店のような"直営店感"を体験できると人気の「ポール・スチュアート」東武百貨店池袋店。その広大な空間ではドレスからカジュアルまで網羅し、オーダーまでも実施しています。そんな同店に潜入し、店長の寺田康弘(175cm)にショップの見どころや紳士のためのお洒落について伺いました。
大人の品格漂うきちんと感の一方で、その実コンフォート
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Style
春夏シーズンで定番人気を誇るメッシュ生地形状のサマーラッセル生地。最大の特徴は、構築的なシルエットにも関わらず芯地やパッドのないアンコン仕立てということ。これを叶えるのが、ナイロンをブレンドし補強したウール糸によるオリジナルファブリックなんです。
「このストライプ柄は今季新登場したもので、上品な佇まいが魅力です。ビシッとキマるので、タイドアップならドレススーツさながらの威厳を演出できます。逆にインナーをカットソーに変えて、スニーカーなどでハズすと上品なカジュアルスタイルも楽しめるんです。見た目以上に汎用性が高く、品良くオンオフ兼用を叶えてくれるところがポイントですね」(寺田)
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Detail
ラッセル編みの布帛ライクなニット素材を使用することでストレッチの効き過ぎを抑え、キックバックの向上を実現。
「軽くサラリとしたドライタッチな着心地なので、夏でも快適にすごせます」
百貨店の一角とは思えない、こだわり抜かれた店舗設計

東武百貨店池袋店の5階に居を構える同店舗は、ブランドを象徴するアイテムやコーディネートをまとったトルソーがお出迎え。12体ものトルソーが配置され、ひと目でブランドの世界観を確認することができます。その上で、丁寧な接客とともにアイテムを吟味できるので、有意義な買い物を楽しめるはず。

ドレス&カジュアル、さらにオーダースーツまで幅広いラインナップを取り揃えつつ、通路を広く取っているのもポイント。中央と通路の目に入りやすいところにシーズナルアイテムを並べ、オーダースーツのコーナーには、外からは見えないようになっている配慮が。

展開の幅広さは店内に立てられた12体のトルソーを見ても明らか。ドレスもカジュアルも、快適にラグジュアリーな装いをもたらし、トルソーはその象徴的存在。2週間に一度刷新するほど、同店においては最もこだわり深いポイントです。
コーナーごとの見どころをチェック
リラックスして着心地を確認できる、充実のフィッティングルーム

店内奥のレジカウンターのさらに奥。大きな姿見の三面鏡を備え、中央の台に立つことであらゆる視点から着用感を確認できます。オーダースーツの試着や採寸に役立つと同時に、外界と遮断されているのでプライベート空間として、心地よく試着を楽しめます。台を照らすライトは太陽光ライトを採用。自然に近いライトを使用することで、よりリアルな見え方を提供しています。ちなみに、この三面鏡とお立ち台がある百貨店ショップは、日本で東武百貨店池袋店のみです。
今シーズン気になるのは、着た瞬間にこなれ感をもたらすカラー&柄
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Polo shirt
ポール・スチュアートの得意とするニュアンスカラーでデザインしたアイコンポロシャツ。余分なゆとりが出ないように設計されたアームホールを配し、胸回りのタスキジワも出にくくなっているので、正統かつ王道のきちんと感を演出できるのが魅力。今季のトレンドキーワードでもあるペールカラーが、旬な装いをもたらします。
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Linen shirt
カジュアルシャツでもキレイめな印象を与えてくれるのが同ブランドの魅力。こちらのアイテムは第一ボタンを省くことで、立体的でシェイプの効いた着姿を楽しませます。テーパードスラックスでドレッシーに着こなすもよし、デニムやショーツで休日カジュアルを楽しむもよし。汎用性抜群なリネンシャツは、一着必携です。
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Jacket
マドラスチェックが目を引くジャケット。強撚糸を使用することで清涼感あふれる雰囲気に仕立てています。ボディはリネンシルクを混紡したウール素材を採用。リネンが軽さを、シルクが上品な光沢をそれぞれ叶え、軽快に艶っぽいスタイルを演出します。オンオフ問わずお役立ちなカジュアルジャケットです。
編集部とスタッフの一問一答コーナー

Q.得意なスタイル提案は?
よくオススメしているのは、キレイめでも固くなりすぎないコーディネートです。コンフォート化が進んで当たり前になっている時代なので、ご自身はもちろん相手にも窮屈さや固さを感じさせない方が好印象だと思います。歳を重ねれば重ねるほど特に。なので、どこかに適度な抜け感やカジュアルさを加えた提案をしています。
Q.働いていて楽しいことや心がけていることは?
一緒に働いているメンバーと力を合わせて、一人でも多くのお客様がブランドのファンになっていただけるように、おもてなしを思案し目標に取り組んでいる時です。これだけの広い店舗ですが、スタッフは5人だけで。トルソーの着替えも2週間に一回程度のペースで行っており、什器も多いので、チームワークが特に重要だと思います。それができている今の環境はすごくやりがいを感じます。
Q.最近ハマっていることはありますか?
引っ越しを考えていて、それもあって今は物件を見るのにハマっています。間取りをただ眺めているだけなんですけどね(笑)。あとはジムに行っているくらいです。テーラードを得意とするブランドを担当していることや接客業ということもあるので、お客さまへご提案させていただく上でも自分の体型はきちんとしておきたいですね。この記事の関連商品はこちら
撮影/舛田豊明 構成&文/細谷駿人 ディレクション/Pomalo inc.
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