ハイセンスなおしゃれを、地球に優しいエコ素材で実現!「エコアルフ」の都会派スポーツMIXスタイル
着こなし解決ラボ
2023May10
「ECOALF(エコアルフ)」は、2009年に創業したヨーロッパ発のサステナブルファッションブランド。注目すべきは、全てのアイテムがペットボトルやタイヤ、漁網などの廃棄物を原料としたリサイクル素材や環境負荷の低い素材で作られているということ。しかも、いずれのアイテムも一見エコ素材で作られているとは思えないクオリティの高さ! スタイリッシュなおしゃれを楽しみながら環境保全にも貢献できると、今話題のブランドです。自身も環境問題に関心の高い渋谷スクランブルスクエア店のスタッフ十河夕莉(165cm)が、新作の春夏コレクションを使ったいち押しのコーデをご紹介。ブランドのこだわりが詰まった店内も必見です。
鮮やかなピンクや揺れるスカートで、フェミニンなエッセンスを
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ともすればカジュアルになり過ぎてしまうスポーティスタイルを、華やかな色合いやドレープ感のあるエレガントなスカートで都会的なムードに昇華。今季いち押しの「NEVIS ライトウェイトパーカー」は、高品質なナイロン繊維を回収&再生し、アップサイクルしたリサイクルナイロン100%の素材を使用。
「ポケットの内側についたアジャスターでシルエットが調整できるので、合わせるボトムスで着こなしをアレンジできる優れもの。裾を少し絞ると、立体感が出て可愛いんです。一枚仕立てなので、軽やかで着心地の良さも抜群です」(十河)
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Detail
「エコアルフ」のブランドミッションがプリントされたメッセージTシャツは、毎シーズン人気のアイテム。環境に負荷の少ない高品質のオーガニックコットンを100%使用した生地は、肌にも環境にも優しい仕上がり。
「目を引くネオンイエローのロゴはコーデのアクセントにもなるので、春夏のワンツーコーデも様になります」
シーンを問わず活躍する、アクティブなサマードレス!
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リサイクルナイロンをベースに仕立てたドレスは、日本限定のアイテム。機能的な素材なのでタウンユースはもちろん、アウトドアにも使えてこれからの季節に重宝すること間違いなし。
「素材はアクティブなんですが、キャップスリーブなので上品に着られます。ちょっとした水濡れにも強いので、海遊びや旅先に持って行って水着の上に着るのもおすすめです」
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Detail
ポケット付きのモバイルポーチは、小さいながら収納力も抜群。廃棄されるはずの素材を再利用し、環境に配慮した生産方法でエネルギーの消費を抑えて作られたアイテムです。肩紐はスタイルに合わせて長さを調節できる仕様で、使い勝手の良さも秀逸。
「ワンピースは、ウエストコードを絞れば、メリハリ良く着られてスタイルアップにも効果的です。ネオンイエローのポーチでグラデカラーを作って、コーデに奥行きを加えました」
「エコアルフ」渋谷スクランブルスクエア店の魅力をご紹介!
国内では3店舗目となるこちらの店舗。駅直結の複合施設「渋谷スクランブルスクエア店」は、ブランドの旗艦店として2022年9月17日にオープン。売り場はファッションの2ndグランドフロアといわれる7階、玄関口となる上りエスカレーターの目の前に位置しています。新店舗をオープンする際、その都市の文化やアイデンティティに基づいた空間設計をテーマとしている「エコアルフ」。渋谷スクランブルスクエア店は「Re-mix(リミックス)」という空間コンセプトを掲げ、Recycle、Reuse、Retryなどのワードと、ストリートカルチャー・ポップカルチャーをはじめ様々な文化の拠点である東京・渋谷をイメージした空間に。また、初の試みとして様々なブランドが店頭で使用していた廃棄予定の木製ハンガーを「エコアルフ」のハンガーにアップサイクルし、店頭にて使用しています。
まず目を引くのは、壁面にずらりと並んだ50バリエーションのサステナブルスニーカー。ブランドの象徴アイテムであるスニーカーは、海洋プラスチックなどのリサイクル素材で作られていながら、スタイリッシュに軽量に、デザインと履き心地も追求。ラインナップも豊富なので、サステナブルデビューにおすすめのアイテムです。
店内の中央には、「エコアルフ」の思想を象徴するペットボトルタワーのインスタレーションが。たくさんのペットボトルから一着の服が生み出されていく様子が、分かりやすく表現されています。ガラスパネルには、ブランドのスローガンである「BECAUSE THERE IS NO PLANET B®」(第2の地球はないのだから)、「Waste is only waste if you waste it.」(ゴミは無駄にするからムダになる。) といったメッセージをステッカーでデザインし、渋谷のストリート感を表現。
床面を活用したガラス張りディスプレイには、製品の原料となるペットボトル・漁網などの海洋ゴミや、原料が再生される過程のチップやペレットなどを展示。店舗奥に設置したスクリーンからの映像と合わせて、商品が作られるまでのリサイクルの工程やブランドが実施する活動内容を伝えています。他にもハンガーラックの下に描かれたブランドメッセージや、店装には再生可能な資源である鉄やコンクリートを主材料に使用するなど、ブランドのポリシーが随所に散りばめられた店内は、見どころが満載。
店の奥にはバッグや雑貨のコーナーも。中でもバックパックはタフで軽量、スタイリッシュなビジュアルで、アウトドアはもちろんデイリーユースもできるとあって人気の商品なのだとか。
今季のテーマは海の色を表現した「ロスト・カラーズ」。人気アイテムの新作にも注目!
失われていく海の明るく美しい色を守っていきたい、というメッセージが込められた春夏コレクション。店内には、珊瑚や魚たちの色をイメージしたカラフルなラインナップが揃う。色とりどりのアイテムを通して、気温の上昇や海洋汚染などにより失われている珊瑚や海の生き物の危機的状況や、海を守ることの大切さを伝えている。
編集部とスタッフの一問一答コーナー
Q.このお店で働こうと思ったきっかけは?
元々はお客さんとして来ていたのですが、環境問題に興味があってブランドの考え方に共感するところがあり、スタッフとして応募しました。お店に来るお客様は環境問題への意識が高い方も多くて、お話しをしていると勉強になります。異常に暑い夏の日にお店に来てくれた私より若い学生さんが「この状況を私たちが変えていかないとですよね!」とおっしゃっていて、驚かされたこともありましたね。Q.最近気になっていることは?
いずれはジェンダー活動に参加したいな、と思っていて今は勉強中です。10年間女子校に通い、同性カップルやトランスジェンダーの友人などが普通にいる環境で育ったので、社会に出てからそういった性の形を受け入れられない人達がいることに衝撃を受けて。すでにジェンダーの活動をしている友人から話を聞いたりしつつ、自分にできることから進めていけたらと思っています。Q.今ハマっていることは?
ヴィンテージ家具の収集です。新しい物よりも歴史を経てきた味のある物が好きで、実は家も曽祖父が住んでいた古民家を借りて住んでいるんです。純和風な古民家にあえてアメリカンヴィンテージの家具を入れて、自分らしいアレンジを楽しんでいます。-
ECOALF 十河夕莉
ECOALF
渋谷スクランブルスクエア店
165cmスタッフ歴は1年。エコアルフのスタッフをしながら、ヨガのインストラクターも務める。物心ついた時から鬼子母神祭りに参加し時には遠征もしてしまう、大のお祭り好き。
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撮影/秋山博紀 構成&文/森田晴菜 ディレクション/Pomalo inc.
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