アラフォーの必須アイテムは「日傘」!日傘の豆知識と選び方
LIFE STYLE
2020Jun17
日差しが強くなる季節は、紫外線対策が大切。日焼けやシミも気になりますよね。外出するときに便利なのが「日傘」です。この記事では、日傘の選び方を紹介します。
日傘にまつわる素朴なギモン
「日傘って必要?」「日傘には寿命はあるの?」など、素朴な疑問にお答えします。
・そもそもどうして日傘が必要なの?
日傘を使う大きなメリットは、「素肌に浴びる紫外線を軽減させることができる」ということです。
大人の女性にとって、紫外線はお肌の大敵です。紫外線を直接素肌に浴びることで、細胞内で活性酸素が発生します。すると、メラノサイトという細胞がメラニン色素を作り出し、シミになるのです。シミがあると老け見えの原因になることもあります。そのため、できるだけ紫外線を防ぐことが大切です。
日傘にはUVカット機能があるので、素肌を紫外線から守ってくれますよ。
・日傘で紫外線は完全に防げるの?
日傘を使えば、太陽から降り注ぐ直接的な紫外線は防げます。しかし、紫外線は大気中にも散乱しているため、全てを防ぐことはできません。
できるだけ紫外線を防ぎたい人は、サングラスやカーディガンなどを日傘と併用しましょう。
・日傘の寿命はどれくらい?
UVカット加工が施してある傘なら2~3年の寿命になります。「UVカット加工」とは、傘の生地にUVカット成分を吹き付ける加工のこと。この加工が施されると、UVカット率は約90%以上になるので、傘に「UVカット」と表示できます。
「UVカット加工」はあくまでもコーティングなので、長年使い続けると、徐々にコーティングが取れてきてしまいます。コーティングが取れ、紫外線防止機能が低下した頃が日傘の寿命です。
日傘には、UVカット素材でできている傘もあります。このタイプの日傘は、素材そのものにUVカット機能があるので、何年も使い続けることができます。
・日傘の正しい扱い方とは?
UVカット加工は水に濡れることによって、コーティングが取れやすくなってしまいます。雨晴兼用タイプの日傘以外は、雨や水に濡らさないように気をつけましょう。
通常の使用なら問題ありませんが、表面をこするなど、過度な摩擦をかけないことも大切です。摩擦があると、それだけでコーティングが取れやすくなりますし、生地のいたみも早くなります。
日傘は、定期的にお手入れをするのも重要なポイントです。日傘の表面に「UVカットスプレー」を使用すれば、取れかけたコーティングを復活させることができます。
効果を重視したい人向けの選び方
「できるだけ紫外線をカットしたい!」という人は、効果を重視した選び方をしましょう。
・カラーはブラックを選ぶ
基本的にはホワイト系のカラーでも、ブラックでも紫外線カットの効果はあまり変わらないといわれています。
ただ、どんな色の日傘であっても、時間がたつとUVカット加工が落ちていくので、加工の効果が薄れることを考えるとブラックの方が紫外線吸収効率が勝ります。照り返し対策の面でもブラックのほうがおすすめです。
・ポリエステル素材の日傘を選ぶ
綿や麻といった天然素材は涼しげですが、繊維が劣化しやすいです。天然素材に比べ、ポリエステル素材の方が紫外線に強いので、効果を重視したいときはポリエステル素材の日傘を選びましょう。
・UVカット率の高いものを選ぶ
UVカット率(紫外線カット率)は「%」で表示されます。この「%」の値が高ければ高いほど、紫外線をカットする能力が高いです。具体的には、「UVカット率85%」の商品と「UVカット率100%」の商品なら「UVカット率100%」の方が効果が勝ります。
ファッション性を重視したい人向けの選び方
効果はキープしつつも、ファッション性のある日傘を選ぶポイントを紹介します。
・外側のカラーは好きな色、内側のカラーはブラックを選ぶ
春夏は明るい色の日傘がおしゃれに見えますよね。明るい色の日傘を選ぶときは、日傘の内側がブラックのものを選びましょう。内側がブラックなら照り返し対策になるので、外側のカラーがホワイトやベージュといった薄い色でも安心ですね。
・コーデやシーンに合わせて複数用意する
1本だけでなく、柄のついたものやシンプルなものなど数本あると便利です。
例えば、シンプルコーデには柄つきの日傘を合わせる、パートナーとのデートにはレースつきのフェミニンなものを、などファッションアイテムのひとつとして日傘を取り入れると選ぶ楽しみが増えます。
便利さを重視したい人向けの選び方
仕事に育児に忙しいアラフォー世代は「便利なのが一番」という人もいるでしょう。
・雨晴兼用の日傘を選ぶ
兼用タイプなら、急な雨にも安心です。とくに夏場は急な夕立など、1日の中で天気が変化することは珍しくありません。雨晴兼用なら便利です。
・折り畳みタイプの日傘を選ぶ
赤ちゃんがいるママや、電車通勤をしている女性にとっては、少しでも荷物を減らしたいところですよね。
折り畳みタイプの日傘ならかさばらず、鞄に入れることもできて持ち運びしやすいです。
・傘骨の折れにくい日傘を選ぶ
強風にも耐えられる日傘を選べば、壊れにくく購入の頻度を減らせます。実店舗で見つからない場合は、インターネットで購入することができますよ。
自分に合う日傘を選ぼう
紫外線から素肌を守るためには、日傘が必須です。日傘には、定期的に「UVカットスプレー」を使うと効果を長持ちさせることができます。「効果」「ファッション性」「便利さ」のどれを重視するかで選び方は変わります。自分のライフスタイルに合うものを選びましょう。
編集&文/SANYO Style MAGAZINE編集部 写真提供/amana images