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季節の変わり目(夏~秋)を快適に!セルフチェックと乗り切り方

季節の変わり目(夏~秋)を快適に!セルフチェックと乗り切り方

LIFE STYLE

8月も下旬になると少しずつ朝晩が過ごしやすくなるなど暑さがやわらいできます。しかし、それと同時になんとなく調子が悪いと気になることも多いです。この記事では夏~秋にかけて、季節の変わり目に気をつけたいことについてご紹介します。

季節の変わり目(夏~秋)に起きる変化

暑かった夏から涼しくなり過ごしやすい秋口ですが、気温や気圧の変化が激しい時期ともいえます。


1日の温度差が激しくなる
8月下旬や9月ごろは1日の最高気温と最低気温との差が10℃を越える日が頻繁にあります。また前日との最高気温の差が5℃以上になる日も多く、日中過ごしていて今日は昨日よりも暑い、寒いと実感する頻度も高いです。


台風など低気圧が接近する機会が増える
台風が最も多く発生するのが9月です。そのうち日本に接近、上陸するものも多く、2019年の場合は8月に2個、9月に1個の台風が日本に上陸しています。


日照時間が徐々に少なくなる
日差しが強かった夏に比べると、秋は徐々に日が短くなってきます。9月中旬になると、8月中旬と比べて日照時間が約1時間短くなります。


夏から秋は通称「秋バテ」になりやすい

季節の変わり目かつ気候の変化が激しい夏~秋は、「秋バテ」に悩む方も多くみられます。


季節の変わり目(夏~秋)に起こる不調の原因
夏のあいだはエアコンによって体が冷えたり冷たい物を食べすぎて消化不良を起こしたりした疲れが体に貯まっています。夏~秋にはさまざまな気候の変化があることに加え、体に蓄積した冷えと疲れが貯まることで気分が落ち込みやすくなったり、食欲が低下したりと季節の変わり目に不調となってあらわれるのです。


季節の変わり目(夏~秋)の不調の具体例

夏~秋の気候変化は自律神経に不調を起こしやすく「秋うつ」とも呼ばれます。
秋うつは自律神経失調症の一種で、以下のような症状があります。


・疲れやすい
・倦怠感
・めまい
・不眠
・集中力の低下
・肩こり
・頭痛
・食欲不振
・胸焼け
・胃もたれ


大丈夫?季節の変わり目(夏~秋)セルフチェックリスト

自分が秋バテになりやすいかを確かめてみましょう。当てはまる項目が多い方は注意が必要です。


・エアコンが効いている涼しい場所が好き
・よくいる部屋のエアコンの温度設定が25℃度以下
・冷たい飲み物をよく飲む
・冷やした果物をよく食べる
・入浴をシャワーだけですますことが多い
・夏のあいだはあまり靴下を履かず素足のことが多い
・紫外線対策をあまりしていない
・ふだんから胃腸があまり丈夫ではない
・ふだんから暑さ寒さに弱い


季節の変わり目(夏~秋)の乗り切り方

夏~秋の季節の変わり目は体調を崩しやすい時期です。セルフチェックに多く当てはまった方もそうでない方も、健康的な暮らしを意識して過ごしてみましょう。


身体を冷やしすぎない
体の冷えは体力や免疫力を下げる要因になります。冷房の強い場所で過ごすことが多い場合は、筋肉量が多い部分を温めましょう。お腹、太もも、二の腕を保温すると体が冷えにくいです。

また、空調の温度を調節したり脱ぎ着しやすいはおりものやストールを持ち歩いたりと寒暖差の少ない環境をつくる工夫をしましょう。1日の終わりにはぬるめ~温かめのお風呂にゆっくり浸かるのもおすすめです。


免疫力を上げる食生活を意識する
免疫力を高めるには日光を浴びてよく休むことが大切です。また、1日のエネルギーになる朝食は必ず食べるようにしましょう。暑いからと冷たい食事ばかり摂りすぎるのもよくありません。夏場は汗をかくためミネラル類が失われています。豚肉や納豆をはじめ、ニンジンやネギのように色の濃い野菜を積極的に摂り、ビタミンやミネラル不足栄養を補いましょう。ショウガやシナモンのように体を温める食材も効果的です。


軽い運動をする
全身を使う軽い運動としてはウォーキングがおすすめです。また、座ってできる運動として、以下のようなものがあります。


体側を伸ばす運動
・浅く椅子に腰かけて息を吸いながら両手を上に上げ、体をまっすぐに伸ばす
・お尻が座面から離れたり体を前に倒れたりしないよう注意しつつ、片手を上に伸ばしたまま一方の手を見つめながら体の横に下ろす
・反対側も同様に動かす(3セット行う)


体の中心軸にねじる運動
・浅く椅子に腰かけて息を吸いながら両手を上に上げ、体をまっすぐに伸ばす
・背筋を伸ばして息を吐きながら左手を右脚の外側におき、右手は椅子の背もたれをつかんでウェストをねじる。可能であれば顔も後ろを向く
・反対側も同様に動かす(3セット行う)


ゆっくり呼吸をする
・右手で右の小鼻を押さえ、左の鼻だけで20秒ほど呼吸をする
・反対側も同様に行う


マッサージ、ツボの刺激
体が心地よいと感じられるような運動を取り入れることも大切です。左右の手首の中心からひじ方向に自分の指3本分下がった場所に「内関」というツボがあります。気持ちよく響く場所をこまめに押して刺激してみましょう。
また経絡を意識したリンパマッサージも効果的です。


・4本の指をそろえ、両手を使いお腹を上から下方向にさする
・みぞおちのあたりに手をあて、あばら骨に沿って脇へ向けてさする
・上半身を左にひねり、右手で左側のわき腹から中心に向けてさする
・上半身を右にひねり、左手で右側のわき腹から中心に向けてさする
・手のひらを軽く丸めて、やさしくお腹全体をたたく


肌や髪のメンテナンス
肌や髪は夏の紫外線や乾燥でダメージを受けています。お気に入りのアロマをたきながら肌や髪にスペシャルケアをしてみてはいかがでしょうか。「前より少しきれいになった」という実感が得られて、気持ちがよりリラックスします。


夏~秋の季節の変わり目を快適に過ごそう

夏~秋の季節の変わり目は誰にとっても体調を崩しやすい要素がいくつもあります。暑さが和らぎ気もゆるみがちな時期ではありますが、夏までの疲れを癒し、快適に過ごせるように普段の過ごし方や食事などを見直してみましょう。


編集&文/SANYO Style MAGAZINE編集部 写真提供/amana images

 

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