三陽商会のファッションウェブマガジン

O脚とはどんな状態?ボトムをすっきりまとめるポイントをご紹介

O脚とはどんな状態?ボトムをすっきりまとめるポイントをご紹介

LIFE STYLE

O脚とは正面から見た足がアルファベットのOのようになっている状態。O脚の種類やO脚になる原因は複数ありますが、おしゃれが決まらないと気になる方も多いでしょう。この記事ではO脚の種類や原因、改善方法にあわせてO脚をカバーするファッションのポイントをご紹介します。

O脚とは

O脚とは、内反膝とも呼ばれる足の状態です。両足の内くるぶしをそろえて立ったときに両膝の内側が接しないという特徴があります。


O脚の種類は大きく4つ


・ひざ下のO脚
・股関節のO脚
・ひざ下と股関節のO脚
・XO脚


O脚は身体全体の不調の原因になることも
O脚をそのままにしていると、以下のような不調の原因になる場合があります。


・下半身が太く見える
O脚の場合、足の一部に張りがあり太く見えます。さらに、身体のゆがみを支える筋肉が発達するため脚が太くなりやすいです。


・冷えやむくみ
O脚で骨がゆがんでいると、血管やリンパなどを部分的に圧迫して流れが滞り、冷えやむくみにつながります。代謝が悪くなれば脂肪が付きやすくダイエットにも悪影響です。


・腰痛
O脚で股関節などがゆがんでいると、骨盤も一緒にゆがんでいる可能性があります。
正しくない姿勢で生活をしていれば、それが腰痛の原因になるかもしれません。


足のトラブル
O脚で体重を支える筋肉が不足し、体重のかかり方が不自然になると足の裏の筋肉が十分に鍛えられません。その結果、土ふまずが十分発達しない偏平足(へんぺいそく)になる場合があります。さらに、偏平足のまま靴などで足を圧迫すると外反母趾(がいはんぼし)になるリスクが高まるのです。

O脚の原因と改善のポイント

O脚をそのままにするとさまざまな不調を引き起こす可能性があります。O脚の原因を知り改善を図りましょう。


O脚の原因は足裏の異常からくる身体全体のゆがみ
O脚は、以下のように日常の行動で骨盤や腰椎に負担がかかる傾向が強いです。


・座り方:背もたれによりかかる、横座り、ほおづえ、脚を組む
・靴:大きすぎる(長靴など)、足先だけで履く(サンダルなど)、つま先に負担がかかる(ヒール靴など)
・姿勢:猫背、カバンを片側にかける、歩き方
・生活習慣:体重増加、筋力低下、長時間のデスクワークやパソコン、スマホ使用


正しい歩き方
O脚の改善には、身体の土台を修復することが大切です。骨に負担をかけないような歩き方を意識しましょう。
歩く際は、まず背筋を伸ばし上半身をまっすぐにします。そして歩く際に踏み出した足のひざは、いつもより1~2cm高く上げるようにします。着地の際は足の指先、付け根、かかとの3点で着地することが大切です。足が地面に着いたあとにひざはまっすぐに伸ばしきらず、軽くゆるめておきます。


ストレッチ
股関節と骨盤のバランスを整えるためにはストレッチも効果的です。


・開脚運動
股関節の可動域が増えるように、骨盤を立てた状態で足を左右に開いて上体を前に倒します。難しい場合には足裏を合わせて座り上体を倒したり、片方ずつ行ったりと筋肉に負担をかけずに行います。


・ひざ締め屈伸運動
両ひざをつけたまま軽く腰を落とし、その後伸ばすという屈伸運動を1セット20回、朝晩行います。


・グーパーリハビリ運動
足の親指を手でしっかり握り、手の親指の腹を握った足の親指の付け根に当てて、内側などいろいろな方向に曲げたり、回したりします。片足5分ずつが1セットです。

O脚さんのおしゃれのコツとは

O脚の方は、パンツスタイルが決まらずついスカートばかり履いてしまいがちです。O脚の改善も重要ですが、ここではその日のファッションを楽しむアイディアをご紹介します。


パンツは脚のラインが目立ちにくいもの
スキニーやストレッチタイプのようなタイトなシルエットのパンツはO脚を強調してしまいます。幅があり、ひざ下からゆったりと流れるラインのパンツが便利です。しかし、幅が広すぎるとやぼったい印象に。カーブパンツやテーパードパンツ、ストレートデニムなどを試してすっきりするシルエットのものを選びましょう。


スカートはハイウェストが便利
ボリュームのあるギャザースカートやフレアスカート、サーキュラースカートなどを選べば、ふとももやひざのシルエットが部分的に隠せます。ひざが少し隠れる丈を選べばO脚が目立ちにくいでしょう。ハイウェストタイプのスカートを選ぶと、視線が上に行き足長効果も期待できます。逆にタイトスカートはO脚を強調する傾向があります。もし制服やスーツなどでどうしても着用する場合には、ひざを寄せておくことが大切です。


生地の質感やセンタータックなどディティールにも注目
パンツの場合、センタープレスパンツなど足のラインに目線がいきにくいデザインのものを選びましょう。スカートの素材は、足のラインが出にくいプリーツ素材などがおすすめです。また、ふくらはぎより丈が短い靴下やアンクルストラップの靴などを使って脚の周辺に視線をそらすのも有効です。

O脚はファッションでカバーが可能!生活の改善にも努めよう

O脚とは足がそろわず開いてしまう状態のため、見栄えが悪いと感じることも多いでしょう。しかし、着るものや生活の仕方を工夫して目立たなくすることができます。放置すると大きな不調の原因にもなるため少しずつ改善に取り組んでみましょう。

編集&文/SANYO Style MAGAZINE編集部 写真提供/amana images

 

PAGE TOP