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風邪のひきはじめには要注意!長引かせないための対処法6選

風邪のひきはじめには要注意!長引かせないための対処法6選

LIFE STYLE

何だか風邪っぽい?と感じた時には、早めに治すように努力したいところです。ひどくなってしまうと、仕事や学校などを休まなければなりません。つらい症状を長引かせないためにも、初期段階でしっかり対処しましょう。今回は、風邪のひきはじめに現れる症状や、おすすめの対処法をご紹介していきます。

風邪のひきはじめに見られる症状

まずは、どんな症状が現れたら風邪のひきはじめか確認しておきましょう。


ウィルスに感染すると風邪を引き起こす
風邪とは、鼻水やくしゃみなどの症状が現れる上気道感染症のことで、かぜ症候群と呼ばれています。原因となるのはウィルスです。通常は鼻やのどが外気に触れてもウィルスや細菌を取り込まないための防御機能が働いています。しかし、粘膜からウィルスに感染すると炎症が生じて、風邪の症状を引き起こすのです。ウィルスとひと口にいっても種類が多く、たとえば鼻水が出る風邪の原因となる「ライノウィルス」だけでも100種類以上あります。ほかにも、「コロナウィルス」や「RSウィルス」など風邪を引き起こすウィルスはさまざまです。複数のウィルスに同時感染するケースもあります。


くしゃみや鼻水、鼻づまりは風邪のサイン
ウィルスに感染すると鼻水やせき、のどの痛み、発熱などの症状が現れます。鼻やのどの粘膜についたウィルスを、鼻水やくしゃみを出して追い出そうとするのです。くしゃみや鼻づまりが見られたら風邪のサインなので注意しましょう。ウィルスの活動を活発にしないために起こるのが、体の外に出そうとする防御反応です。たんやせきといった症状も、ウィルスの残骸を外に出そうとして起こる反応です。発熱はウィルスが増えることによって現れる症状で、熱に弱いウィルスと闘うために身体の熱を上げる仕組みです。


風邪のひきはじめに感じる「寒と熱」
風邪っぽいと感じたら、症状に合う対処法を選ぶことが早く治すためのポイントです。「寒」と「熱」どちらのタイプか確認しましょう。
「寒」の症状は、寒気がする、透明な鼻水が出る、顔色が悪いなどです。ほかにも、身体を温めるとラクに感じたり、首の後ろを温めると心地よく感じたりします。「寒」の場合は、身体の表面を温める食材を取り入れて対処しましょう。
「熱」の症状は、ほてりや顔の赤み、喉の痛み、喉の腫れ、せきなどです。ほかにも、身体を冷やすとラクに感じたり、首の後ろを冷やすと心地よく感じたりします。「熱」の場合は、身体の表面にある余分な熱を冷やして対処しましょう。水分補給や部屋の加湿が効果的です。

風邪のひきはじめにおすすめの対処法①

ここからは、風邪のひきはじめに適した対処法をご紹介していきます。


良質で十分な時間の睡眠をとる
風邪っぽいと感じたら、良質な睡眠を十分な時間取ることが大切です。身体を休めることを優先にして、たっぷり寝られる時間を確保しましょう。しっかり休養できるように、リラックスして眠れる環境を整えるのもポイントです。湿度や温度、光、音、香りなど寝室の環境を整えて、熟睡しやすいようにします。たとえば、遮光カーテンを閉めて光を遮断することは、催眠作用があるメラトニンの分泌促進に効果的です。ほかにも、アロマを炊いてリラックスすると入眠がスムーズになります。


消化にいい食事を摂る
風邪のひきはじめで食欲が落ちているときは、消化にエネルギーを取られない食事を意識するのがポイントです。食べ物の消化と吸収には多くのエネルギーが使われるため、体力が低下してしまいます。「スタミナをつけなくては」と考えるかもしれませんが、消化に悪いものは逆効果です。体調がすぐれないときは、必要な栄養が摂れて消化にいい食事が適しています。塩や味噌を使ったスープやおかゆなどの簡単な料理がおすすめです。無理に完食せず、食べられる範囲で食事を摂りましょう。


水分をしっかり補給する
風邪の症状が見られたら、水分をしっかり補給するのもポイントです。発熱すると身体の水分をどんどん奪われるので、脱水状態を予防しなければなりません。脱水すると免疫力が低下して風邪が長引いてしまうので、しっかり水分補給をしてください。常温の水や冷えすぎていないスポーツドリンク、経口補水液がおすすめです。とくに高齢の方が風邪をひきはじめている場合、のどの乾きに気がつきにくいことがあります。脱水状態を避けるためにも、意識的に水分を摂るようにしましょう。


風邪のひきはじめにおすすめの対処法②

続いてご紹介するのは、風邪をこじらせないための対処法です。


手洗い&うがいでウィルスの侵入を防ぐ
風邪をこじらせないためには、ウィルスの侵入をガードすることが大切です。風邪の多くは、手を介しての接触感染が原因となります。手や指にウィルスが付着している可能性があるので、手洗いでしっかり除去しましょう。2度洗いで隅々まできれいにし、手洗い後に消毒用のアルコールをスプレーするとさらに効果的です。また、うがいも効果的です。うがい溶液や水を含んだら、強めにクチュクチュとゆすいで洗い流しましょう。再びうがい溶液や水を口に含んだら、上を向いておよそ15秒間のどの奥をガラガラとうがいして吐き出し、もう一度繰り返します。


身体を温めて免疫アップ
風邪のひきはじめに寒気が見られたら、熱が上がる前のサインです。生体反応で熱を生み出してウィルスと闘おうとしているので、身体を温めて免疫を高めましょう。おすすめなのは、大きな血管が集まっている首と手首、足首を温める方法です。体温を上げるのに効率的なので、靴下や手首を覆う寝巻き、ネックガードなどで温めてください。しょうがドリンクなど、身体を温める飲み物も適しています。高熱やだるさがない場合は、入浴で温まることが可能ですが、温度が高いお湯に長時間浸かるのは避けましょう。湯冷めしないように注意してください。


部屋を適度な温度と湿度に保つ
風邪のひきはじめは、部屋の環境を調整して適度な温度と湿度に保つことが大切です。冬風邪の原因となるウィルスは低温と低湿度の環境を好みます。ウィルスの生存率を下げるために室温を高くし、加湿器や濡れタオルを利用して室内が乾燥しないようにすると効果的です。室温を21~24度℃にして、湿度50%の状態で6時間加湿し続けるとウィルスの生存率はおよそ3%に下がります。

風邪のひきはじめは早めに対処しよう!

鼻水やくしゃみ、せき、のどの痛みが現れたら風邪のサインです。ウィルスを退治するための生体反応として発熱を生じることもあります。風邪のひきはじめに適した対処をすることが、長引かせずに早く治すポイントです。消化にいい食事や水分をしっかり摂り、十分な睡眠で身体を休めてください。ウィルスの侵入を防ぐ手洗いやうがい、湿度と温度の調整などで身体を守りましょう。

編集&文/SANYO Style MAGAZINE編集部 写真提供/amana images

 

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