三陽商会のファッションウェブマガジン

マルチタスクとは?工夫して仕事の効率を上げよう!

マルチタスクとは?工夫して仕事の効率を上げよう!

LIFE STYLE

「マルチタスク」という言葉の意味をご存じでしょうか?仕事の効率を上げられる作業方法の1つですが、デメリットもあります。ここでは、マルチタスクとはなにか、その正しい意味や、工夫次第で効率がアップするマルチタスクのポイントを紹介していきます。

マルチタスクとは?

マルチタスクとは、「複数の作業を同時にこなす」という意味の言葉です。
元々はIT用語で、パソコンが処理を行うときにタスクという単位にわけ、複数のタスクを同時に処理することをいう言葉でした。しかし現在では、仕事や家事などにも使われます。目的は、仕事を効率的に終わらせること。しかし一般的には複数の仕事を同時にこなせる人は少なく、1つの作業を集中して片付けていく「シングルタスク」の方が得意です。
ではなぜ、多くの人はマルチタスクが得意ではないのでしょうか?理由は「脳がパニックを起こしストレスを生じるから」。マルチタスクでは、2つ以上の作業を同時進行でこなさなくてはなりません。これは脳に大きな負担をかけ、パニック状態にさせてしまいます。脳は、作業をしているときとしていないとき、電気のスイッチを入れ替えるように意識を切り替えます。たとえば洗濯ものをしているときは「洗濯ものをする」というスイッチが入っており、終了と同時に切られるといったことです。ところが同時に複数のことをしていると、それぞれに対するスイッチの切り替えを頻繁に繰り返すことになります。それが、脳の負担となります。脳がパニック状態でいると、ストレスを発生して心身へ影響を与えます。
マルチタスクをこなす人はストレスで疲れ切り、そのあとは作業効率が落ちてしまうのですね。その結果、効率を上げるどころか、普段と同じ量の仕事ができなかったといったことが起こります。本来であれば仕事効率をあげるためのマルチタスクですが、多くの人にとっては脳によくない状況を作り出す結果となってしまうのです。

工夫次第で効率アップ!マルチタスクとは「相性のよさ」が必須!

マルチタスクはやり方を工夫さえすれば、脳への負担を減らして効率よく仕事をすすめることも可能です。

ここでマルチタスクを行うポイントを2つ紹介しましょう。


1、組み合わせやすい内容の仕事を同時にする
同時進行する仕事の内容を考えることが大切です。仕事同士、相性がよいものを組み合わせるようにしましょう。キーワードは「ながら作業」。「パソコンでメールを確認しながら電話をしたり、メモをとったりする」や、「書類整理のついでに机の中や周囲の整理・掃除も行う」といったことです。作業内容が似ているため、あまり脳に負担をかけず処理を行えます。


2、退屈な作業は他の作業と組み合わせる
退屈な作業をしているときには、ぼーっとする時間が起こりがちですね。このときに、ほかの作業を組み込みましょう。「コピー機を使っている間にスマホで忘年会の会場を探す」や、「洗濯機を回している間に洗面所の掃除をしたり料理を仕込んだりする」などです。家事に関しては、多くの方は同時進行していることが多いでしょう。脳への負担が少ないやり方で、マルチタスクを行ってくださいね。

マルチタスクは同時に複数の仕事を行うこと!

マルチタスクをしっかり行えるのであれば、仕事の効率はどんどんアップします。しかし実際には人間の脳は複数のことを同時進行するようにできていません。

ながら作業できやすいもの同士を組み合わせ、脳に負担なくマルチタスクを実行していきましょう。うまく工夫すれば、自由な時間を生み出すことができますよ。

編集&文/SANYO Style MAGAZINE編集部 写真提供/amana images

 

PAGE TOP