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サステナブルとは?さまざまな取り組み・自分にできること

サステナブルとは?さまざまな取り組み・自分にできること

LIFE STYLE

ここ数年、いろんな媒体で「サステナブル」という言葉を見聞きするようになりました。なんとなくわかってはいても、しっかりとした意味は知らないという方も多いのではないでしょうか。ここでは「サステナブル」の言葉の意味や言葉が生まれた背景、具体的にどんな取り組みを指すのか、そして自分ができる行動について紹介していきます。

サステナブルとは?言葉の意味や背景を紹介

よく見聞きするために知っているような気持ちになりますが、実際にはどういう意味かわからないということはありますよね。まず、言葉の意味から確認していきましょう。


・サステナブルの意味と使い方
サステナブルは英単語で、「持続可能な」や「維持できる」という意味です。
地球の自然環境に配慮した行動や事業・開発を表現するときなどによく聞きます。「この企業はサステナブルな取り組みをしている」とか、「サステナブルなライフスタイルの彼女」といった使い方をします。たとえば、今世界で力をあわせて目指していこうとしている「サステナブル社会」といえば、次のような意味になります。

サステナブル社会・・・地球の環境を壊さず資源も使いすぎないようにして、これから先の世代まで美しい地球を保ち、みんなが豊かに暮らしていけるようにする社会


・どのような背景でこの言葉がでてきたか
産業革命以来、人間は発展のために自然を汚し、破壊してきました。地球温暖化や生物の絶滅などからその事実に気付き、危機から脱するためにできることをしていこうと話し合ったのです。最初に国際社会で「サステナブル(持続可能性)」という概念が登場したのは、1980年代です。その後、1992年に行われた「地球サミット」でこの概念が世界的に広がっていきます。そして2015年、国連サミットで「持続可能な開発目的」が国際目標として掲げられました。このような流れの中で、サステナブルという言葉が世界中で使われるようになりました。

サステナブルとはどんな取り組みをさす?

では、具体的に「サステナブル」とはどんな取り組みのことをいうのか、以下、代表的な言い方について紹介します。


・サステナブルファイナンス
持続可能な企業や事業に投資をする取り組み


・サステナブルデザイン
未来の地球環境を持続可能にするために配慮された設計、構造など、全領域のデザイン


・サステナブルファッション
環境に配慮した製品を作るとか、動物由来の素材を避けてオーガニックコットンを使用した商品を商品化するといった取り組み


・サステナブルフード
自然環境を意識した環境で食品を生産する、フードロスをなくす、フェアトレードを進めるなど、食品の在り方について見直した取り組み


・サステナブルライフ
自然環境に配慮した暮らし方のことで、ゴミができるだけでないようにしたりリサイクルをしたりするといった取り組み

私たちにできるサステナブルとは?

未来の世代が地球で変わらず豊に暮らせるように、私たちが今すぐにでもできる「サステナブル」な事柄はなにがあるでしょうか。たとえば、次の3つです。

・リデュース
・リユース
・リサイクル

頭文字を取った「3つのR」については、学校でも習いますね。ここでもう一度内容を確認していきましょう。


1、リデュース
リデュースとは、ゴミとなるものを減らすこと。必要以上の消費や生産をしないようにしたりすることです。ゴミの削減で最も優先されるのは、このリデュース。そもそもゴミとなるものを買わないようにすれば、その後、ものを何度も使うリユースや使ったものを生まれ変わらせるリサイクルの数も減らせます。私たちが行っているリデュースといえば、最近では買い物のときにエコバッグやマイバッグを持参することでしょう。これによってレジ袋がゴミとして排出されないようになります。


2、リユース
リユースとは、一度購入したものは大切にしてすぐに捨てたりせず、形を変えても繰り返し使っていく取り組みです。使い捨てが一般的になっている私たちができることは、不要になればすぐに捨てるのではなく、また別のことに使えないか、壊れた場合には修理をして再利用できないかを考え実行すること。たとえばシャンプーなどは詰め替え製品を購入し、最初に使ったボトルに入れ替えて何度も使うなどの行動を指します。


3、リサイクル
リサイクルとは、ゴミとして排出したものをもう一度資源として生かし、再生利用することです。私たちができることでいえば、新聞や雑誌、段ボールなどは廃品回収に出すなどの行動。紙類はリサイクルでトイレットペーパーなどに生まれ変わります。また、ペットボトルはTシャツやボールペンなどにリサイクルできます。このように、どうしてもゴミとなってしまうものを正しく分別することで、ゴミを減らしていきます。リデュース・リユース・リサイクルの順番で行っていきましょう。まず、地球環境に配慮した環境で作られたものの中から、必要なものだけを購入します。そして購入したものは長く使い、どうしてもゴミになる分は分別して生まれ変わらせる手伝いをするのです。それが「サステナブルライフ」を作り出します。

サステナブルとは地球環境に配慮した取り組みにつける言葉!

最近よく聞く言葉である「サステナブル」。名詞の前につけて、持続可能な〇〇というように使います。人間の文化・社会が発展するにしたがってどんどん破壊されつつある地球を救うため、さまざまな企業が努力しています。私たちも自分でできることを少しずつでも実行し、未来のために行動していくことが求められています。

三陽商会のサステナブルアクションプラン「EARTH TO WEAR」

ヨーロッパ発の100%サステナブルファッションブランド「ECOALF 」

編集&文/SANYO Style MAGAZINE編集部 写真提供/amana images

 

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