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処暑は暑さの和らぐころ!おすすめの過ごし方とレシピ3選

処暑は暑さの和らぐころ!おすすめの過ごし方とレシピ3選

LIFE STYLE

処暑とは、お盆を過ぎた8月23日ごろを表す暦の表現。暑い時期が続きますが朝晩は多少過ごしやすくなってくる時期だとされています。この記事では処暑の意味やおすすめの過ごし方、処暑を楽しむ旬の食材を使ったかんたんレシピについてご紹介します。

処暑の意味と由来

二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつである「処暑(しょしょ)」について詳しくご紹介します。


2021年の処暑は8月23日
処暑は1年を24に分けてそれぞれの季節を表す二十四節気のうちのひとつです。現代の日付では8月の下旬ごろを指す表現ですが、二十四節気の中では立秋から15日にあたる初秋。暦により1日程度前後しますが、毎年8月23日~9月8日頃が処暑の期間です。2021年の場合、処暑は8月23日です。


萩が咲き穀物が実り始める
1年を72に分ける七十二侯(しちじゅうにこう)でいうと、処暑は綿柎開(わたのはなしべひらく)、天地始粛(てんちはじめてさむし)、禾乃登(こくものすなわちみのる)の3つに分けられます。初侯は「綿柎開」であり綿の花が咲き始める時期を表します。綿は花が終わってから1か月ほどで果実が割れるため、生活に身近で印象的な植物。処暑の風物詩ともいえます。
また、綿花と同様にさまざまな農作物も成熟し収穫間近になっています。各地では、無事に豊作を祈るお祭りが開催される時期です。


台風が多く迫ることも
処暑の日中はまだ暑く夏の気候ですが、暦の上では1日じゅう暑い真夏の時期が終わりを迎え、朝晩がしのぎやすく夜には虫の声が聞こえてくる時期だと言われています。
天気でいうと秋の長雨の原因となる秋雨前線が登場したり台風が日本に近づいてきたりする場合もあります。

処暑のおすすめの過ごし方

処暑のころはどのような過ごし方をするとより快適に暮らせるかについてご紹介します。


夏の道具を片づけて秋の準備を始める
夏を快適に過ごすために出していたインテリア家具や雑貨があればそろそろ片づけをする時期だといえます。


夏の道具の例:
風鈴、蚊取り線香、ガラス食器、薄手のカバー、ラグなどのファブリック類、ビニールプール、水着、かき氷機
また、秋になれば台風が迫ってくる可能性も。急な風で飛んだり汚れたりしてはいけないものは、朝夕の涼しい時間などを利用して屋外の整理をするのもおすすめです。


早寝早起きを意識して自律神経を整える
夏休みやお盆休みの期間は、日ごろの通勤や通学から開放される貴重な時間だと感じている方が多いかもしれません。しかし休みだからと不規則な生活をしていると、体内リズムがくるってしまいます。
休み期間に不規則な生活をしていた方は、処暑をきっかけに普段どおりの生活リズムに戻していく必要があるでしょう。夜は早く寝るように努めて自律神経を整えることが大切です。特に寝ている間に下がった体温を上げるため朝食をしっかり食べましょう。


夏バテや食中毒に注意する
冷房や冷たいものの食べすぎなどで夏バテしている場合には、体を冷やしすぎているかもしれません。室内では秋物を意識して、寒さを感じた場合にはカーディガンやレッグウォーマー、靴下などで体を温めることが大切です。
また、処暑はまだまだ暑い時期なので、食材を置いたままにしておくと傷む可能性があります。
細菌は 30~40℃で最も増殖しやすいため、小分けしたり冷蔵庫に入れたりしてできるだけ早く食材を冷やすように心がけましょう。食中毒は、色や味、匂いでは判断できないため油断しないことが大切です。

処暑におすすめのレシピ3選

処暑のころに旬を迎える食材は枝豆、トマト、オクラ、かぼちゃ、秋ナス、山芋、きのこなどです。
ここでは処暑の味覚が楽しめるレシピをかんたんにご紹介します。


枝豆としらすの混ぜご飯
1. 枝豆(300g)をゆでてざるにあげ、塩を振る。あら熱がとれたらさやを外す
2. 鍋にみじん切りのしょうが(大さじ2)・醤油(大さじ2)・酒(大さじ4)・みりん(大さじ1)を入れてさっと沸騰させる
3. ボウルなどに炊き立てのご飯(4膳分)を入れて、さやから出した枝豆・しらす(80g)・塩少々、2.を加えて混ぜる


サーモンとチーズのすだち寿司
1. ご飯2膳分を酢飯(すし酢大さじ1、すだち果汁小さじ2、砂糖ひとつまみ)にして人肌まで冷ます
2. ご飯を8等分して角切りのクリームチーズ(4~5g)を中心にして丸くにぎる
3. 刻み海苔、すだち、スモークサーモンなどであしらい、好みで醤油、わさびを添える


ネバネバ野菜と海藻のサラダ
1. オクラ(5本)なめこ(1袋)はゆでてオクラは5mmほどの小口切りに、長いも(100g)も5mmほどの角切りにする
2. 乾燥タイプの海藻(5g)は水に浸けて戻してから水を切り、食べやすい大きさに切る
3. ミニトマトなどと1.2.を合わせて好みのドレッシングを添える。

処暑の季節を感じながら楽しく過ごそう

処暑はまだ暑さが続く時期ですが、生活リズムを整えたり秋に向かう準備を始めたりするにはいい時期だといえます。季節の移り変わりを感じながら快適に過ごしましょう。

編集&文/SANYO Style MAGAZINE編集部 写真提供/photoAC、Pixabay

 

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