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冬至とはどんな日?冬至で運気をあげる方法やおすすめレシピ3選を紹介

冬至とはどんな日?冬至で運気をあげる方法やおすすめレシピ3選を紹介

LIFE STYLE

冬至とは、ゆずやかぼちゃが風物詩ですが、そもそもどのような意味がある風習なのでしょうか?実は、冬至は運気をあげるきっかけに活かすことも可能です。この記事では冬至の由来や楽しみ方、冬至におすすめのレシピをご紹介します。

冬至とはどんな時期?由来を知ろう

冬至が来るともうすぐ1年の終わりに差しかかります。冬至とはどんな時期かを由来とともにご紹介します。


2021年の冬至は12月22日
冬至は1年を24の季節に分けた二十四節気のひとつ。冬にある6つの暦のうち4番目の季節です。例年12月21日ごろが冬至ですが、2021、2022年の冬至はともに12月22日です。

冬至は1年のなかで最も太陽の位置が低く、昼の長さが短くなります。例えば、北緯約35度にある東京の場合、冬至の日は太陽が最も高い(南中高度)ときでも地面と太陽との角度が約32度。一方、昼の長さが最も長い夏至の場合、太陽は真上に近い約78度まで昇ります。


冬至のころは草が枯れ草木は春を待つ時期
1年を72の季節に分けた七十二侯を見ると、冬至のころの気候がより想像できるでしょう。


・初侯:乃東生(なつかれくさしょうず)12月22〜25日ごろ
・次侯:麋角解(おおしかのつのおつる)12月26〜30日ごろ
・末侯:雪下出麦(ゆきわたりてむぎいづる)12月31日〜1月4日ごろ


ヘラジカの角は冬至のころに落ち、また春に生え替わります。また、「なつかれくさ」は夏に枯れる草で、ウツボグサのこと。ほとんどの草花は枯れてしまい、冬至のころにはウツボグサの芽くらいしかないという様子が表現されています。一方雪の下では、春を待ちながら麦の芽が出始めます。


一陽来復で運を引き寄せる
中国の「易経」によると、冬至は「日短きこと至る(きわまる)」という意味で、太陽の力が最も衰える日だと考えられていました。つまり冬至をすぎると太陽の力が増していくため、運気も上向くと考えられていたのです。

そこで、冬至の日を一陽来復(いちようらいふく)と言うことがあります。今まであまりよいことがなかったと感じている人は、太陽の力を受けてこれからは良いことが起きるはずと気持ちを切り替え、よい運を引き寄せてみましょう。

冬至の風物詩と楽しみ方

冬至の風物詩や楽しみ方は、冬の寒さを乗り切る方法と重なる部分が多くあります。


ゆず湯に入る
冬至は、温泉などで病を癒す「湯治」と発音が同じでかけ言葉になっています。また、ゆずは「融通がきくように」という願いが込められているのです。

ゆず湯にはビタミンCを多く含み血行を促す作用もあるため、日が短く体が冷えやすい日に美肌効果や温熱効能が期待できます。


「ん」のつくものを食べる
「ん」は「運」につながる言葉で、「ん」が2回つく食べ物を食べると縁起がよいとされています。積極的に食べて運を呼び込みましょう。


冬至の七種
・饂飩(うんどん:うどん)
・寒天(かんてん)
・金柑(きんかん)
・銀杏(ぎんなん)
・南瓜(なんきん:かぼちゃ)
・人参(にんじん)
・蓮根(れんこん)


ふくら雀を探す
寒い時期になると、鳥は羽毛をふくらませて寒さから身を守ります。街で見かけるスズメは、冬になるといつもよりふっくらした様子になっていることも。寒さに耐え丸くなっているスズメの姿はなんともかわいらしく、「ふくら雀」という着物の帯結びがあるほどです。


海外の冬至を体感する
冬至では太陽が南に最も傾くため、緯度が高い北欧では特に日が短く、日中も夕方のような明るさで長い夜を過ごします。全く太陽が昇らない「極夜」の時期には、太陽の復活を願う「ユール」という祭が行われます。

また、中国では当時を「冬至節」として重視しています。実際に行かなくても、写真や動画などで海外の冬至に目を向けてみるのも興味深いでしょう。

冬至の寒さを乗り切るかんたんレシピ3選

冬至に旬を迎える食材は、鮪や黒豆などがあります。旬の食材を活かしたレシピをご紹介します。


かぼちゃの豚肉巻
レタスやトマトと一緒に盛り付ければメインのおかずとして楽しめます。

種をとったかぼちゃにラップをして電子レンジで加熱し、3~4cmほどのくし形切りにする
かぼちゃに塩・こしょうをした豚ロース肉を巻き付け、肉が開かないように巻き終わりに軽く薄力粉をふる
酒大さじ1、しょうゆ、みりん、だしの素各小さじ1を混ぜ合わせたれを作る
フライパンで油をひき2の全体を焼きつけ、3のたれをからめる


ゆず茶
ゆずの皮としぼり汁をそのまま使い、香りとともに楽しめます。

ゆずの皮をむき、ワタを外さずそのまま薄切りにする
耐熱容器にゆずの皮とゆずのしぼり汁、砂糖を加え、ラップをかけて電子レンジで約30秒加熱する
カップに2を入れて熱湯を注ぐ


あずき粥
冬至にお粥を食べる習慣のある地域があります。好みで焼きもちを乗せると風味が高まります。

小豆カップ1を洗いって水けをきり、鍋に約カップ5のかぶるくらいの水を加えてから強火でひと煮立ちする
ざるに上げてゆで汁を捨ててから鍋に戻し、1と同量の水と一緒に中火にかける
ひと煮立ちしたら弱火で約20分を目安にやや固めにゆでる
ボウルとざると使い小豆とゆで汁に分ける
ゆで汁に水を加えカップ4にして鍋に入れ、洗って水気をきった米カップ1/2を加えて中火にかける
沸騰したら小豆を加えて軽く混ぜ、ふたをずらして弱火で20分間ほど炊く

冬至には体を温めて運気上昇を願おう

冬至は昼の長さが短いため、体が冷えないように努めることが大切です。また、これから太陽が出ていることが増えるのとともに、どんどんよい運気が引き寄せられるように願いを込めて過ごしましょう。

編集&文/SANYO Style MAGAZINE編集部 写真提供/photoAC

 

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