40代女性の体がだるい原因は何？対処法を知り快適に過ごそう

LIFE STYLE

2022Feb18

40代の女性は、特に病気というわけではないけれど、何となく体がだるいと感じることが多くなります。この記事では体がだるいと感じる原因とだるさを緩和するためのポイントをご紹介します。知らず知らずのうちにだるさをがまんしてしまっている方は要注意。ぜひ参考にしてください。

40代女性の体がだるい原因

40代の女性は「以前よりも疲れやすい」「寝ても疲れがとれにくい」「十分寝たのに何となくやる気が出ない」など不調を感じやすいことがあります。40代の女性が体のだるさを感じる原因は主に3つです。

精神的な理由が原因
子どもが反抗期を迎え育児の負担が大きくなったり、社会人経験が長くなってきた結果、職場の重要なポストについていて業務上のストレスを抱え込んでいたりする場合、不調の原因になることがあります。

身体的な理由が原因
40代は若い時に比べると体力が落ちているにもかかわらず、仕事に家事にと忙しく行動していることも多いです。そのため、体を使いすぎていたり睡眠や休養が不十分だったりして体がだるい場合があります。

更年期が原因
40代になると、ホルモンバランスが崩れ始め、人によっては更年期障害の症状が出始めます。辛さの程度は人それぞれですが、自律神経が乱れて体がだるくなる場合があります。

40代の女性はさまざまな事情から体がだるいと感じていても、我慢をしてやり過ごしてしまうことが多く見られます。

体調不良を我慢している女性が多い
ある調査によると、40代女性のうち79.17％が我慢をしていると明らかになりました。

疲れやだるさをはじめ、冷え、イライラ、PMS（月経前症候群）、寝つきにくいなどを感じる女性は多いもの。しかし、不調を感じていても我慢しがちなのです。

体がだるいとわかっていて我慢を続けていると、さらに状況が悪化する可能性が高まります。自分の我慢のタイプを知り、自らを労わることが重要です。

女性がやりがちな我慢のタイプ
日本の女性が我慢をしてしまう理由として、大きく5つが挙げられます。

・気を遣いすぎる
周囲を気づかうあまり自分の気持ちを抑え込んでしまうタイプの人は、他人の評価が気になったり身勝手な人に腹を立てたりする傾向があります。実は自分の頑張りをわかってほしいと感じています。

・敏感すぎる
周囲の変化に敏感で、感覚や感情の変化を感じ取りやすいタイプの人は、ニュースや他人の意見で気持ちが揺らぎやすいです。自分が他人の気持ちに敏感なだけに他人にも察してほしいと思い、我慢しがちです。

・頑張り屋すぎる
一つひとつを乗り越えてやり遂げたいと感じているタイプの人は、自分の成長につながることであれば、辛くてもそれほど苦になりません。しかし現状に不満を抱きやすく、理想と現実の差に悩む場合もあります。

・慣れすぎる
子どもの頃から我慢に慣れているタイプの人は、自分が我慢していることに気づかず無理をしがちな傾向があります。気分転換や医療や薬、器具などに頼って問題解決を図ることが苦手のため、そのまま耐え抜いてしまいます。

・不調すぎる
冷え性や頭痛、生理痛などが日常的にあるタイプの人は、心身の苦痛や集中できない状況に耐えながら過ごしています。特に男性には理解されにくく、家族や職場、友人から「どうせ理解されない」と、さらに我慢を重ねてしまうことがあります。

家族に女性のだるさを理解してもらうポイント
家族は、女性がだるいと感じている原因があまり理解できていないかもしれません。しかし不調を不調のまま抱え込むのではなく、以下のような行動に努めることでだるさの緩和を図りましょう。

・適宜通院したり薬を飲んだりする
・適切に体を休める
・家族に説明して理解や改善を話し合う
・苦痛を共有する仲間を見つける

体がだるいときは、まずしっかり休養をとりましょう。それでもだるさが緩和されない場合は、生活の仕方を少し工夫することで改善に導けるかもしれません。

血行をよくする
体が冷えていると調子が悪いと感じやすいです。一方、体温が高ければ血液がよく流れるため免疫力も上がる傾向に。寒いなと思った際には、室温を上げたり着こんだりすることも有効ですが、体温が上がるように体を刺激してみましょう。

・入浴
湯船に10分ほど浸かると体温が約1℃上がるとされています。短時間でも構わないので、シャワーだけで済まさず湯船に入る習慣を取り入れましょう。

・白湯を飲む
白湯を飲むと体の中から温まります。特に1日の中で最も体温が下がっている朝起きたときや夜寝る前に飲むとより効果的です。

・GABAを多く含む食品を摂取する
ストレスを感じると体温が下がることが知られています。ストレスの緩和にはGABAを含む食品を多く摂るのがおすすめ。成長ホルモンの分泌も促進されるので、40代の女性が気になるアンチエイジング効果も期待できます。

GABAを多く含む食品：玄米、かぼちゃ、じゃがいも、トマトなど

早寝早起きを心がける
自律神経は気候の変化などでも乱れやすく、疲れていると特に不調を起こしやすくなります。

そこで、自律神経を整えるために規則正しい生活リズムを取り入れましょう。理想は夜10～12時くらいに眠り、朝は5～6時に起きること。寝つきが悪い場合には、夜眠りたい時間の1時間半前に入浴してみましょう。

朝起きる時間を決めて太陽の光を浴びる習慣を取り入れていくと、徐々に体内時計が整いよく眠れるようになります。

取り組みやすい運動を習慣にする
40代の女性が何もしなければ、筋肉は加齢に伴い年々衰えてしまうため、筋肉量を増やすように運動習慣を取り入れましょう。

運動をすると、加齢に伴い衰えがちな骨や筋肉の健康維持に役立ちます。ヨガ、ストレッチ、ウォーキングなど自分が取り組みやすいもので構いません。

例えばウォーキングの場合、1日30分程度歩くのがおすすめですが、10分を3回など小分けにしても構いません。効果が実感できるのは3か月が目安だと言われています。スクワットなどの筋トレもおすすめです。

40代の女性は、体がだるいと感じやすいさまざまな要因があります。どこに不調があったとしても、我慢は体によくありません。十分に休養をとったり、ストレスを発散したりしながら快適に暮らしましょう。

編集&文／SANYO Style MAGAZINE編集部　写真提供／photoAC