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花粉が飛ぶ時間帯を知りたい!花粉から身を守る方法とは

花粉が飛ぶ時間帯を知りたい!花粉から身を守る方法とは

LIFE STYLE

「午前中によくくしゃみが出る」「夕方になるとひどくなる」など、症状を感じる時間帯に共通点があることはありませんか?花粉が飛ぶ時間帯を知ることができれば、避けることができますよね。この記事では、花粉のピークについて解説し、花粉から身を守る方法を紹介します。

花粉のピークは1日に2回ある

そもそも、花粉が飛ぶ時期や時間帯はいつなのでしょうか?また、どのような症状が出たら花粉症を疑えばいいのでしょうか?


花粉が飛ぶ時期と花粉症の症状
花粉症は花粉が原因のアレルギー疾患です。目のかゆみや充血、くしゃみや鼻水、鼻づまりなど不快な症状が起きます。人によっては、湿疹やかゆみといった肌荒れを起こすこともあるでしょう。

アレルギーを引き起こす花粉は、日本には約60種類もあるといわれています。花粉症と聞くと、春先のスギやヒノキの花粉を想像しますが、初夏のシラカン、秋のブタクサやカナムグラといった植物も、花粉症の原因になります。花粉は年間を通して飛んでおり、地域や季節によってその種類は変わります。

ちなみに、2月から5月にかけてはスギの花粉量が増えるので、多くの人が花粉症に悩むのは春先になります。


1日における花粉のピーク
結論からいえば、花粉は午前中と夕方を中心に舞っています。ここでは、気象条件が一定であるという条件下で都市部でのスギ花粉飛散パターンの例を紹介します。


・早朝~午前中
早朝に、スギやヒノキから花粉が飛散します。そのまま、午前中に人が住んでいる都市部や住宅地に花粉が運ばれていきます。飛散量は昼頃まで多いです。


・午後
午後は、一旦花粉の飛散量が落ち着きます。


・夕方
夕方になると気温が下がるので、空気の対流にのって花粉が舞います。


※飛散パターンは、雨や晴れといった気象条件や季節によって変わるので、必ずしもこの限りではありません。

花粉から身を守るには

花粉症を放っておくと、くしゃみや鼻水で日常生活がままならなくなってしまうこともあります。まずは、花粉から身を守ることが大切です。


花粉から身体をガードする
まずは、なによりも花粉に触れないようにすることを第一に考えましょう。

花粉は鼻や口から侵入します。花粉症用のマスクをし、花粉症用の眼鏡をかけましょう。上着は、ツルツルした素材のものの方が花粉を払いやすくておすすめです。

また、洗濯物を外に干すのは厳禁です。花粉が気になる時期は、部屋干しや乾燥機などで衣類を花粉に触れさせないようにしましょう。


薬を飲む
くしゃみや鼻水、目のかゆみがあると、家事や仕事に集中ないものです。そんなときは、花粉症の症状を抑えるために薬を飲みましょう。

自身の症状に合った薬を医師や薬剤師に相談してみてください。目のかゆみがひどいときは眼科に行くのも良いでしょう。


粘膜に付着した花粉を洗い流す
目や鼻の粘膜には花粉が付着しています。帰宅したら、手洗いうがいをするついでに目を洗い、鼻うがいを行いましょう。

ただ、目や鼻を水道水でそのまま洗うのはおすすめできません。洗眼用や鼻うがい用の洗浄液といった、専用のものを使用するのがおすすめです。

花粉症を悪化させる?こんな習慣はNG

どんなに花粉をガードしていたとしても、生活習慣が悪いと花粉症の改善が難しくなります。


排気ガスの多い地域で過ごす
排気ガスの中には微粒子が含まれています。その微粒子と一緒に花粉を吸い込むと、アレルギー反応が出る可能性が高くなるといわれています。

特に、アスファルトに覆われていて交通量の多い都会は要注意です。落ちた花粉が土に吸収されずに再び舞い上がるので、マスクを着用しましょう。


不規則な生活
睡眠不足やストレス、深夜にインスタント食品ばかり食べるといった不規則な生活は自律神経を乱します。また、体調が悪いとアレルギー症状は強く出ます。

花粉症をラクにしたいなら、生活習慣を見直して健康を心掛けることも大切です。


タバコ
タバコの煙は呼吸器粘膜にダメージを与えるといわれています。花粉症だけでなく、タバコは健康にも良くないので、これをきっかけに禁煙してみましょう。

タバコをやめてゆっくりと呼吸をし、適度に運動するとストレスの発散にもなります。少しずつ身体の抵抗力を高めていきましょう。


食生活を見直す
高たんぱく、高脂肪の食べ物は美味しいものです。「野菜は苦手でついつい揚げ物や油っぽいものばかり食べてしまう。」という人もいるでしょう。

しかし、そのような食事はアレルギー反応を引き起こしやすくなるといわれています。野菜や魚、海藻などを多く摂取するようにしてみてください。

ただ、どのような食事であっても、食べ過ぎは厳禁です。食べ過ぎるとアレルギーによる炎症が起こりやすくなるといわれているので腹八分目を心掛けましょう。

花粉症と上手に付き合っていこう

花粉は1年を通して飛散しています。主な花粉は春に舞うスギやヒノキですが、ほかの季節も油断はできません。

花粉は午前中と夕方によく飛散します。こればかりはどうしようもないので、できるだけ花粉に触れないようにすることが大切です。

マスクや眼鏡で身体をガードし、症状が強い場合は服薬も検討してください。不規則な生活を改め、身体の抵抗力もつけていくことも忘れないようにしましょう。

編集&文/SANYO Style MAGAZINE編集部 写真提供/Pixabay

 

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