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【自律神経を整えるツボ7選】かんたんツボ押しでつらい不調を改善!

【自律神経を整えるツボ7選】かんたんツボ押しでつらい不調を改善!

LIFE STYLE

ストレスがたまったり、疲れたりして心身の不調を感じていませんか?自律神経のバランスが乱れると心身に影響を及ぼします。つらい不調の改善方法としておすすめなのが、自律神経を整えるツボ押しです。本記事では、自律神経と身体の関係や、自律神経に効果的なツボ押しのやり方をご紹介します。ぜひご参考にしてください。

自律神経が身体に与える影響

自律神経と身体にはどんな関係があるのでしょうか?自律神経の成り立ちや、心身に現れる不調についてご紹介します。


自律神経ってどんなもの?
自律神経とは、身体の働きを調整する役割を持つ神経です。交感神経と副交感神経の2つから成り立っていて、一般的に昼間は交感神経が優位になり、夜間は副交感神経が優位になるとされています。

交感神経には身体を動かす働きがあり、交感神経が優位になっているときは心身が活動的な状態です。血管の収縮や血圧が上昇するほか、心拍が速くなったり発汗を促進したりします。

副交感神経には身体を休ませる働きがあり、副交感神経が優位なときは心身がリラックスした状態です。血管の拡張や血圧が下降するほか、心拍がゆっくりになったり発汗を抑制したりします。


自律神経が乱れると現れる身体の不調
身体をコントロールする交感神経と副交感神経のバランスが崩れると、全身の機能に影響してさまざまな不調を引き起こします。次のような症状が複数ある場合は、自律神経が乱れているサインかもしれません。


・全身の倦怠感
・眠れない
・疲れが取れない
・頭痛
・めまいや耳鳴り
・立ちくらみ
・下痢や便秘
・手足の冷え
・肩こりや腰痛
・イライラする
・不安感がある
・情緒不安定


自律神経を整えるにはツボ押しがおすすめ
東洋医学では気と血が全身を循環して身体のバランスを保っていると考えられています。気と血の通り道は経路、交差するポイントは経穴と呼ばれており、経穴の一般的な通称が「ツボ」です。

ツボを刺激する鍼灸療法の有効性は、世界保健機関やアメリカの国立衛生研究所(NIH)に認められています。ツボを押した刺激が延髄に届き自律神経の調整に作用すると考えられていて、自律神経失調症にも取り入れられている療法です。

簡単なツボ押しは自分で行えるので、乱れた自律神経を整えるために取り入れてみましょう。

自律神経を整えるツボ①耳・頭

ここからは、自律神経を整えるのにおすすめなツボ押しをご紹介していきます。まずは、耳や頭のツボ押しを見ていきましょう。


自律神経を整えるツボ①耳・頭
耳たぶ下部の裏側のくぼんだところにあるのが「えい風」のツボです。指先で強く押さえたときにあご付近に響くような痛みを感じるところを目安に押してください。リラックスしながら、ギュッギュッと押すようにして刺激を与えましょう。


耳の内側にある「神門」のツボ押し
耳の内側上部にあるのが「神門(しんもん)」のツボです。人差し指を「神門」に当て、耳の裏側に親指を置き、挟むようにしてツボを押しましょう。つまんでほぐしたり、こするようにしたりして、マッサージするのも効果的です。


頭頂部にある「百会」のツボ押し
頭のてっぺんにあるのが「百会(ひゃくえ)」のツボです。耳の左右上部と顔の中心を線で結んだ交差点を目安にしてください。「百会」に中指を当て、頭の中心に向かって3分ほど押しましょう。頭痛やめまい、不眠をやわらげる効果も期待できます。

自律神経を整えるツボ②手・腕

続いて、手や腕のツボ押しをご紹介します。オフィスでも取り入れやすくデスクワークの合間におすすめです。


手のひらにある「心包区」のツボ押し
人差し指と中指の間から手のひらに向かって2cmほど下のところにあるのが「心包区(しんぽううく)」のツボです。押したときに痛みを感じる場所を目安に、親指の腹で円を描くように押しながら揉みましょう。


手の甲にある「合谷」のツボ押し
手の甲の親指と人差し指の中間にあるのが「合谷(ごうごく)」のツボです。万能なツボとして知られており、心がリラックスする効果を期待できます。5秒ほどかけてゆっくり押し、そのまま3秒止めてゆっくり離しましょう。3〜5回繰り返します。


腕の内側にある「手三里」のツボ押し
手の甲の親指と人差し指の中間にあるのが「合谷(ごうごく)」のツボです。万能なツボとして知られており、心がリラックスする効果を期待できます。5秒ほどかけてゆっくり押し、そのまま3秒止めてゆっくり離しましょう。3〜5回繰り返します。

自律神経を整えるツボ③足

最後に足のツボ押しをご紹介します。お風呂上がりなどリラックスタイムにおすすめです。


足裏の上部にある「湧泉」のツボ押し
足の指を内側に曲げたときにくぼむところにあるのが「湧泉(ゆうせん)」のツボです。親指を当て、3秒ほどゆっくり押して離す動きを3〜5回行いましょう。冷えやストレスが引き起こすお腹の不調にも効果が期待できます。


足裏の下部にある「失眠」のツボ押し
かかとの真ん中の少しへこんだところにあるのが「失眠」のツボです。片手で足首を固定して、反対側の手で握りこぶしを作って10〜20回軽く叩きましょう。高ぶった神経が落ち着いて眠りを誘う効果が期待できます。


ひざの下にある「足三里」のツボ押し
ひざ下のくぼみから足首に向かって指4本分下がったところにあるのが「足三里」のツボです。向こうずねの外側を目安に、少し強めの力で2〜3分押しましょう。全身の脱力感や倦怠感を取るのに効果的です。

不調を感じたら自律神経に効果的なツボ押しで整えよう

何となく心や身体に不調を感じたら自律神経が乱れているサインかもしれません。今回ご紹介したのは簡単にできるツボ押しばかりなので、ぜひ取り入れてみてください。正しいツボの場所を探そうと神経質にならないようにするのがポイントです。力を入れ過ぎずリラックスしながら行いましょう。

編集&文/SANYO Style MAGAZINE編集部 写真提供/photoAC

 

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