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自律神経の乱れをチェック!自律神経失調症の基礎知識と整える方法6選

自律神経の乱れをチェック!自律神経失調症の基礎知識と整える方法6選

LIFE STYLE

「最近何だかめまいがする...。集中力も続かない...」
もしかすると、それは自律神経が乱れているせいかもしれません。家事に育児、仕事にと大忙しだからこそ、できるだけ毎日健やかに過ごしたいものです。
そこでこの記事では、自律神経失調症とはどのようなものか、自律神経の乱れが確認できるセルフチェック表、自律神経の整え方を紹介します。

自律神経失調症ってどんな病気?

そもそも、「自律神経が乱れる」のは何が原因でどのような状態になることなのでしょうか?また、治療法はあるのでしょうか?本章では、自律神経にまつわる疑問をご紹介します。


自律神経が乱れるとはどのような状態?
心身を活発な状態にする交感神経と、心身を休息させる副交感神経がバランス良く働いているため、人の健康は保たれています。しかし、このバランスが崩れてしまうと、心や身体の調子が悪くなります。これが、自律神経が乱れた状態です。


自律神経失調症の症状
自律神経失調症になると、不眠、疲れが取れない、頭痛、動機、息切れ、めまい、のぼせ、立ちくらみ、下痢、便秘、冷えといった身体的症状が現れます。精神的症状では、情緒不安定、イライラ、不安感、うつなどが見られます。


自律神経失調症の原因
自律神経失調症は、自律神経が正しく機能しないために起こります。しかし、自律神経が乱れる原因は人によって異なります。主な原因としては、不規則な生活、ストレス、更年期障害のホルモンの乱れ、先天的要因などが挙げられます。


自律神経失調症の治療法
自律神経失調症では、心身にさまざまな症状が起こります。ストレスが原因となっている場合は、心療内科を受診するのがおすすめです。もし身体的な不調があるなら、内科(頭痛やめまいなど)や整形外科(腰痛や肩凝りなど)が良いでしょう。

治療法としては、薬物療法があります。また、病院によっては、カウンセリングで心身の不安を解消させたり、ホルモンバランスを整える治療が行われたりします。

自律神経の乱れをチェック

ちょっと調子が悪い時は、「これって自律神経症?それとも疲れているだけ?」と不安になるものです。まずは、自律神経症の可能性があるかどうか、自分でチェックしてみましょう。


セルフチェック表で自分の状態を確認しよう
以下のセルフチェック表は、自律神経症に見られる特徴をまとめたものです。いくつ当てはまるか、確認してみましょう。


1.昼夜逆転した生活をしがち
2.いつも睡眠が足りていない
3.頭痛やめまい、耳鳴りが頻繁に起こる
4.胸が苦しい感じがする
5.集中力が続かず、仕事や勉強がはかどらない
6.手足の震えがある
7.朝食や昼食を抜くことが多く、食べるときは早食いになる
8.肩こりや腰痛がなかなか改善しない
9.不安感やイライラ感が強い
10.悩みがある
11.運動不足
12.胃の調子が悪く、胸やけや吐き気があり、食欲がない
13.金縛りにあうことが多い
14.季節の変わり目に体調が悪くなる
15.身の周りで大きな変化があった


3つ以上当てはまるようなら、自律神経失調症の疑いがあります。当てはまる項目が多いようなら、医療機関を受診しましょう。

自律神経の整え方6選

自律神経を整えて、心身を健やかに保つためには、交感神経と副交感神経がスムーズに切り替わることが大切です。ここからは、今すぐできる改善方法を6つ紹介します。


自分がいつ発症するのかを知る
まずは、自分の不調がどんなときに現れるのかを知ることが、改善の第一歩になります。例えば、「仕事の繁忙期になるといつも調子が悪くなる」など、症状が起こりやすいパターンを知ることができれば、状況に応じた対処法を見つけやすくなるでしょう。

最初は、不調が起きた時間や状況をメモしておき、どんなときに症状が出るのかを把握してみてください。


着脱できる服装をする
窮屈で動きにくい服や、気温に応じて着脱できないような服は、ストレスの原因になります。そのため、できるだけリラックスできる服を選びましょう。服を調節することは、自律神経の過剰な働きを抑制し、自律神経のコントロールにつながるのです。


朝は日光を浴びる
朝日を浴びると、自律神経を整える働きのある「セロトニン」という神経伝達物質が体内で活性化します。また、体内時計がリセットされて、活動時間と休息時間のメリハリをつけることができます。そのため、不眠にも効果的です。


軽い運動をする
軽い運動は、ストレス解消につながるだけでなく、セロトニンなどの神経伝達物質が活性化され、気分爽快になれます。

しかし、運動習慣のない人が、いきなりフルマラソンやハードな筋トレといった激しい運動をしてしまうと、逆にストレスになる場合があります。まずはウォーキングやストレッチといった、無理のない運動をするのがおすすめです。


良質な睡眠を心がける
良質な睡眠は、自律神経を整えるのに欠かせません。睡眠中は副交感神経が活発になるので、心身の疲れを癒し、細胞を修復することができます。

子どもを寝かしつけた後に、ついつい深夜までスマホを見てしまうといった習慣は止めましょう。就寝前はリラックスして部屋を消灯し、ゆっくり眠る準備をするのが大切です。


食生活を見直す
食事と自律神経には大きな関係があります。外食やレトルト、インスタント食品が多い人は、食生活を見直しましょう。ビタミンやミネラルといった不足しがちな栄養素を意識して取り入れてください。

自律神経を整えながら無理せず過ごそう

ストレスやホルモンバランスの崩れなどが原因で自律神経が乱れると、頭痛やめまい、不安感といった症状が現れることがあります。自律神経を整えるためには、良質な睡眠、栄養、適度な運動などが大切です。ストレスを溜めないように、毎日を過ごしましょう。

編集&文/SANYO Style MAGAZINE編集部 写真提供/Pixabay

 

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