雨の日も紫外線対策は必要？油断は厳禁！正しいケアが美肌に導く

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2022Aug01

「雨の日は紫外線ケアをしなくても大丈夫」と思っている人もいるでしょう。しかし、それは大きな間違いです。雨の日でも、適切な紫外線ケアが必要です。この記事では、雨の日にピッタリの紫外線対策や、日焼け止めの選び方を解説します。

雨の日も紫外線は降り注いでいる

梅雨時期や雨の日は、「直射日光が当たらないから、紫外線は気にならない」と思っている人も少なくありません。しかし、雨の日も紫外線は降り注いでいるので注意が必要です。

雨の日の紫外線量
雨の日や曇りの日の紫外線量はどれくらいなのでしょうか？晴れた日の紫外線量を100％と仮定すると、曇りの日は60％、雨の日は30％程度と言われています。曇りや雨の日でも紫外線対策は必要です。

「6月は紫外線量が少ない」というのは間違い
梅雨時期の6月は、「紫外線量が少ない」というのは誤解です。実は、6月の紫外線量は真夏の7月や8月とあまり変わりません。

「雨だから」といって安心して紫外線対策を怠っていると、知らず知らずのうちに、7月、8月並みの紫外線量を浴びることになるかもしれません。天気に左右されず、常に紫外線対策を行うことが大切です。

本章では、雨の日の紫外線対策の方法を解説します。基本的には、晴れの日と同じ対策を行いましょう。

日焼け止めを塗る
晴れの日も曇りの日も雨の日も、紫外線対策の基本は日焼け止めです。

40代女性は、子育てや仕事に忙しく、じっくりと日焼け止めを塗る時間がないことも多いでしょう。そのような人におすすめなのは、乳液や化粧下地としても使えるようなタイプの日焼け止めです。スキンケアの延長で日焼け止めを塗る習慣をつけるようにすれば、雨の日でも忘れずに紫外線ケアができます。

ほかにも、紫外線防止効果のあるBBクリームやファンデーションを使うのも良い方法です。忙しい朝のメイク時間を短縮できるでしょう。

日焼け止めは、3時間程度を目安にして、こまめに塗り直すことが大切です。メイクの上から使えるスプレータイプの日焼け止めや、紫外線防止効果のあるルースパウダーなどを使えば、仕事中でもサッとケアができます。

もちろん、ボディへの日焼け止めも忘れないようにしましょう。特に、耳や首まわり、デコルテやあご下、腕の後ろや足の甲といった細かい部分は塗り忘れが発生しがちなので注意が必要です。

晴雨兼用の傘を使う
日焼け止めだけでなく、紫外線を防止するアイテムも取り入れましょう。とは言っても、雨の日にツバの広いUVカット帽子を被るのも、人によっては抵抗を感じてしまうかもしれません。

そこで便利なのが、晴雨兼用の傘です。雨傘としてだけではなく、日傘としても使えるものなら、雨の合間の日差しにも対応できます。折り畳み傘にして普段から持ち歩いていれば、急な小雨も安心です。

色は、白系よりも黒系でマットな素材のものの方が、紫外線防止効果が高いと言われています。

紫外線防止効果のあるカーディガンやストールも、ボディへの日焼けが気になるときや、冷房で寒さを感じたときにサッと羽織れて便利です。

窓際に注意する
室内や車の中は、どうしても油断してしまいます。特に雨の日は、「今日は一日中家にいるし、すっぴんで過ごそう」となりがちです。

雨の日も、窓ガラスを通して紫外線は降り注ぎます。室内だからといって、紫外線ケアを怠るのはNGです。しっかりと日焼け止めを塗る、窓際には近づかない、といった方法が有効でしょう。

結論から言うと、雨の日に使う日焼け止めは、日焼け止め効果が大きいものよりも肌へのやさしさを優先しても構いません。

SPF・PA値は低めのものでOK
雨の日は、真夏の海でのレジャーで使うような、強い日焼け止めを使用する必要はありません。

雨の日は晴れの日よりも紫外線量は少な目なので、SPFは30前後、PAは++くらいのもので十分でしょう。

簡単にオフできるものが楽
雨の日用の日焼け止めを選ぶときは、石鹸やボディソープ、お湯で簡単にオフできるものが楽でおすすめです。お風呂や洗顔のついでに、手軽に落とすことができます。

子どもがいるママの場合、親子で兼用できる、クレンジング不要の日焼け止めが1本あると便利です。

肌へのやさしさを重視して
乾燥肌に日焼け止めを塗ると、肌がかさついたり、キシキシしてつっぱったりするケースがあります。乾燥肌タイプの人は、ヒアルロン酸やコラーゲン、セラミドといった保湿成分が含まれた日焼け止めを選ぶと良いでしょう。

敏感肌やニキビが出来やすい肌質の場合は、低刺激タイプの日焼け止めがおすすめです。無添加のものや自然派のもの、赤ちゃんでも使えるタイプの日焼け止めもあるので、自分の肌に合うものを選んでみて下さい。

「雨の日は日焼けしない」と誤解し、晴れた日だけしか紫外線ケアをしない人も多いです。しかし、雨の日も晴れた日の3割程度は紫外線が降り注いでいます。6月に至っては、7月や8月の真夏の紫外線量とほぼ変わりません。そのため、雨の日でもしっかり紫外線ケアをすることが大切です。

具体的には、毎日日焼け止めを塗る、晴雨兼用の傘を使う、窓際を避けるという行動を取りましょう。ただ、真夏のレジャーで使うような強い日焼け止めを使う必要はありません。肌へのやさしさを重視した日焼け止めで十分です。自分に合った紫外線ケアを行いましょう。

編集&文／SANYO Style MAGAZINE編集部　写真提供／Pixabay