オレンジと相性のいい色を知る！配色のポイントも解説

LIFE STYLE

2022Dec16

パッと目を惹き、元気な気分にさせてくれるオレンジ。秋から冬にかけてはくすんだオレンジ、春は柔らかなオレンジ、夏は印象的なビビッドオレンジなど、一年を通して着こなしやすいオレンジですが、おしゃれに見せるにはどうしたらよいのでしょうか。オレンジを着こなす際のポイントやオレンジと相性のいい色についてご紹介します。

配色の基本をおさえておしゃれに見せる！

配色の基本を押さえておけば、オレンジに限らず多くの色をおしゃれに着こなせるようになります。まずは、ファッションに色を取り入れる際のポイントをお伝えします。

ファッションに色を取り入れる際のポイント
オールホワイトコーデなど、1色だけでコーディネートするのもいいですが、ファッションに複数の色を取り入れる際は、「ベースカラー」「アソートカラー」「アクセントカラー」の3色を基本に考えるのがポイントです。

・ベースカラーとは…最も広い面積を占め、全体の印象を決める色。主役となるアイテムに取り入れるのが基本
・アソートカラーとは…ベースカラーを引き立てる色。ベースカラーより主張が少ない色で、トーンを合わせるとまとまりが出る
・アクセントカラーとは…コーディネートにメリハリを出してくれる色。ベースカラーの反対色を選ぶと全体が引き締まる

色を上手に取り入れて、おしゃれを楽しみましょう。

配色バランスは7：2：1が基本
「ベースカラー」「アソートカラー」「アクセントカラー」が決まったら、全体の配色を「ベースカラー約70％」「アソートカラー約20％」「アクセントカラー約10％」で考えてみましょう。

ただし、「7：2：1」は基本の考え方であり、多少変わったとしても大丈夫です。「なんだかバランスが悪いな…」と思ったときは、アソートカラーを30％まで増やすなど、色の配分を変えて全体をコーディネートしてみてください。

基本は抑えつつ、自分が感じる「おしゃれなバランス」を見つけましょう。

ファッションにオレンジを取り入れる際のポイント

オレンジをファッションに取り入れる際、具体的にどのような点に気をつければよいのでしょうか。オレンジと相性のいい色を見つけるためのポイントをご紹介します。

同系色もしくは同一トーンを選ぶ
ミカン色や朱色のようにオレンジに似た色合いや、ベージュやブラウンのようにオレンジと同じ暖色などの同系色を選ぶとまとまりが出ます。また、色のトーンを合わせれば、グリーンやブルーのような反対色でもマッチするでしょう。

ちなみにトーンとは、色の明るさ（明度）や鮮やかさ（彩度）のこと。季節の印象に合わせてトーンを変えれば、おしゃれにオレンジを取り入れられます。

淡い色には締め色を取り入れる
ペールトーンのような淡い色だけでファッション全体をまとめると、膨張して実際よりも太って見えてしまうことがあります。ペールトーンでまとめる際は、引き締め効果のあるアクセントカラーを取り入れましょう。

ビビッドなオレンジならアクセントカラーに使いやすいです。ペールトーンのワンピースにオレンジのベルトをするなど、全体のバランスを考えながら、どこにどんなアクセントカラーを使うか考えてみてください。

迷ったらベースをモノトーンにする
3色どんな色を選んだらいいのか悩む場合は、ベースカラーをモノトーンにしてみると考えやすいです。

また、オールホワイトやオールブラックのコーディネートにアクセントカラーとしてオレンジを取り入れるだけでもおしゃれです。どんな色とも相性のよいモノトーンを味方につけると、オレンジも気軽に取り入れられるでしょう。

オレンジと相性のいい色

基本的なことが分かったところで、オレンジと相性のいい色をいくつかご紹介しましょう。ファッションにオレンジを取り入れる際、コーディネートの参考にしてみてください。

モノトーン
先ほどもお伝えしたように、モノトーンは比較的どんな色とも相性がよいです。ベースカラーをモノトーンにした場合、白なら爽やかに、ブラックなら大人っぽく、グレーなら落ち着きがありつつも優しめの印象になるでしょう。

もちろん、ベースカラーをオレンジにし、アソートカラーやアクセントカラーとしてモノトーンを取り入れるのもおすすめです。

ベージュやブラウン
モノトーンのように合わせやすく肌なじみのいい色として人気のベージュやブラウンも、オレンジと相性のいい色です。オレンジと同じ暖色なので、統一感のあるコーディネートができるでしょう。

ペールオレンジのワンピースにベージュのカーディガンを合わせて春っぽくしたり、鮮やかなオレンジのトップスにブラウンのボトムスを合わせて秋を取り入れたり。オレンジのスカートにベージュのムートンコートを合わせたりするなど、いろいろなおしゃれを楽しめます。

ネイビーやグリーン
ネイビーやグリーンはオレンジとのコントラストが大きいですが、合わせてみると意外とマッチします。主張の強い色同士の組み合わせになるため、色のトーンや配分に気をつけつつ取り入れてみましょう。

Tシャツとパンツのようにシンプルなアイテムでも、オレンジとネイビーやグリーンをバランスよく取り入れるだけで、「おしゃれ上級者」と印象づけられるはずです。

オレンジと相性のいい色を知ってファッションを楽しもう

オレンジは、一年を通してファッションに取り入れられる色のひとつです。ベースカラーとしてもアクセントカラーとしても使いやすいため、オレンジのワンピースで元気に見せたり、オレンジのスカーフで顔周りを華やかに見せたりするなど、なりたいイメージに合わせてコーディネートを考えてみてください。

オレンジと相性のいい色を組み合わせて、おしゃれを楽しみましょう。

編集&文／SANYO Style MAGAZINE編集部　写真提供／Pixabay