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チェスターとステンカラーコートを||ちゃんと説明できる人、少ない説!

チェスターとステンカラーコートをちゃんと説明できる人、少ない説!

メンズコーデの正解

トラッドな装いがトレンドな一方で、クラシック人気も相変わらず。となると、冬のコート選びはこの2タイプが気になるところ。ところで、それぞれの特徴ってちゃんと把握してますか?

定番だからこそ、知っておきたい基礎知識

トレンド云々関係なく、コートにおける鉄板的存在といえる「チェスターコート」と「ステンカラーコート」。


まずチェスターコートとは、正式にはチェスターフィールドコートと呼ばれ、19世紀にチェスター・フィールド伯爵が着たのがその始まりとされています。特徴は、現代のスーツの原型となったフロックコートと同じ、ラペル付きという点。ゆえに英国クラシックな印象が強いですが、昨今はあえてカジュアルなコーデに合わせた、いわゆるシティボーイ的な着こなしも人気です。


一方ステンカラーコートは、正式にはバルマカーンコートと呼びます。スコットランドの地名が由来で、そもそもはレインコートが出自の実用服。動きやすいラグランスリーブ、風雨が入りにくい比翼仕立てに、その名残があります。


比較的オンオフ兼用するならステンカラーコートに軍配が上がりがちですが、先述の通り今ではチェスターコートもオンオフ兼用コートの常連に。ま、どちらでも重宝するってことです。

一見して上質だとわかる生地は、さすが国産

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    EPOCA UOMO(エポカ ウォモ)


    見るからにあたたかみと上質感に溢れるウール混生地は、日本屈指のウール産地である尾州で生産されたもの。2重織りにして縮絨加工を施したハリのある生地感が特徴で、クラシックなチェスターコートをモダンな印象に仕上げた一着。シルエットの美しさも秀逸です。

着るだけでオトコ前度が上がる洗練チェスター

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    LOVELESS(ラブレス)


    きめ細やかなメルトン生地は、ニューイングランドラムの上質なウールの賜物。タイトすぎず、ゆったりすぎない程よいサイジングに加え、やや高めの位置にウエストを設定したAラインシルエットは、オンオフともに精悍な着姿を演出してくれます。これぞまさに、理想的な大人のコートと言えるでしょう。

クラシックだけどイマドキ、そのバランス感覚がイイ

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    MACKINTOSH LONDON
    (マッキントッシュ ロンドン)


    英国クラシックなクラブチェック。それでいて、ゆったりとしたリラックスシルエットは実にイマドキです。それは、スペックにおいても。生地には名門ロロ・ピアーナ社製のグリーンストームシステム®を採用。天然ウールの風合いを残しつつ、防水性や防風性を発揮。さらに、ウール素材の裏側に、植物ベースの再生可能原料を50%使用した、環境負荷の低い透湿防水フィルムを採用しているサステナブル仕様です。

一生モノとしてのコート選びは、やはりココで

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    SANYOCOAT(サンヨーコート)


    時代もトレンドも問わない、本質的に優れた一着を目指した「100年コート」。純国産の証であるJクオリティ認証アイテムで、青森のコート専業自社工場で丁寧に作られています。原料には高級コットンの代名詞ギザコットンを使用。その糸を高密度に織り上げたギャバジン生地には、はっ水加工が施されています。さらに、裏地やライナーなどに配されたチェック柄は「三陽格子」柄。機能性とオリジナリティを兼ね備えた一着です。

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撮影/島本一男<BAARL> スタイリング/高塩崇宏 編集/西原智美 文/安岡将文 ディレクション/大崎文菊<Roaster>、Pomalo inc.

 

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