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お洒落な人は知っている! || マフラー&ストールの巻き方6選

お洒落な人は知っている! マフラー&ストールの巻き方6選

メンズコーデの正解

カラダを温めるのに重要なアイテムといえば巻物。せっかく巻くなら、オシャレに巻きたいものです。巻き方のバリエーションを知っておけば、冬コーデはもっと楽しくなりますよ。

冬のオシャレは巻き上手が制する! 太さ別巻き方指南

冬の寒さから体を守る巻物。実用アイテムとしてだけでなく、冬のオシャレにおいても欠かせない存在です。たかが巻物と侮るなかれ。生地が柔らかな分、表情が出やすいとあって効果的に使えば同じコーディネートでも雰囲気を一変させることが可能です。なにせ、首元は視線が集まるゾーンですからね。


そこで今回は、細長いマフラー系と幅広のストール系それぞれにおける、巻き方のバリエーションをご紹介しましょう。タイトに巻けばオトコらしく、ゆったり巻けばエレガントに。マフラーやストールひとつでスタイルが変わるのなら、コスパ的にもありがたいですよね。

どんなコーデにも合うオーソドックスな【ループ巻き】

  • 01

    細長いマフラーを巻く際の、最も定番の巻き方。方法は実に単純で、2つ折りにしてできた輪っか部分に、端を通すだけ。簡単にして、適度な立体感と垂らした部分の動きを両立できます。2つ折りに重ねる分、厚手の場合はボリュームが出すぎるので、細長いマフラー向きです。

  • (1)まずは、縦に2つ折りにして首の後ろから回します。折り返したところに輪っかができるので、そこにもう一方を通すだけ。

  • (2)幅が広いと首元にボリュームが出すぎて首元が詰まった印象になるので、細長いマフラー向きの巻き方です。短めのマフラーでもできますが、垂らした部分の長さが程良くある方が形が美しく決まります。

オトコらしさ抜群の無造作系【トグロ巻き】

  • 02

    その名の通り、とぐろを巻くようにマフラーをぐるぐると首に巻きつける方法。首元がタイトになり、垂らす部分がないためオトコらしい印象に。写真のようなブルゾン系アウターとの相性抜群です。何重にも巻くので首元の防寒性が高いのも魅力です。

  • (1)片方の長さをやや残したまま、首に何重も巻きつけます。最初から端を中に巻き込むと、動くうちにズレてくるので注意を。

  • (2)何重か巻きつけたら、両端を重ねた部分に差し込むだけ。幅が広かったり生地が厚いと、首元が窮屈に見えてしまいます。また、タイトに巻き付けるのも同様に見えるので、ある程度ゆとりを持たせるのがコツ。

スタイリッシュ度MAXな【ノット巻き】

  • 03

    ネクタイのようにノットを作る方法。ボリューム感が抑えられ、なおかつ垂らす部分が長めに取れるので、都会的で洗練された雰囲気を楽しめます。首元がすっきりとするので、襟にデザイン性のあるスタンドカラーやバルカラーのコートなどにオススメです。

  • (1)マフラーの両側を垂らして、ノットを作る側をやや長めにしておきます。ノットは極々シンプルに、ひとつ輪っかを作るだけ。

  • (2)結び目を作ったら、もう一方の垂らしたマフラーを差し込む。この時、結び目は後に長さ調整ができるように、ゆったりと作っておく。

  • (3)結び目に通したら、両端の長さを一緒になるように調整を。結び目をゆったり作っておけば、ノットの高さも調整しやすくなります。

今シーズン気になるのはこんなチェック柄

THE SCOTCH HOUSE(ザ・スコッチハウス)


トラッド気分な今冬シーズンは、やっぱり気になるハウンドトゥース。ブラウンとベージュで構成される同柄にブルーのオーバーペーンをあしらうことで、トラッドな中にもモダンな爽やかさが。写真右は、カイリーンチェックとヘリンボーン柄の2面使いが見どころに。幅は左と同じ35cmで、巻き方によってまるで異なる柄を使い分けることが可能です。

ドレープ感がエレガントな【ナイアガラ巻き】

  • 04

    ちょっと大げさなネーミングですが(笑)、要するにただ両端を垂らしただけ。大判もしくは長さのあるストールだからこそ可能な方法で、長さを以てして垂らすことによるドレープ感が、実にエレガントな印象を楽しませてくれます。ロングコートとの相性抜群です。

どんなコーデも色気が増す【ミラノ巻き】

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    幅のあるストールの魅力は、やはりドレープ感。ならば、巻く際にもそのやわらかな風合いを楽しみたいものです。そこでオススメなのが、いわゆるミラノ巻き。伊達男おなじみの巻き方で、輪っかを2つ作って巻くことで立体感を演出できます。

  • (1)適度にストールを細長くまとめたら、まずはグルリと首元を一周。その際、向かって左側をやや長めに取っておきましょう。

  • (2)やや長めに取っておいた側を、輪っかになった部分の下から通します。ただし、端まで通し切らずに写真のように途中部分を通して輪っかを作りましょう。

  • (3)途中部分だけを通してできた輪っかに、反対側の端を通して垂らせば完成。両端は、少し長さが違う方が表情が豊かになりオシャレですよ。

色気を狙うなら断然【アフガン巻き】

  • 06

    大判ストールの専売特許と言える巻き方がこれ。その名の通り、アフガニスタンなどの中東でよく使われる巻き方で、本来は砂嵐の際に鼻から首までを覆えるように、生地に余裕を持たせることが目的。そのため、ゆったりとした巻き方になり、それが色気を演出してくれます。

  • (1)ストールを一度広げ、首にかけます。その際、向かって右側を短くしましょう。短くした側の端のコーナーを持ち、長く垂らした側の下に巻き込ませます。

  • (2)長く垂らした側を前から後ろ、そして再び前へと一周させ、反対側に垂らします。

  • (3)ぐるりと一周させた側の端のコーナーを持ち、向かって右側の巻いてある部分に巻き込ませたら完成。両端のコーナーが下位置にあり、三角形になっているのがポイントです。

大きめだからこそ可能な3面使いに注目

Paul Stuart(ポール・スチュアート)


大判ストールならではの優雅な雰囲気が、より引き立つペイズリー柄。実はトーンの違う無地との3面使いになっているので、ビジネスから休日カジュアルまで幅広く使えます。写真右も同じく3面使い。ブラウン、ベージュ、ネイビーという、メンズファッションの定番カラー揃いなので、こちらも汎用性高しです。

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撮影/人物:トヨダリョウ 静物:島本一男<BAARL> スタイリング/高塩崇宏 ヘア&メイク/向後信行<JANEiRO> モデル/KENJI<BARK in STYLe> 編集/西原智美 文/安岡将文 ディレクション/大崎文菊<Roaster>、Pomalo inc.

 

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