おしゃれ見えを約束!春アウターが決め手の「ベージュ」スタイル4選
メンズコーデの正解
2022May05
オンでは身近な色なのに、オフになると途端に浮ついた印象を感じてしまう。それはベージュが本来持つ性質を生かし切れていないからかもしれません。ベージュスタイルを春らしくおしゃれ見えさせるにはどうすべきか? 4つのスタイルから紐解きます。
シーズン問わずに使えて、しかも着回し力抜群!
ベージュとはどういった色でしょうか。もともとベージュはフランス語の色名で、当初は刈り取った状態、つまり未漂白・未加工・未染色の羊毛で織った毛織物の色を表わす言葉だったのだとか。現在、ベージュの色合いに対して、ごく薄い黄色ないし茶色、漂白や染色をしていない羊毛のような色と表現されているのはそのためです。
では、コーディネートを組むうえでベージュはどのように手懐ければ良いのでしょうか? 専門的にいうと、ベージュは明るさを調整するために用いる清色であり、かつ白や黒に近いオフニュートラルカラー。単体で見るとぼんやりとした印象に感じてしまうのはそのためです。
攻略のポイントは、メリハリ、ワントーン。この2つを心掛けることで、ベージュが本来持つ落ち着き、柔和さ、軽やかさ、そして都会的な印象を引き出すことができます。
ベージュの“落ち着き”が淡青の爽やかさを引きたてる
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01
着こなしの軸は、スウェットパーカ、ボーダーカットソーともにトップスは白寄りのモノトーン、そしてボトムスは薄いブルーの味出し仕様。ここにやや重みのあるベージュのアウターを重ねることで、爽やかな淡いトーンが際立ち、全体にメリハリが生まれます。主役のアウターは体の動きにスムーズに追従するメモリー素材で仕立てた「LOVELESS(ラブレス)」のトレンチコート。上品でトラッドな雰囲気のタッセルローファーを、大人っぽさのスパイスに。
ホワイトのワントーンよりも優しく上品に!
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トーンとは色調のこと。明るさと色の強さをまとめて表現する際に使う言葉です。着こなしにおけるワントーンとは、すなわち、上から下まで同じニュアンスの色で整えること。パンツはホワイトベージュのスラックス、ワイドシルエットでまとめたエクリュカラーのダブルライダースは「ラブレス」のもの。そしてインナーは、白のバンドカラーシャツ。ベージュよりも主張の少ない白をインナーに使い、コントラストを穏やかに高めることで全体のトーンが一段アップ。ベージュならではの優しげな雰囲気と上品さが際立ちます。
茶系ベージュでメリハリを男っぽく効かせる
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03
「MACKINTOSH LONDON(マッキントッシュ ロンドン)」のブルゾンとスラックスで、メリハリを効かせたコーディネート。無骨なミリタリーブルゾンもベージュで優しげで上品な佇まいに。スラックスとインナーに合わせたプルオーバーは、ベージュと同じニュアンスカラーに分類されるグレーだから、ベージュとの相性は抜群。あえてアクセントカラーを避けることで、素材やニュアンスを生かしやすくなり、着こなしのセンスをアップできます。
ベージュなら多機能アウターも大人っぽく楽しめる
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「THE SCOTCH HOUSE(ザ・スコッチハウス)」のベストは、IT周辺機器メーカーのエレコムと協業した脱着可能なモバイルファン付き! テクニカルなアイテムであっても落ち着いた雰囲気を醸し出せるのがベージュの長所です。ベストと同じベージュのTシャツでワントーンを意識した上半身に対して、ボトムスはブラックパンツでコントラストを大胆に強調。こうすることで大人っぽく引き締まった印象にまとまります。ボトムスが「ECOALF(エコアルフ)」のスウェットパンツならさらにベター。脚のラインを美しく強調するテーパードシルエットなのに、スウェット素材だから締めつけが少なく、一日中快適に過ごせます。
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構成/SANYO Style MAGAZINE編集部 文/渡辺和博 ディレクション/Pomalo inc.
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