2021年春夏ファッション！エディター・坪田あさみさんと探す「ネクストベーシック」【前編】

今日のリアルコーデ

2021Mar01

いよいよおしゃれが一番楽しい季節が到来！店頭にも春物が続々と入荷中です。今シーズンのトレンドは？注目の色や素材とは？いち早く知りたい情報を探るべく、ファション誌や広告などで活躍するエディター坪田あさみさんと共に、三陽商会の春夏プレス展示会に潜入。2021年春夏のお買い物計画の参考になりそうな、今一番欲しいアイテムをご紹介いただきました。

【MACKINTOSH PHILOSOPHY(マッキントッシュフィロソフィー)】

季節をつなぐ春アウターは
軽やかなギンガムチェックに注目

品のよいカジュアル感で人気の「マッキントッシュフィロソフィー」でまず目に飛び込んできたのは、大人の可愛げに欠かせないギンガムチェックのステンカラーコートと、坪田さん。「キレイ色が多くなる春ですが、私はあえてこの春“黒”を着たい気分。このコートなら春でも重くならず軽やかなムード。差し色には蛍光イエローのミニショルダーバッグを合わせてアクセントに。スカートでもパンツでも合わせやすい着丈も今っぽいムードに導いてくれます」（坪田さん）。

ボトルネックや袖先にデザインを効かせたり色を変えることで、この春ますます可愛くなったクレリックカラーニットの最新。「シンプルなコーディネートでもしゃれた印象に見せてくれるディテールが絶妙です。ボディラインを拾わない、つかず離れずのシルエットも優秀で、定番人気なのも納得です」（坪田さん）。

カジュアル見えするボーダー柄に黒を部分的にあしらい辛口に引き締めたクレリックカラーニットに、ショートパンツ合わせも洗練されたルック。「私もこの春夏こそショートパンツに挑戦したいと思っているのですが、大人はひざが隠れる丈感がマスト。さらにセンタープレスが入ったきれいめなリネン素材なら、自信を持って着られそうです」（坪田さん）。

【MACKINTOSH PHILOSOPHY “GREY LABEL”
(マッキントッシュフィロソフィー “グレーラベル”)】

自由な組み合わせが新鮮！
着こなしの幅が広がる最新セットアップ

ここ数年、いろいろな組み合わせが登場し定番商材となっているセットアップの進化系に注目。「ジャケットとキャップ、タイトスカートという組み合わせが新鮮。オリジナルのチェック柄もコントラストが強すぎないから、女らしい雰囲気で着られそう。チェックのスカートに白いスウェットやスニーカーを合わせてキャップをかぶる、そんなコーディネートを考えるとワクワクします」（坪田さん）

ユーロ系ミリタリーのヴィンテージ物が大好物という坪田さん。「本格的なディテールを備えつつ、サイズ感やデザインでは女性が気負わず着られるよう考えられた"グレーラベル”のシグネーチャーモデルの【モーターサイクルシリーズ】が素晴らしい。メンズライクになりすぎない色や形が素敵で思わず目移りしてしまいます」（坪田さん）。
モーターサイクルシリーズのジャケット「RUSPER(ラスパー）」とパンツ「BALCOMBE(バルカム）」を着用してみました。ミリタリーテイストが強すぎないのもちょうどいい。ジャケットの下に軽めのロングスカートを合わせたり、ペンシルスカートを合わせて女っぽく着こなすのもいいですね。ベーシックなパンツは合わせるトップスを選ばず、厚みのある素材感は着込むほどにいい味になりそう」（坪田さん）。

「昔からビッグシルエットのコットンニットが好きなのですが、重くてかさばるのでちょっと遠のいていました。でもこのニットならその全てを解決してくれます！」と坪田さんが興奮気味に話すのは、コットンに和紙を混ぜて作られたもの。「ざっくりとした風合いながら軽くて疲れません。薄手なのでジャケットのインナーにも活躍しそう。自宅で洗っても乾きが早いのもうれしいし、今どきなニュアンスカラーも素敵」（坪田さん）。

ウエスト部分に共布ベルトをあしらったグルカパンツのディテールを備えたパンツ、BALCOMBE(バルカム）は、裾にかけて細くなった脚長シルエット。「センタープレスできれいめなので、ラフになりすぎないのもいいですね。パンツ裾にベルトがついているので自転車に乗る時も活躍しそう。フラットパンプスとも合わせやすい丈感なので女っぽくも着られそうです」（坪田さん）。

※展示会サンプルにて撮影をしているため、一部商品にデザイン変更や素材変更、カラー変更などがございます。ご了承ください。

坪田あさみ／Asami Tsubota

つぼたあさみ■『eclat』『Marisol』（共に集英社）など、大人の女性をターゲットにしたファッション誌を中心にエディター・ライターとして活躍。自身の生活や着こなしについてのコラムも好評。ブラントとの商品開発や商業施設のブランティングなど、仕事の幅を広げている。また湘南地域へ移住し、東京と行き来する二拠点生活も話題に。神奈川県逗子市でオムライスとオムレツサンドの専門店「サンダウナー東京オムレツ」も経営する。
Instagram：@asamit1201

構成&文／坪田あさみ　撮影／小渕真紀子　ディレクション／Pomalo inc.