石毛のりえさんが指南！「ジャケットが主役のデイリーカジュアル」

今日のリアルコーデ

2021Sep27

「ジャケット」というとどうしても通勤やオケージョンのイメージが強く、生真面目で堅苦しい印象を抱いてしまいがちですが、実は大人のカジュアルにこそ取り入れたいアイテム。ジャケットそのものにきちんと感や華やかさがあるから、デニムなどデイリーボトムスとの合わせでも完成度の高いスタイリングに。人気スタイリスト・石毛のりえさんが、着こなしのコツをレクチャーします。

モダンなアレンジが光る正統派ジャケット

クラシカルなガンクラブチェック柄とメタルボタンの組み合わせがシャープな「LOVELESS(ラブレス)」のジャケット。ポリエステル×レーヨン素材で、適度なハリ感がありつつ柔らかい風合いに仕上げています。ストレッチが効いているのでストレスフリーな着心地も魅力。「MACKINTOSH LONDON(マッキントッシュロンドン)」のフリルブラウスとインディゴブルーのデニムパンツを合わせ、洗練されたカジュアルに。

NORIE's Comment
「華やかなジャケットを主役に、インにはサックスブルーのフリルシャツを合わせて“甘めトラッド”に仕上げました。デニムは太もも部分が太めで裾に向かってスッキリ細くなる、注目のリラックスシルエット。アイテムだけでなく、シルエットも更新することでより鮮度が高い大人のカジュアルを楽しめます」

ディテールへのこだわりが美しい佇まいの秘密

ジャケットは肩先で高く反り上がった、コンケープドショルダーと呼ばれる肩のラインがマニッシュな佇まいのポイント。ピークドラペルやサイドベンツなどオーセンティックなディテールを取り入れつつ、洗練された雰囲気が感じられる今シーズン注目のデザインです。

NORIE's Comment
「身幅にはゆとりがあり、ウエストはほんのりシェイプされたメリハリの効いたシルエット。大きめのメタルボタンがリュクスなポイントになっており、キレのいい華やかさを添えています。大人のカジュアルスタイルにジャケットを取り入れる場合、こんな風にさりげなくディテールが効いていることも重要なポイントです」

軽やかに着られるデイリージャケットこそ上質なものを

〈右2着〉ニューノーマル時代に対応する「TRANS WORK(トランスワーク)」のイチ押しジャケット。スタンダードなシングルテーラードで、ほんのり光沢がありストレッチ性に優れたウォッシャブル素材を使用。別売りボトムスとセットアップにすることも可能です。
〈左〉「ラブレス」のツイードライク素材ジャケットは、ストレッチ性に富んでおり着心地抜群。上衿の切り替えとポケットの配色が、モダンな印象を後押しします。体に沿う細身のシルエットとバランスの良いコンパクトな着丈で、凛とした知的な雰囲気に。