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「サンヨーソーイング デザインド バイ トキト」が贈る

「サンヨーソーイング デザインド バイ トキト」が贈る " 超 " 限定アウター

スペシャル

今年50周年の歴史深きファクトリーであり、三陽商会のモノ作りを象徴する存在である「サンヨーソーイング」。その優れた技術力、そして日本固有のクラフツマンシップから生み出されるメイド・イン・ジャパンの高品質を提示するため、ブランド「トキト」の吉田十紀人氏を協業デザイナーに迎え、工場のノウハウを存分に注ぎ込んだシグネチャーモデルを製作。語り尽くせぬほどのこだわりが凝縮された「SANYO SEWING Designed by TOKITO(サンヨーソーイング デザインド バイ トキト)」の全貌を公開します。

about TOKIHITO YOSHIDA & SANYO SEWING

  • TOKITO デザイナー  吉田十紀人


    よしだ ときひと■1955年、東京都生まれ。「メンズビギ」のデザイナーを経て、'78~'84年まで雑誌『ポパイ』『ブルータス』の編集者として活動。その後、ヴィンテージスタイルのバイカーズウェアを提案する「ハロルズギア」を設立し、コンセプト作りからデザインまですべてを手掛ける。また、英国発「ブレイズ・オブ・サヴィルロウ」の国内クリエイティブ ディレクターを務め、'97年に自身のブランド「トキト」を発足。2009年に発売された「バブアー」とのコラボレーション、また「ウールリッチ」へのデザイン提供など、世界的にも評価を得る日本を代表するファッションデザイナーのひとり。

  • サンヨーソーイング


    1969年、世界でも類を見ないコート専業のファクトリーとして青森県に設立。以来、三陽商会の祖業であり、現在も核たるアイテムであるコートの仕立てを一手に担い続ける。半世紀にわたって培われ、継承されてきた確かな技術力と、それを駆使した圧倒的なハイクオリティは多くのデザイナー&ブランドに知られており、「サンヨーコート」をはじめとする自社製品のほか、セレクトショップや百貨店など他アパレルメーカーのOEM生産でも高い信頼と評価を獲得している。

限定150着! 「リアルユース」を
テーマにした3モデルをラインナップ

バイカーズウェア&カルチャーへの造詣が深く、また現在は自転車を日々の足としている吉田十紀人氏。今回のカプセルコレクションでは、そうした自身のライフスタイルに紐づくリアルな視点を反映した、「リアルユース」をテーマとするプロダクトを提案します。もちろんサイクルシーンのみならず、通常のファッションアウターとしても幅広く活躍。さらに、3型×各2色の全6タイプ合計で150着だけの限定生産となり、それぞれにシリアルナンバーが付くプレミアムな逸品です。

サンヨーソーイングが誇る
匠の技術が随所に息づく

【左上】腕利きの職人が揃う「サンヨーソーイング」の粋を結集させた、世界最高水準の品質。その熟練の技は、一見ではわからない細部にまで。そして、この微差こそが佇まいの大差に。【右上】しゃんと身頃に座りながら首に柔らかく沿い、それでいて衿立ても美しくキマるよう手まつりで縫い付けられた衿。たいへんな手間暇、高度な技術を要するこれぞ「サンヨーソーイング」の真骨頂。【左下】歪みのない直線、滑らかな曲線と、正確かつ流麗なラインが描き出されるステッチ。2本針でなく1本ずつ施したWステッチもキッチリと平行。【右下】生地の厚さに応じて根巻きの高さを微調整するなど、ボタンは1つ1つ丁寧に手付け。不安定に傾かず、しっかりと自立するため留めやすく、またアウター全体の凛とした顔つきにも一役買っています。

#001 RIDING COAT

エレガントなシルエットに惚れる
トレンチタイプの「ライディングコート」


3型のなかでも特にシンボリックな一着となる、トレンチタイプの「ライディングコート」。裾に向かって緩やかに広がるAラインのシルエット、ことウエストから流れ落ちるような背面の美しいドレープが、大人の男の色気が薫るエレガントなバックスタイルを演出します。またヒップ回りに十分なゆとりを設けているため、サドルに跨った体勢でも突っ張りにくいなど、バイシクルユースに根差したパターンワークもデザイナー吉田十紀人氏のこだわり。その緻密な計算に基づくイメージを寸分違わず具現化できたのは「サンヨーソーイング」だからこそ。

  • 柔らかく風合い豊かなオックス地
    その表情はヴィンテージさながら


    生地にはコットンの細番手糸を撚り合わせ、ギュッと目を詰めて織り上げた高密度のオックスフォードを使用。さらに、じっくりと時間を掛けて加工を施すことで、長く大切に着込んだヴィンテージのような、こなれ感のある豊かな風合いへと仕上げています。

  • ライディング時の不快な蒸れを軽減
    ベンチレーションを兼ねる背ヨーク


    中空構造になったバックヨークの内側は、通気性に富むリネン素材に。これがコート内に溜まる汗などの湿気を排出するベンチレーションとなり、快適な着心地をもたらします。

  • サイクリストに嬉しいギミック
    オール イン ワンへと変身


    裾にセッティングされたボタンを使い、左右の身頃を拝み合わせるように留めることで、両脚それぞれを立体的に包み込むオール イン ワン型へとトランスフォーム。これにより膝丈のロングコートであってもサドルに跨りやすく、かつ、ライディングの風を受けて裾がはためくのを抑えることができます。

  • 着脱式の中綿ライナーにより
    秋から真冬、春までフルに活躍!


    ジッパーで着脱可能な中綿入りのライナージャケットが付属し、秋から真冬、春までの3シーズンに対応。コートのベルトが当たらず、またライディングポジションでも腰回りがモタつかないようショートレングスに設定しつつ、ゆったりシルエットのコートに対して体に沿うタイトフィットのため、短丈でありながら確かな保温性を実感できます。

  • ライナージャケットは
    アウターとして単品使いもOK


    取り外したライナージャケットは、中綿アウターとして単品で着用することも。これにより季節やコーディネートに応じて、コート単品、ライナージャケット単品、コート&ライナージャケットの3wayで活躍します。また、ハンドルを握るなど肘を曲げた姿勢でも袖が突っ張らないよう、エルボーホールを空けているのもポイント。

#002 REVERSIBLE SPORTS JACKET

1着で2倍のコーディネートが叶う
「リバーシブル スポーツジャケット」


英国のカントリーテイストを感じさせる「リバーシブル スポーツジャケット」は、その名のとおり、1着で2倍楽しめる両A面タイプのフィールドアウターです。コットンとウールを表裏にしたデザインは、どちらもクラシカルでありながら印象は異なり、その日のコーディネートによってフレキシブルに使い分けることができます。昨今人気のSUVカーよろしく、日々のタウンユースに適すると同時に、アウトドアでも活躍する優れた性能を備えており、都市と自然をボーダーレスに行き来するフットワークの軽い大人にこそオススメしたい一着です。

  • 英国生まれのクラシカルな生地
    ベンタイル&ツイードを表裏に


    コットン面は、第二次大戦下の英国空軍がパイロットの耐水服用に開発したベンタイル。最上級の超長綿を使ったコットン100%を、限界まで超高密度に打ち込むことで優れたはっ水を実現した、天然素材による高機能ファブリックです。一方のウール面は、英国羊毛を日本で織り上げた薄手のツイード生地に。こちらを内側にして着用することにより、いっそうの防寒が可能になります。

  • 衿の内側にはフードを格納
    天候や装いに合わせて着脱できる


    立てると首元がしっかりと覆えるよう、衿は大きめに設定。その内部に格納されたポリエステル生地のフードを装着することで、アウトドアジャケット顔負けの機能性を発揮します。

#003 CYCLING ANORAK

古き良きアウトドアパーカを進化させた
機能派の「サイクリング アノラック」


往年のアウトドアパーカにインスパイアされつつ、よりファッショナブルに、よりファンクショナルに磨き上げた「サイクリング アノラック」は、クラシックとモダンが共存するハイブリッドなアウターです。自転車のライディングポジションや動きやすさを考えた立体的なパターン、要所に設けた充実のポケットなど、デイリーユースにも役立つ作り込みがそこかしこに。特に紹介のマルチカラーは、地味にまとまりがちな秋冬スタイルに映えながらも、落ち着いたトーンでの配色のため派手には見えず着こなしやすい、大人好みする逸品です。

  • はっ水、透湿性にも優れる
    ミリタリー由来のベンタイル


    3色を切り替えたマルチカラーの表地には、上に紹介の「リバーシブル スポーツジャケット」と同じく、日本製のベンタイルを採用。はっ水に優れたミリタリー由来のクラシカルな高機能ファブリックです。

  • 裏地にもベンタイルを張った
    贅沢な仕様である無双仕立て


    ライニングにも同様のベンタイルを張ることで、さらなるはっ水性を確保。表裏が共地となるこの無双仕立ては、2着分のファブリックを要する贅沢な作りであり、古くは富裕層のレジャースポーツであったフィッシングやハンティングなどのクラシカルなアウトドアジャケットに見られる仕様です。また裾には、絞ったドローコードの余りが垂れ下がらないように留めるループも配備。と、細かくも気の利いた作り込みが隅々にまで。

  • 背面には大容量ポケットが2つも
    だから手ぶらでの外出も余裕♪


    背中&腰には、地図や新聞などを収納できる大型ポケットが。こちらも古き良きマウンテンパーカやハンティングジャケットからインスピレーションを得たディテールであり、バックパックやメッセンジャーバッグを必要としない、手ぶらでの外出を可能にします。

  • 隠されたベンチレーションが
    ジャケット内の湿気を排出


    左右の脇下、そして背中のフラップポケットの内側には、ベンチレーションジッパーを搭載。これを開けることで、ジャケット内の不快な蒸れを効率的に逃がすことができます。本格アウトドアメーカーのシェルジャケットにも用いられる機能的なディテールです。

Photo: Shoichi Muramoto@BYTHEWAY PHOTOGRAPHY(Still) Edit & Text: Naoyuki Ikura Direction: Pomalo inc.

 

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