今冬、即戦力となるアウター選びの新基準 前編
スペシャル
2020Nov25
生活様式の変容により、働き方だけでなく ビジネスマンの装いにも多様化の波が及ぶいま。 冬の主役であるアウター選びにも、去年までとは違う視点が必要だ。そこで、各タイプのアウターごとに"いまの視点"による選択基準と推しの逸品を紹介しよう。
3WAYブルゾン - オン・オフのシームレス化で着まわし力がいっそう重要に -
ビジネスウエアのカジュアル化 が加速していく中、一着で極力着まわしの利くものが重宝する。とりわけ、着脱可能かつ単品使いもできるライニングがセットされた3WAY仕様のアウターならば、さまざまなシチュエーションに抜群の対応力を発揮する。秋から春まで、活躍する期間の長さもポイント。頼りになるアウターとして太鼓判を押す。
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圧倒的人気モデル「バーウィック」が今季、
3WAY仕様にアップグレード
英国のミリタリーウエアをモチーフとした人気モデル「バーウィック」。今季は3WAY仕様に進化し、ボタンなどのパーツを身頃と同色にして上品さもアップした。本体の素材はナチュラルストレッチ性・はっ水性を持つポリエステル。シワになっても軽く引っ張るだけで元に戻るイージーケアの利点も備わっている。
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インナーベストだけを単品使いにしてもスマート
インナーベストだけを活用することも可能。中わたは分厚すぎず、スタイリッシュに着こなせる。ドライブ中に着るのにもぴったりだ。スクエア型のキルティングもシャープさを醸し出すポイント。 -
短すぎない着丈でジャケットとも好相性
軽快なブルゾンはしっかりとジャケットの裾が隠れる着丈に計算されているため、ジャケパンスタイルでも活躍する。さらにフードは着脱可能で、外せばスタンドカラーにチェンジ。よりすっきりとしたコーディネートを楽しみたいときに便利だ。
ベストを着用したモデルのスタイリング
ボーダーのニットを着用したモデルのスタイリング
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VARIATION
2方向に伸縮する
コンフォートな着心地も魅力
ひざ上丈の3WAYフーデッドコートもラインアップする。本体の素材はタテヨコ2方向に伸縮し、はっ水性も有するポリエステル。ドビーツイル織りに仕上げることで、ウールのような上質感を表現している。ライニングは極薄のナイロン&ポリウレタン素材で、モコモコしない軽快な着心地に設計されている。
キルティングジャケット - より軽く、より暖かく進化を遂げる定番アウター -
ビジネス、カジュアルを問わず、いまやコンフォートというキーワードはファッションに不可欠な要素となっている。上品な大人のアウターとして長年にわたり人気を博してきたキルティングジャケットも今年はいっそう軽く、リラックスした着心地に進化している。加えて、薄くても防寒性を確保するため、機能素材を採用。多方向から快適さを追求した力作だ。
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ロングセラーの「ワトソン」が
今季はもっと快適に
キルティングジャケットの「ワトソン」。もともと軽快な着心地が魅力だったが、今季は表地を軽量化し、伸縮性もプラスする ことでいっそうの快適さを実現した。中わたは温度調節機能を備えたアウトラスト社の「コンファクト」を採用。襟をコーデュロイから身頃と共生地に変更するなど、デザインもアップデートした。
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休日スタイルもコンフォート感アップ
軽快なカジュアル用のアウターとしても重宝。温度調節機能を持つ、機能性中わたを仕込んでいるため、分厚いインナーを着込まなくても十分に暖かく過ごせる。ニットはブランドオリジナルのハウスチェック柄 。コートのライニングなどにも採用されるブランドアイコンだ。 -
スーツスタイルにも似合う洗練されたシルエット
「ワトソン」はジャケットの裾が隠れる着丈で、スーツに合わせてビジネススタイルのアウターとしても活躍。適度なゆとりがありつつ、ダボっとして見えないシルエットが秀逸だ。今季から襟が身頃と共生地に変更され、よりドレッシーなたたずまいに。
チェック柄のニットを着用したモデルのスタイリング
スーツを着用したモデルのスタイリング
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VARIATION
内側にエコファーを配した
スタンドカラータイプも
上の「ワトソン」と同様に軽量化された表地と機能性中わたを採用し、スタンドカラージャケットに仕上げた「ファイフ」。裏地やポケットの内側にエコファーを配しているのも特徴で、暖かさとともに贅沢な雰囲気も演出。襟元からチラリと覗きアクセントにもなる。マットブラックで都会的に着こなせるのも魅力。