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まさに「匠」と呼ぶに相応しい、||造形美を極めた至高の本格靴

まさに「匠」と呼ぶに相応しい、造形美を極めた至高の本格靴

ブランドピックアップ

いやはや、時代の流れとは予測がつかないもので、今紳士靴が好調って皆さん知っていました? オーダースーツ市場も盛り上がっているそうですし、となれば「三陽山長」の新作が気になるところです。

せっかく新調するなら、「匠」シリーズの新作狙いで!

オフィスワークが復活し、続々とビジネスマンがオフィス街に戻ってくると同時に、紳士靴の売り上げも伸びています。まぁ、スニーカーブームが長く続きましたからね。そろそろ革靴に興味を戻している人が増えているのも、必然といえば必然です。ということで、今回は国産紳士靴の雄「三陽山長」の新作紹介です。


今回ピックアップしたのが、三陽山長の中でも上級に位置付けられる「匠」シリーズの新作。最大の特長は、リブテープを使用しないウェルティングと中物を軽量で柔軟なフェルトにすることで、履き初めからしなやかさを両立する“フレキシブルグッドイヤーウェルト製法”を採用していること。職人技と機能性のバランス良い融合は、同ブランドが誇るニッポンメイドならではの履き心地をもたらします。


その新作では、さらに見どころが。アッパーに深みのある濃淡を披露するミュージアムカーフを採用しているんです。なんでもオーダーでの人気が非常に高く、それを受けてインラインでも採用になったとか。その名の通り、芸術品のような美しさ。これを見ちゃうと、そりゃあ紳士靴を履きたくなりますよね!

もはや芸術品!? 曲線と艶色が織りなす日本の美

  • 匠 琴之介

    「匠」シリーズからリリースされる新作【匠 琴之介】。見てください! この美しいマーブル模様。イタリアの名門イルチア社製ラディカ、通称“ミュージカムカーフ”の艶感を、ホールカットと手縫いによるアデレードがさらに際立たせます。ウエストからトゥにかけての流麗なラインも、実に色っぽいですよね。

高い技術と時間をかけて、さらなる美を追求

一足ごとに手縫いによって施されたアデレード。ホールカットのスムージーなシルエットにアクセントを加えるそのデザインは、職人による手間無くしては表現できません。

ちょっとズラしただけで、見栄えは段違いです

ホールカットのみならず、一般的にはヒールのセンターに縫い割りがくるのですが、本作では内側にズラされています。それにより、美しいシームレスな曲線をより強調するヒールになるのです。

こんな靴なら仕事のモチベも上がりますよね

  • 匠 琴之介

    こちらは【匠 琴之介】のカラバリとなるネイビー。ミュージアムカーフの美しい濃淡を披露しつつも、全体的なトーンを控えめにしているので、ビジネススタイルにもきちんと馴染んでくれます。こちらのモデルに採用されるラストは「R309」。小ぶりなヒールカップと低く抑えたニの甲、シャープなスクエアトゥが特徴です。

美しさと共に貫禄も楽しめるのがこの革の魅力

  • 匠 弦六郎

    オンでもオフでも使いやすいパンチドキャップトゥの【匠 弦六郎】。こちらのアッパーもミュージアムカーフで、その美しい色合いに加えて繊細なパーフォレーション(穴飾り)も見どころです。ラストには小ぶりなヒールカップや低く抑えた二の甲が高いホールド感を与えつつ、それでいて足馴染みの良いラウンドトゥラスト「R2010」を採用しています。

細かいところまで愛でたくなるのが「匠」シリーズです

通常ラインと比べ、よりステッチが精緻で、さらにパーフォレーションのサイズも実に繊細。ヒールはシームレス仕様になっているなど、細部においても抜かりなく上質な作りを追求しているのが「匠」シリーズなのです。

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撮影/島本一男<BAARL> スタイリング/高塩崇宏 文/安岡将文 ディレクション/大崎文菊<Roaster>、Pomalo inc.

 

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