これぞ大人コートの決定版!? 日米共同のスペシャルな一着が誕生！

ブランドピックアップ

2023Dec06

様々なブランドを展開する三陽商会が、今年で設立80周年を迎えたことはご存知の通りかと。アニバーサリーアイテムが続々と展開される中、正真正銘スペシャルなアイテムが登場しました！

アニバーサリーに相応しいこだわりが満載！

設立80周年を迎えたアパレル会社である三陽商会。様々なブランドを揃える中、筆頭人気の一つに「Paul Stuart(ポール・スチュアート)」があります。

同ブランドは1938年にニューヨークで創業した、英国クラシックをルーツにしたアメリカントラッドを継承する名門。本国ではラルフ・オリエンマ氏をクリエイティブ・ディレクターに据えていますが、ここ日本では鴨志田康人氏が2018年にクリエイティブ・ディレクターに就任しています。

この度、設立80周年を記念したアニバーサリーモデルとして、「ポール・スチュアート」から日米両クリエイティブ・ディレクターが共同で製作したスペシャルコラボコートがリリースされたんです。

上質なイタリア製生地に絶妙なシルエット、そしてこだわりのディテールまで、まさにアニバーサリーイヤーに相応しい仕上がりとなっているバルマカーンコート。今年渾身の一着を探している方には、最有力候補となることでしょう。そんな同コートを、今回は徹底解剖します！

ダンディにしてイマドキ感もある特別な一枚

Front

50年代におけるアメリカンダンディを想起させる、ベルテッド仕様のバルカラーコート。印象的なブロックチェック生地はイタリア製で、適度な厚みがありながら柔らかさも備える上質感たっぷりな風合いが魅力。さらに、リサイクルウールミックス素材を使用したサステナブルな一面も持ち合わせています。

ロングコートらしい風格とチェック柄による軽やかさの共演

Back

程よくゆとりを持たせつつも、あくまでジェントルなスッキリシルエットに留めた今作は、後ろ姿も美しい。着丈は48サイズで115cmと長めですが、柔らかな生地とブロックチェック柄が相まって、ロングコートにありがちな重たい印象を感じさせません。

やや大きめな襟にはチンストラップが。フロントはトップ以外のボタンが隠れるようになっており、スタンドカラーにしてチンストラップを留めれば、防寒性が高まると同時にモードなスタイリッシュさも楽しめます。
大型のパッチ&フラップポケット。ポケット口を斜めにカットするなど、細部にまでこだわりを見せます。ベルトのバックルにおいても、皮巻きされるなど上質感をしっかりとアピールしてくれます。

Special Talk Session in New York
日米両ディレクターが語る“Paul Stuartの魅力”とは？

2023年10月下旬、秋が深まるニューヨークで、「ポール・スチュアート」日米両ディレクターの対談が行われました。その様子を映像にてお届けします。今シーズン初めて実施された日米共同開発秘話や、共同開発商品「バルマカーンベルテッドコート」の着こなしのポイント、そして、ブランドの魅力や今後の展望を語り合います。約25分に及ぶ大ボリュームの対談は「ポール・スチュアート」ファン必見です！

ラルフ・オリエンマ
(RALPH AURIEMMA)

米国系の会社で米国市場向け製品の開発を担当後、シャツの「ロレンツィーニ」とトラウザーズの「インコテックス」で米国市場向けのデザインと企画を9年間担当する。その後、「ラルフローレン・パープルレーベル」のデザインを担当。

2006年にポール・スチュアートに入社し、「フィニアス・コール」の2007年秋冬コレクションに参加し、デザインディレクターを務める。

2014年に新CEOが就任し、ポール・スチュアートのクリエイティブディレクターに指名される。

鴨志田康人
(かもしたやすと)

1957年東京生まれ。多摩美術大学卒業後、株式会社ビームスに入社。販売、メンズクロージングの企画、バイイングを経験。1989年に退社し、ユナイテッドアローズの創業に参画する。

2007年に自身のブランド「Camoshita UNITED ARROWS」を立ち上げる。日本はもちろん、欧米やアジアでも多くのファンを持ち、アジア人では初めて第84回「ピッティ・イマジネ・ウオモ賞」を受賞。

2018年に自身の会社を設立し、2019年秋冬コレクションより、ポール・スチュアートの日本におけるディレクターに就任する。