スタイリスト濱口沙世子さんが指南。オン＆オフで印象スイッチ！ノーカラージャケットのセットアップ着回しテク

今日のリアルコーデ

2023Jul14

インナーを変えるだけでコーデが決まるセットアップは、忙しい毎日の強い味方。通勤服として1セットあるとすごく便利なアイテムです。ただ、どうしても、その着こなしは"お仕事モード一辺倒"に陥りがち。「オフの時も着回せたら、コスパいいんだけど...」、そんなリアルな声に、スタイリスト・濱口沙世子さんが応えます。

【オンStyle】スモーキーなピンクを合わせ、ビジネスシーンを柔らかに

着回すのは、程よいきちんと感と今どきな抜け感を両立する「Paul Stuart(ポール・スチュアート)」のノーカラージャケット。通勤時にセットアップのパンツと合わせる際のポイントは、「中に差し込む色にあります」とは、スタイリストの濱口沙世子さん。「インナーとなると、白、黒、グレーといったベーシックカラーで無難にまとめがち。でもひと味異なる印象へと導くなら、あえてスモーキーなピンクを取り入れるのがおすすめです」。「MACKINTOSH PHILOSOPHY "GREY LABEL"(マッキントッシュフィロソフィーグレーラベル）」のドルマンTなら、肌なじみもよく、優しく女性らしい雰囲気にシフト。会議や商談など、堅いビジネスシーンも和むはず。

【オンStyle】ノースリーブのワンピに肩掛けで、オフは抜け感をキープ

「オフモードの際は、ジャケットをカーディガン替わりに肩掛けで着こなすと、ラフでこなれた抜け感が出て決まります」と濱口さん。例えば「S.ESSENTIALS(エスエッセンシャルズ)」のノースリーブフレアワンピに羽織れば、リラックスしたフレアシルエットとのメリハリも効いて、スタイルアップ効果もばっちり。「ノーカラージャケットって、実はカジュアルなアイテムとも好相性。大人っぽさもキープできる“羽織りもの”として、押さえておきたい1枚です。また、冷房による冷え対策にもなるので、女子会ランチやちょっとしたディナーにも重宝するはず」。オンとオフ、それぞれのシーンの着こなしの参考に。

【オンStyle】イエローの軽やかさで“今っぽく”アップデート

On Work

かっちりとしたシングルボタンのジャケットとキレイめテーパードパンツは「MACKINTOSH PHILOSOPHY(マッキントッシュフィロソフィー）」。セットで着こなす通勤時は、ほどよくラフにシフトする「LOVELESS(ラブレス)」のイエローのボーダータンクを合わせて。「いつもの通勤服をアップデートするなら、抜け感ときちんと感を両立させるのが、今っぽいスタイル。上下とも、軽くさらっと着心地がよく、通年でストレスフリーに使えます」(濱口さん)。

【オフStyle】カジュアルなロゴTを大人顔に変える旬のジャケット使い

Day Off

「マッキントッシュフィロソフィー」のノーカラージャケットをオフにも着回し。「MACKINTOSH LONDON(マッキントッシュロンドン)」のカジュアルなロゴTと、「EPOCA(エポカ)」のプリーツスカートに羽織るだけで、ワンツーコーデに陥りがちな夏服がぐっと大人モードに変わります。「プリーツスカートと相性のよいフラットサンダルや、季節感を出せるかごバッグで、休日スイッチを加速させるのもポイント」(濱口さん)

PROFILE

濱口沙世子(はまぐちさよこ)

1979年東京生まれ。ファッション雑誌をはじめ、広告、WEB、TV、CMなどで活躍する、人気スタイリスト。アパレルブランドの企画デザイン、アドバイザーなども手掛ける。デイリーからトレンドを取り入れたスタイリングまで、幅広い独自のハッピーな世界観に定評がある。ファッションエディター・ライター濱口眞夕子と、姉妹でタッグを組むことも多数。