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仕事靴の王道デザインが充実する、三陽山長の「匠」シリーズ

仕事靴の王道デザインが充実する、三陽山長の「匠」シリーズ

ブランドピックアップ

いっそうの技と手間を費やした、一格上の三陽山長。世界基準の地位を目指して作り上げた、匠の誇りが宿る一足です。今回は「匠」シリーズの商品ラインナップをまとめてご紹介します。

匠 友二郎

  • 1

    三陽山長を代表する、ブランドの顔とも言えるストレートチップ。アイレット横にあしらわれた「スワンネックステッチ」と呼ばれる曲線が、シンプルなデザインにさりげない華を添えています。木型はブランドを象徴するラウンドトウラスト「R2010」。甲の高さを低めに抑え、ヒールは小ぶりに設計するなど、日本人の足型に最適化されたシェイプが特徴です。

匠 友之介

  • 2

    こちらもストレートチップですが、より細身なスクエアトウの木型「R309」を採用することで、洗練された顔つきに仕上げられています。アイレット横のステッチもスワンネックではなく、シンプルなラインに。ビジネススタイルの品格を保ちつつ、鋭敏さを感じさせる足元を演出したい方におすすめです。

匠 源四郎

  • 3

    定番モデルのひとつとしてブランド創業当初から人気を博す「源四郎」も「匠」シリーズに加わりました。バックルとベルトで甲を固定するダブルモンクストラップは靴紐を結ぶ手間を省ける利便性に加え、スーツからジャケット&スラックス、ビジネスカジュアルまでマッチする汎用性の高さも魅力。木型は友二郎と同じ「R2010」。

匠 弦六郎

  • 4

    つま先とアイレット横にのみ、パーフォレーションと呼ばれる穴飾りを手作業で施したパンチドキャップトウの「弦六郎」に、「匠」仕様が登場。ストレートチップに比べて、少しだけ華やいだ印象を演出できるのが魅力です。ビジネスシーンならどんな場面もカバーでき、さりげない洒落心も楽しめます。こちらも木型は「R2010」を採用。

三陽山長ディレクターが明かす 「匠」シリーズ誕生の裏側

  • 猿渡伸平

    1970年生まれ。2001年の三陽山長立ち上げ時からブランド運営に携わり、商品開発や店舗運営などを率いる。ファクトリーへも頻繁に赴き、職人たちと直に交流して日々品質向上に努めている。

「匠シリーズが誕生したのは2016年。ブランドのアイデンティティもひと通り定着して、“三陽山長っていい靴だよね”という評価も多くいただけるようになったタイミングで、“さらにグレードの高い靴が欲しい”というお声が増えてきたことがきっかけでした。その背景には、オーダーだけで展開していた九分仕立て(手製靴に近いハンドソーン仕立て)靴が密かに注目されていたという事実もあります。職人技の集大成といえる九分仕立ての品質を、より多くの方に体感していただきたい。そう思って取り組んだのが、九分と同じくらいしなやかな履き心地を味わえる、三陽山長独自のフレキシブルグッドイヤーウェルト製法の採用でした。一方、ニッポン職人の技で世界のブランドと対等に勝負したいという気持ちもありました。そこで、セミべヴェルドウエストやシームレスヒールといった手仕事の技をふんだんに盛り込んで、ニッポンならではの美意識をより鮮明に描きだそうと考えたのです。匠シリーズの登場によって、三陽山長というブランドに対する信頼感がより高まったのではないかと思っています」

前編はこちら

撮影/若林武志 編集&文/小曽根広光 ディレクション/Pomalo inc.

 

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