スタイリスト川上さやかさんが"夏の黒"を好きな理由

着こなし解決ラボ

2022Jul18

シャープさと女性らしさを兼ね備えたスタイリングに定評のある、スタイリストの川上さやかさん。身長154㎝と小柄でありながら、バランスの良い私服コーデも人気を集めています。中でも川上さんらしいと評判なのが「黒」の着こなし。今回は、特に夏ならではの黒の魅力を教えてもらいました。

夏の着こなしを引き締める黒のモダンさと重量感

SAYAKA's Comment
「黒の魅力は、シンプルなデザインや甘めアイテムもどこかキリッと辛口に仕上がるところ。着ていて飽きないですし、細見えするのも魅力のひとつです。低身長の場合、色によっては“着られている感”が出てしまうマキシ丈ワンピースですが、黒ならシャープな印象ですっきり着こなすことができるので安心です」

1枚で着映え感抜群な「S.ESSENTIALS(エスエッセンシャルズ)」のフレアマキシワンピース。ほんのり後ろ下がりになった裾が、マキシ丈でも軽やかな足もとを演出してくれます。ボリューム感が計算された、広がりすぎないAラインシルエットだから着膨れする心配もありません。

ニュアンスのある素材感でさらりと快適な着心地

リップル加工と呼ばれる、表面に凹凸のあるコットン素材を使用。肌に張り付かず、夏に最適なサラサラとした肌ざわりです。透け感から自然な陰影が生まれ、動くたび印象的に。

大人のカジュアルに効くひとクセデザイン

SAYAKA's Comment
「ボリュームのある袖やフロントのツイストなど、控えめなデザインが効いているところがお気に入り。ともすると地味になってしまいがちな黒ですが、こういう“ワンディテール”があることでおしゃれに差がつきます」

「CAST:(キャストコロン)」のトップスは、さらりとした着心地とイージーケアが両立したソフトタイプライター素材を使用。フロントの大胆なツイストディテールを高い位置に施すことで腰位置が高く、ウエストのくびれも強調されて見え、簡単にスタイルアップが狙えます。

形の美しいノースリーブトップスは必需品

SAYAKA's Comment
「例えば黒のワントーンコーデの日にも、こんなとろみのある素材感をプラスすることで表情に変化が生まれるので便利。ブラックデニムなどに合わせて、大人カジュアルを楽しみたいです」

裾のきれいなドレープが特徴の「TRANS WORK(トランスワーク)」のトップス。布はくのように見えますが、実は軽くストレッチが効いた素材。サラッと清涼感のある肌触りで真夏も快適です。ノースリーブといっても肩がほんのり隠れるカッティングなので安心。

カジュアルなリラックスムードが最旬

SAYAKA's Comment
「ウエストゴムでもたっぷりのギャザーやリボンがアクセントになってくれるので、トップスをインして着てもサマになるところがうれしい。ウエストマークができると、それだけでスタイルアップにつながるので低身長の方にもおすすめです」

柔らかさがありながら、適度にハリもあるタイプライター素材を使用した「MACKINTOSH PHILOSOPHY "GREY LABEL"(マッキントッシュフィロソフィー "グレーラベル")」のスカート。ボリューム抑えめのシルエットなので、カジュアルな着こなしにマッチ。ウエストのリネン混テープ紐がアクセントになっています。

スポーティアイテムこそシックな黒をチョイス

SAYAKA's Comment
「スポーティやカジュアルなアイテムこそ、シックな黒を選ぶことでぐっと大人っぽく。デイリースタイルにも馴染みます。このブルゾンは丈が短めなので、ロング丈のTシャツやシャツなどを合わせ、レイヤードスタイルを楽しむのもおすすめです」

シアー素材が新鮮な「MACKINTOSH PHILOSOPHY(マッキントッシュフィロソフィー)」のノーカラージップアップブルゾン。シャツ感覚で軽く羽織れるので、季節の狭間や冷房対策としても活躍します。