
ポール・スチュアート 青山本店スタッフのリアルボイスを取材!今シーズンのおすすめスタイル&アイテムを教えてください!
着こなし解決ラボ
2023Mar06
約40年という長い歴史を誇った表参道店から移転し、2020年の11月にリニューアルオープンした「Paul Stuart(ポール・スチュアート)」青山本店。日本におけるフラッグシップショップとして、陳列するアイテムの豊富さはもちろん、バーやライフスタイルグッズの展開といった新たな提案により、これまで以上に多くのお客様から愛されるショップとなっています。今回は、そんな青山本店で勤務するスタッフに取材を敢行。その人となりから、最新のコーディネートや個人的にイチオシのアイテムまで、色々とお話を聞きました。最後には、リニューアルオープンしてから今までの感想、そしてこれからの想いをスタッフ3人に語ってもらっています。
スタッフ3人による春コーデ実例 「ワタシはこの春、これを着ます!」
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ポール・スチュアート 青山本店 店長
加賀谷 新吾
今回披露してくれたのは、ハイスペックサマーラッセル生地のセットアップスタイル。スチュアーツ トラベラーで展開する同アイテムは、ウールとナイロンをラッセル編みしたオリジナル生地を使い、副資材を一切省いたジャケットとスリムテーパードのパンツに仕立てています。ストレッチの効いた快適な着心地に合わせ、インナーにはTシャツを。シンプルなコーディネートですが、首元にスカーフをアクセントに効かせることで、ポール・スチュアートらしいコンテンポラリークラシックを表現しています。
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デニムのような風合いの生地。ストレッチ性がありながらキックバックに優れた糸で編み上げることで、副資材がなくとも立体的なシルエットを描いてくれます。
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ポール・スチュアート 青山本店 副店長
正木 喜子
今シーズンイチオシするグレンチェックパンツ。着まわし度が高く、1本持っておくと春コーデが断然楽になるとか。メンズライクですが、柔らかな風合いのコートと品良いコーラルピンクのニットアンサンブルを合わせることで、女性らしい印象に。コートはトレンチをベースにしたもので、リサイクルポリエステルをタフタ織りにすることで軽やかで柔らかな着心地に仕上がっています。ニットTとニットカーディガンのアンサンブルは、ウォッシャブルシルク100%のドレスニットシリーズから。上質なイタリア糸を使用したシルクニットが極上の肌触りを楽しませてくれながら、自宅での手洗いが可能という実用性も両立します。
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ワイドリブ編みしたニット。18ゲージというハイゲージで編み上げることで、シルクの繊細さをより印象付けます。コーラルピンクの他、サックスブルーとライトグレーも展開。
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ポール・スチュアート 青山本店 スタッフ
下元 一朗
ポール・スチュアート一筋、キャリアにして42年のレジェンドは、クリーンな中にも遊びの効いた、らしさ溢れるジャケパンスタイルを披露。ジャケットは、ラミーとポリエステルを交編させたバスケット調のジャージー生地で、見た目に爽やかで着心地も実にコンフォート。そこに、ベージュのトラウザーズとサックスブルーのシャツを合わせてクリーンにまとめつつ、大柄のタイで遊び心と春らしい差し色使いを楽しみます。下元さんによれば「とにかく使い勝手の良いジャケットです。ネクタイを変えるだけで、ビジネスにもカジュアルにも使い分けられますよ」とのこと。ファッションの酸いも甘いも知る熟練らしい、お洒落と実用のバランスがちゃんと計算されたセレクトです。
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春シーズンらしい、サラリとした風合いのジャケット。ラミー素材ならではの通気性の高さも魅力です。さらにジャージー生地なのでストレッチ性にも優れており、ヘビロテ確実です
編集部とスタッフの一問一答コーナー
Q.今シーズンの個人的イチオシアイテムは?
加賀谷:コレクションラインのフライトジャケット&ハリントンジャケット
Q.働く中で、楽しいことは?
正木:服と共にお客様のステージが上がるのを実感した時
Q.青山本店は、どんなショップ?
下元:お客様との会話から、新しい魅力が発見できる場所
今だから言える、あの時の不安とこれからの期待 青山本店スタッフかく語りき

Q.リニューアルオープンして2年半ほど経ちましたが、これまでいかがでしたか?
加賀谷:コロナの影響がなかったとは、やはり言えません。しかし、その間でも出来ることをスタッフ一同考え、その結果古くからのお客様や新しいお客様に沢山ご来店していただけるようになりました。コロナ禍が一応の落ち着きを見せる中、率直に良い流れが出来ていると思います。今年が楽しみで仕方ないですね。Q.日本の店舗では初となるバー併設型ショップですが、違和感はありましたか?
下元:いえ、ニューヨークのショップでは以前からありましたし、むしろポール・スチュアートの提案としては、しっくりときていました。表参道のショップと比べると入店しやすくなっているので、バー目的のお客様も多くいらっしゃいますよ。時には、終業後に一杯お誘いいただくことも(笑)Q.なるほど、では心機一転というよりむしろ回帰といった感じですか?
加賀谷:そうだと思います。トレンドから見てもクラシック回帰ですし、そのタイミングでのリニューアルオープンは、店構えこそ新しくなっていますがポール・スチュアートとしては本来の姿に戻ったと言えます。下元:現在のショップがある通りは、言わばかつてのトラッドの聖地ですからね。そうした点からも、ここは来るべき場所だったと言えます。
正木:先日お客様が昔のカタログを見せてくださったんですが、今のスタイルと一緒なんです。やはり、本当に良いモノは時代を超えるということなんでしょう。
Q.そんな中でも、新しい経験はありましたか?
正木:こちらのショップでは、お客様にコーヒーや紅茶をご提供させていただいています。お飲み物をお出しするなんて、昔喫茶店でアルバイトをしていた時以来です(笑)。でも、そこから生まれる会話がとても楽しいんです。下元:若いお客様が増えました。接客させていただくとすごく興味を持ってお話を聞いていただけるので、それが新鮮であり刺激になっています。
Q.今年で3周年を迎えます。今後の課題は?
加賀谷:入りやすい雰囲気作りを意識しつつ、しかしスタッフは緊張感をしっかりと持つこと。歴史あるブランドとしての格は、やはり失ってはいけませんから。正木:3年というのは、大きな節目になると思います。ファッションに対するムードも高まっていることを日々感じますし、この1年は直営店の新しい魅力を発見していただけるように、より深くお客様と関わって行けたらと思っています。
下元:ポール・スチュアートに新卒で入社し、今年で42年になります。その当時に出会ったお客様が今では会社で地位の高い立場になって、それに合わせて着ている服のステージが上がっていくのを見ると感慨深いものがあります。そうした長く付き合っていただけるブランドに、そしてショップになれるよう、やれることを着実にやっていきたいです。
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撮影/豊田亮 文/安岡将文 ディレクション/Pomalo inc.
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