「ザ・スコッチハウス」だから分かる! デキる大人はいくつになってもお洒落に全力投球!
着こなし解決ラボ
2023Oct23
今年で日本上陸50周年を迎えた「THE SCOTCH HOUSE(ザ・スコッチハウス)」。今シーズンは、トラッドをベースにしたカントリースタイルを提案する一方で、都会的な洗練さが魅力のアーバンコレクションも充実。ってことで、館のリニューアルを果たした、いよてつ髙島屋に赴き、新生「ザ・スコッチハウス」いよてつ髙島屋店に潜入取材を実施! スタイリスト高塩が推すイチ押しアイテムも要チェックです。
コア層は70代! お店とともに歳を重ねたイケオジが集う店舗
高塩:東京都内の店舗では、50代がコア層だと伺いましたが、ここもコア層は同じくらいなんですか?
竹内:いや、もっと上です。60代…いや70代の方が多いかもしれません。
高塩:地域でそんなに違うんですね。リピーターの方が多いんでしょうか。
竹内:もちろん50代前後の方もいらっしゃいますが、愛媛ということもあってアッパーの方、そしてずっと通ってくださる方が多いですね。長い方だと20年以上とか。
高塩:それはすごいですね! それこそ50代ぐらいからずっと通っていらっしゃるんですね。めちゃくちゃお洒落な方ですね。
竹内:そうですね。ブランドが提案するカントリースタイルと、地域柄がマッチしているのかもしれません。
高塩:確かにそれはありそうですね。ではアーバンコレクションよりも、カジュアルなインラインの方が人気なんですね。
竹内:アーバンコレクションは、今月(9月)からようやく動き出しましたね。それまでは全くと言っていいほど。
高塩:そう聞くと地域柄は特に感じますね。やっぱり馴染みのあるコレクションの方がいいんでしょうか。
竹内:差がはっきりしているのと、今までインライン路線でお買い物されていた方からすると、ギャップがあるのは確かです。反対に新規のお客様の反応はすごくいいです。
高塩:そうなんですね。個人的にはダウンが素敵だな〜と思っていたんですけどね。スタイリングのイメージが湧かないのは、確かにあるかもしれませんね。
竹内:こっちは結構あったかいので、ダウンは2月くらいまで必要ないという方も少なくないです。
高塩:女性よりも男性の方がその瞬間に欲しいものを買う傾向にありますからね。逆に冬になったら大きく動くかも?
2021年に誕生したアーバンコレクション。アースカラーや暖色が目立つインラインとは真逆のブラックを中心とした都会的なコレクションになっています。スーツほどではないけれど、きちんと感が欲しいシチュエーションや快適な装いを楽しむ方にはうってつけです。
竹内:そう期待しています! 以前よりお客様から「黒を作って欲しい」という要望があったので、これからアーバンコレクションはどんどん動いてくるのかなと思っています。
高塩:黒が今までなかったんですね。
竹内:そうですね。作っておらず、その要望を多数いただいていたので個人的にはようやく来たか! という気分でした(笑)。
高塩:特に今シーズンはジャケット系の上品なアイテムが多いから、野遊びというよりは街着のお洒落という感じで、アーバンも受け入れられやすくなりそう。
竹内:ちょうど今ぐらいの時期だと、普段ジャケットを着ないお仕事の方、お医者様などが学会で着ていく用に買っていかれますね。キレイなんだけどかしこまりすぎないジャケットを探しに来られる方は、そう言った方々が多いです。
高塩:それならこれらのジャケットはちょうどいいですよね。コミュニケーションをしっかり取られているから、竹内さんはお客さんからの信頼も厚そう。
竹内:ありがとうございます。購入する・しないは別にして…って本当は良くないんですが(笑)、顔を見せに来てくれたりお話しするのがとても好きで。最近は90代のお客様にスマホの使い方を教えたことも(笑)。
高塩:へ〜。むしろ、90代のお客さんがカッコいいですね! そんな時までお洒落を楽しんでいるなんて素敵です。そんな父親や祖父がいたら嬉しいだろうな〜。
竹内:素敵ですよね。アーバンコレクションをきっかけに40・50代のお客様にも受け入れられたらいいかな。
高塩:そうですね。ここ数年でコーデュロイをはじめ、ほっこりしたアイテムがトレンドになってきてますからね。インラインもアーバンも調子が上がりそうな気がします!
竹内:そう言ってもらえると嬉しいです!
スタイリスト高塩が厳選! 街も山も楽しめるイチ押しアイテム
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Style
せっかくなので、高塩さんにスタイリングを依頼。カジュアルでリラックスしたインラインで、都会にも馴染む装いを提案していただきました。
「涼しくなってくる微妙な気温が続く時期は、中綿入りベストが何かと便利。街での着用を想定するなら、スウェットやシャツよりもこのくらいライトなニットが上品に見えてちょうどいいかな。パンツもデニムとは言え細身だから、キレイな印象にまとまります」(高塩)
注目のアーバンコレクションからは2点がランクイン
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01
高塩さんお気に入りの一着が、カモフラージュ柄のダウンジャケット。60年代の山岳救助隊が使用していたものをモディファイしたもので、ダークトーンの落ち着いたパターンが派手すぎず着こなしやすい佇まいです。よ〜く見るとカモフラージュ柄には鹿がプリントされたユニークなアプローチが。
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02
背面と袖をニットで切り替えたコンビブルゾンは、ベストをレイヤードしたようなひとクセある装いを演出します。ニットはタフな編み地で構成され、ハリ感のある布帛の前身頃とも相性良し。カントリーっぽさを滲ませつつ洗練さを加えた、実に「ザ・スコッチハウス」らしい一着です。
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撮影/舛田豊明 スタイリング/高塩崇宏 構成&文/細谷駿人 ディレクション/Pomalo inc.
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