
ラフなカントリーだけじゃない! 洗練さ際立つ、黒い「ザ・スコッチハウス」
着こなし解決ラボ
2023Nov11
1839年創業の「THE SCOTCH HOUSE(ザ・スコッチハウス)」は、今年で日本上陸50周年を迎えます。英国カントリースタイルを根底に、機能性とお洒落を両立したモノ作りを続け、今やそれもすっかり定着。肩肘張らず手軽にお洒落を叶えるとあって、その色合いはアースカラーや存在感あふれる綺麗なカラーアイテムが中心。それゆえにファンからは「黒を作って欲しい」との要望も少なくなかったとか。そんな想いに応えるかのように、2021年春夏よりローンチしたのが、「THE URBAN COLLECTION(ザ・アーバンコレクション)」です。
今回はそんなザ・アーバンコレクションのフルラインナップが揃う「ザ・スコッチハウス」博多阪急店へ、スタイリストの高塩さんとともに来訪。根強かったカントリースタイルとは別に、現代的な洗練さをまとえるコレクションから高塩さんのオススメアイテムをご紹介します。そして、店長の中垣良子とショップスタッフの月俣文江から、ザ・アーバンコレクションが支持される理由などを教えてもらいました。

【Selected by Takashio #01】紳士の休日は、気取らずに洗練さをアピールすべし!
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「ハイネックのニットにスラックス。ブルーを基調とした上品コーデがザ・スコッチハウスでできるとは思ってなかったですね。でもスコッチらしいリラックス感はしっかり残しているのが、このコレクションのいいところですね。ダウンコートでカジュアルダウンして、上品さとスポーティさのバランスを取れば、今っぽい都会的な装いにまとまります」(高塩)
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Point
肝となるアウターがコチラ。三陽商会設立80周年を記念して作られたアニバーサリーモデルで、内側にダウンを配したスポーティルックスのコートです。表地は2層のゴアテックスファブリクスを採用し、アウトドアシーンで活躍する透湿はっ水性が魅力。ダウンコートとは言え、比較的ボリューム感を抑えているので上品な雰囲気を演出します。
【Selected by Takashio #02】往年のチェックシャツとも相性抜群!
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「チェック柄はブラックやグレーのシックな無地と相性抜群。柄モノに一家言あるブランドだからなおさら、バランス良く組み立てることができます。このスタイリングのインナーが無地のカットソーや白シャツでは退屈になっちゃいますから。これくらい遊びを効かせられるから、ミックスで楽しむのがオススメです」(高塩)
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Point
インナーに合わせたのは、インラインで展開するタータンチェックシャツ。オーストリアのゲッツナー社のコットンフランネル生地を使用し、仕上げに製品洗いをかけることで、ソフトでカジュアルな質感を補完。パターンの主張も強すぎないので、チラ見せで大人のこなれ感を楽しめます。
【Selected by Takashio #03】ラフな装いもブラックならスマートな印象に
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高塩さんが薦めるイチ押しがコチラ。やや肩を落としたオーバーサイズで仕立てたパーカ。ふんわりとしたダンボールニットの質感が、マイルドさと軽快さを両立し、胸に配した同色のエンブレムがさり気ないアクセントに。
「同じ“肩肘張らない”でも、ブラックならシックな印象にまとまります。ダンボールニット生地ならなおさら。共生地のモックネックカットソーと合わせてこなれ感あるアンサンブルコーデも楽しめるので、ワンランク上の洒落感が得られると思います」(高塩)
【About the store】インラインも充実のラインナップ

アーバンコレクションのフルラインナップが揃う博多阪急店。全体的に上品なダークトーンの印象を受けますが、「ザ・スコッチハウス」のイメージとはある意味真逆と言えます。とは言え、既存のインラインも充実しているので、セレクトできるお洒落の振り幅が広がったといったところ。リピーターが後を絶たないのも納得です。

チェックやストライプパターンのシャツは、「ザ・スコッチハウス」の顔であり最も得意とするところ。様々な柄のシャツを展開するとともに、一緒に合わせたくなるニットやスラックスも充実しています。
【Interviews with staff】アーバンコレクションの導入が若い人の認知につながった!

高塩:アーバンコレクションをフルラインナップ揃えているとのことですが、いつからですか?
中垣:今シーズンからです。
高塩:きっかけはなんだったんですか?
中垣:顧客様はもちろんなんですが、駅に直結している店舗ということもあって、新規のお客様や若いお客様のご来店も多いのでタッチポイントを増やす意義も多分にありました。
高塩:確かに既存のイメージとは大きく違いますもんね。導入して変化はありましたか?
中垣:大きく変わりましたね。若い方にも見ていただけるようになったのは大きいです。
高塩:いくつか地方の「ザ・スコッチハウス」のお店を見てきましたが、やはり60代オーバーのお客さんがほとんどと聞いていたので、中間世代が入ってくるのはアーバンコレクションによるものでしょうね。
中垣:そうですね。60代以上の方が多いのは変わりませんが、これから徐々に増やしていければなと思います。
高塩:何より見た瞬間のイメージが全然違ったことに驚きました(笑)。なんというか、第一印象が黒いというか……。
月俣:他の「ザ・スコッチハウス」のお店を見られている方には、そうかもしれませんね(笑)。
高塩:でも地方店はなんというか、ならではの人の温かさみたいなものを感じます。昨日事前打ち合わせで伺った際の接客を見ていてそう思いました。
月俣:古くからご来店されているお客様ですね。ご購入いただいたあと、他ブランドさんの洋服のお直しもさせてもらって(笑)。
高塩:他ブランドのもやるんですか!?
月俣:誰でもということはないですが、よくご来店してくださる方で私共を信頼してくださっているので応えたいなと。
高塩:東京では考えられないですね(笑)。リピーターが多いわけだ。

月俣:顧客率はだいたい40%前後なので、かなり多いと思います。
高塩:すごいですね! じゃあだいたいお名前も存じ上げているんですか?
中垣:そうですね。コミュニケーションをとってくださる方が多いので覚えています。
高塩:顧客から見たらアーバンコレクションにはギャップを感じるんですかね?
中垣:そこまでではなかったように記憶しています。
月俣:アーバンのようなブラックを求めていたお客様も多かったですから。ただ、インラインを好んでくださる方は「俺は着ないけどね!」みたいに話されたりと様々です(笑)。
高塩:たぶん、着ている自分を見たら納得するんだろうな。年齢を重ねるごとに慎重になりますし、自分が着てこなかったジャンルに踏み込んでいかなくなりますからね。自分の父親がそうでした(笑)。
中垣:ある意味オススメのしがいがあります(笑)。
高塩:若い頃のトレンドにも黒はそこまで人気じゃなかっただろうし。でも絶対どこかでオシャレしたい欲はあるんですよ! まだモテたいと思ってるはず!(笑)
月俣:ははは。確かにそれはあるのかもしれませんね。
中垣:モテる提案、アリかもですね!
高塩:なおさら、アーバンはハマると思います。ゴルフ用のアウターにもぴったりですし。
月俣:確かに、ゴルフで着ていくアウターとしてご購入される方は多いですね。
中垣:ようやく涼しくなってきましたので、これから手に取っていただきやすくなると思います。
高塩:相乗効果でインラインも注目を集めそうですね。今回はブラックをやったから、次は子供服かな? 孫需要で絶対売れる!(笑)
中垣:子供服の要望は確かに来ていますね。お揃いなんて素敵じゃないですか。
月俣:いいですよね。期待しています!
高塩:サンヨースタイルマガジンの編集長経由で圧をかけておきます!(笑)
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撮影/舛田豊明 スタイリング/高塩崇宏 構成&文/細谷駿人 ディレクション/Pomalo inc.
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