
【スタイリスト高塩の店舗探訪 Part1】「ポール・スチュアート」伊勢丹浦和店で発見した絶対買いのアイテムとは?
着こなし解決ラボ
2023Sep21
SANYO Style MAGAZINEでお馴染みのスタイリスト高塩崇宏さんが、「Paul Stuart(ポール・スチュアート)」伊勢丹浦和店を来訪。前編の着回しコーディネートでのスタイリング中、ついつい買い物が始まってしまった高塩さん。そんな脱線の中で始まった一幕をお届け。「ポール・スチュアート」伊勢丹浦和店で高塩さんが虜になったアイテムとは? 店長の田名部龍太郎とスタッフの本田里美とのファッショントークと共にご紹介します!
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スタイリスト 高塩 崇宏
栃木県生まれ。2009年に独立し、雑誌やカタログなど多くのファッションメディアの他、アーティストのスタイリングも手がけ、マルチに活躍するスタイリスト。ヤング誌から大人向けのメディア、アウトドアやゴルフも手がけており、ジャンルも多岐に。
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Paul Stuart 田名部 龍太郎
Paul Stuart
伊勢丹浦和店 店長
180cm
伊勢丹浦和店の10年選手。長く地元として勤めていることもあって、お客様からの信頼も厚く、店長に会いに訪れる方も多いとか。コーディネート提案を求められることも多く、汎用性が高くシンプルなスタイリング提案を心がけている。
オンオフ着回せる最新ジャケットを高塩さんがチェック!

高塩:「ポール・スチュアート」だから、ジャケットは毎シーズン展開されていると思うんですが、定番で継続展開されているものも多いんですか?
本田:型は同じでも素材や織りが違うので、定番ではあるんですけど毎シーズン違った商品を展開しています。わかりやすいのだとこちらのジャケットでしょうか。
高塩:このうっすらと入っている柄はなんですか?
本田:パケ柄という寄木細工の柄を落とし込んだものです。よく床の柄にあるような。
高塩:柄と言ってもそこまで主張しないから、派手に見えることはなさそうですね。無地感覚で着られるというか。ビジネスもカジュアルもどっちもいけるし、デニムとの相性も良さそう。
本田:そうですね。汎用性はすごく高いと思います。着てみますか?
高塩:いいですか? サイズ50か52だったら入ると思うんですが(苦笑)。
本田:かなり鍛えてらっしゃいますね! すごい!
高塩:結構サイズが限られちゃいますけど…。

本田:他のブランドさんのものより、Vゾーンの位置が少し高いんですよ。
高塩:確かにそうですね。気楽に羽織れるけど、きちんと感があります。
本田:バッチリですね! サイズがちょっとだけ心配だったけど、収まりもいい感じです。
高塩:そうですね。タイドアップするならサックスみたいに、ブルーを入れて爽やかな雰囲気でまとめるのもアリですね。カジュアルなら逆にモノトーンでまとめるとか。ラフになりすぎずにすっきりするかな。
本田:そうなると、今、田名部店長が着ているニットとかですかね?
高塩:そうですね! 高いVゾーンとも相性良さそうですし、キレイにまとまると思います。パンツも黒デニムとかで統一しちゃってもいいかも。ビジカジ系両方使うなら、ネイビー系よりはこのグレーの方が使いやすいかな。ネイビーでもいいんですけど、ちょっと明るめの色だから少しカジュアル寄りな印象ですね。
袖を通すとよくわかる! 「スチュアーツ トラベラー」が支持される理由

高塩:何度か仕事で「ポール・スチュアート」のジャケットは使ってきていますけど、ジャケット一つひとつをちゃんと差別化して作っている印象です。この「STUART’S TRAVELER(スチュアーツ トラベラー)」のものも、さっきと全然違う。
田名部:そうですね。もうローンチしてから何年か経ちますが、根強く人気があります。
高塩:世の中的にコンフォート志向が強まっていますからね。今じゃ肩肘張らずにキレイに見えるのが当たり前になりつつあるし、ビジネススーツもいかに楽ちんか、みたいな方向に行っていますし。
田名部:特に浦和店では「スチュアーツ トラベラー」はご好評です。コロナ自粛で一時期は落ち着いていたのですが、それもすっかり解消されて出張に着ていかれるお客様が多いと聞きます。この周辺は新幹線をご利用をされる方々が多いというのもあると思いますよ。
高塩:袖を通すと違いを余計に感じますね。
田名部:ストレッチがかなり効いているので、ノンストレスで着られると思います。
高塩:全然違いますね。超伸びる(笑)。さっきのジャケットが程よくカッチリしているのに対して、こっちはリラックスというか。脇から袖にかけての伸びが良くて、気兼ねなく使えますね。
田名部:芯地や副資材を使っていないアンコンタイプのジャケットなので、体に馴染みやすくなっています。

高塩:ニットジャケットに近いイメージかな〜。でも肩が落ちすぎないからきちんと見えるので、なんかニットジャケットとスーツのいいとこ取り、みたいな形を想像してもらえると伝わるかな(笑)。
田名部:わかりやすいと思います! 伊勢丹浦和店は50代以上のお客様が多いのもあって、昔からスーツをデイリーに着こなしていた方が、この商品を好んで購入されていますね。若い人からすれば当たり前のようでも、我々のようなアッパー層からすると革命みたいなものですからね(笑)。
高塩:そうですよね。さっきも言ったけど、今じゃストレッチとか楽な機能なしじゃ着られないと思います。しかもこれ、少し細め作られているから伸びてもキレイに見えますね。
田名部:なので、高塩さんのように体ががっしりしている方にすごく人気がありますね。ボタンを開けて着てもサマになりますよ。
高塩:これはセットアップで欲しいな〜。パンツもあるんですか?
田名部:ございます。パンツもかなり伸びますのでオススメです。キックバック性も高いので膝抜けしにくく、キレイな見た目をキープできるんです。
高塩:上下買っても10万円ちょいだから、汎用性を考えてもかなり良心的なコストですね。それぞれ単体でも着られるから、コーディネートはいくらでもできますし。
ジャケット、セットアップ、ニット …全部欲しい! なかでも高塩さんのBest Buyは?

田名部:こうした出張向きのアイテムは、シワにもなりにくいので旅先でアイロンかけなくてもいいってことで、ビジネスマンから好評の声をいただいています。
高塩:それ重要なんですよ。面倒臭いですし、新幹線や飛行機の長座でシワになると困るんですよ!(笑) それはありがたいな〜。
本田:ジャケットだけでもかなりバリエーションがあるので、様々なニーズにお応えできると思います。
――高塩さん的に、今回のイチ押しはどちらに?
高塩:さんざん試着してお話聞いたりして申し訳ないけど、このニットですね。
――ジャケットではなく?
高塩:ジャケットももちろんいいんです。ただ、今日試着したジャケットのどちらでもこのニットは合うし、本当に万能だとジャケット着ながらも考えちゃってました(笑)。
田名部:確かにそうですね。全8色展開でお客さまの中には3、4色まとめて買って行かれる方もいらっしゃいます。
本田:タートルネックではなく、ハイネックにしているのも他ではあまりないかもしれないですね。

――今ハイネック系はモックネック含めて人気が高いですが、襟が高い方がいいんですか?
高塩:ジャケットとの相性がすごくいいんだよね、クルーネックよりもシックに見えるし。特にこれは、折り返しのタートルネックと違ってもっさりしないし、ヨレもないから常に首元がすっきりとした印象を残しておけて、上品に着こなすなら超オススメ。大人には是非持っていて欲しい一着ですね。
田名部:生産もかなり計算して作ったとのことで、シルエットも日本人の体型に合ったレギュラーフィットなので身頃はほんのりゆったりしたシルエットになります。
本田:ピタッとしない方が大人はいいですし、サイズレンジも幅広いので、気になる方はワンサイズ上でもいいかもしれません。
高塩:そうですね。白、黒、ベージュもいいな〜。
本田:ウォッシャブルウールなので、ご家庭で洗っていただけるのも使い勝手がいいと思います。
高塩:本当ですか⁉︎ それはありがたいです! 試着したジャケット2型とトラベラーのパンツに、このニットでだいぶコーディネートできると思う。ファッションに興味のない方でもこのニットは本当にオススメです。
――ありがとうございます。それでは、スタイリング企画に戻りましょうか?
高塩:あ、すみません(笑)。了解です!
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撮影/舛田豊明 スタイリスト/高塩崇宏 構成&文/細谷駿人 ディレクション/Pomalo inc.
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