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【＃骨格診断】骨格診断で解決！ ||自分に合う「ニット」選び

【＃骨格診断】骨格診断で解決！ 自分に合う「ニット」選び

SPECIAL

2023Dec26

骨格診断士の資格を持つ人気スタイリストの弓桁いずみさんが、「ストレート」「ウェーブ」「ナチュラル」からなる３つの骨格タイプ別に、冬アイテムの選び方やおすすめアイテム、コーディネートを紹介する企画。第４回は「ニット」です。この季節のマストアイテムですが、着太りや着膨れなど、骨格によって合う＆合わないの差が顕著に出やすいのも特徴です。自身の骨格タイプにあったニットが選べれば、着やせやコーディネイトの洒落見えにも役立つはず。 是非この機会にコツを押さえて、今後のお洒落に活用していきましょう。

  • 監修、スタイリスト：弓桁（ゆみげた）いずみさん

    雑誌、TV、CM、WEB、カタログなどで幅広い媒体でスタイリングを担当。骨格診断ファッションアナリストのほか、パーソナルカラーアナリスト、顔タイプ診断®︎アドバイザー１級などの資格を取得。「全ての女性をファッションでhappyに」をモットーにTV番組やインスタライブなど多方面で活躍中。

    Instagram @izumiyumigeta

まずは自分の骨格タイプをCHECK！

【ストレートTYPE 】ジャストなサイズ感で首回りはすっきりと。 シンプル＆上質素材で抜け感を演出

  • Straight

    ストレートTYPEの特徴

    リッチで肉感的なメリハリボディ。体に厚みがあり、グラマラスで上重心、ハリのある質感。筋肉のつき方に特徴が出やすい。


    ニット選びのPOINT

    ・フロント＆首回りはすっきり見えするものを
    ・シンプルなハイゲージが映える
    ・肩幅、身幅、着丈はジャストなサイズ感
    ・カシミヤなど「上質素材」がお似合い

ハリのある筋肉質な肌感を持ち、メリハリボディが特徴のストレートタイプ。ニット選びでは何よりも「着太り」をしないように意識することが重要です。ぴったりしすぎず、ゆったりしすぎない、ジャストなサイズ感を選ぶようにしましょう。上半身にボリュームが集中しているため、シンプルなデザインの方が品のある印象を与えます。また、首が短めな人も多く、顔まわりが詰まった印象を与えがち。首回りはVネックやゆとりあるクルーネックで抜け感を作る方が良いでしょう。肌質にハリがあるので、高級感のあるカシミヤや上質なウール素材のハイゲージとの相性が良く、クラス感を与えてくれます。

上質カシミヤとオーソドックスなシルエットで、すっきりとクラス感のある装いに

  • Straight

    ストレートタイプの肌質に映える、リッチなカシミヤを使用した「MACKINTOSH LONDON(マッキントッシュ ロンドン)」のシンプルなクルーネックニットは、優しいイエローで軽やかに。ソフトなフェイクレザーのAラインスカートは「EVEX by KRIZIA(エヴェックス バイ クリツィア)」。重たいカラーを手に取りがちなこの時季を払拭する、優しいトーンでまとめたスタイルは、ニットがジャストサイズかつ、ベーシックな着丈によって上半身にボリュームが出やすいストレートタイプのすっきり見えにひと役。アイテム同士がシンプルなデザインなので、品良く綺麗な装いにまとまります。

ストレートタイプが似合うニット４選

  • Straight

    〈左〉Vネックのニットは「S.ESSENTIALS(エス エッセンシャルズ)」。上質なカシミヤ100%のリッチな質感と肉感、深みのあるブルーですっきりと上品に。長く愛用できるのも魅力です。デコルテを美しく魅せる程よいVラインもストレートタイプ向き。
    〈右〉「MACKINTOSH PHILOSOPHY(マッキントッシュ フィロソフィー)」のVネックニットは、薄すぎず厚すぎずなハイゲージ仕立て。シンプルでありながら、明るいスカイブルーと太巾のVネックのデザインによって、顔映え効果が期待出来ます。

  • Straight

    〈左〉深めのVネックで詰まりがちな胸元に抜け感を作る「AMACA(アマカ)」のニット。衿元にあるケーブル柄のアクセントと、肉感を拾わない縦のリブライン、裾のサイドスリットによってストレートタイプの傾向である上半身の厚みを上手くカバー。
    〈右〉「エス エッセンシャルズ」の上質なベビーカシミヤを使用したプルオーバーニット。つかず離れずなストレートタイプ向きのジャストサイズと、カシミヤならではの滑らかな質感が、ハリのあるストレートタイプの肌質に品良く引き立ちます。　

【ウェーブTYPE】程よいフィット感とコンパクトな着丈感、 華やぎディテールで視線を上に！

  • Wave

    ウェーブTYPEの特徴

    華奢でなだらかなカーヴィボディ。体に厚みがなく、薄くて華奢な下重心、柔らかな肌質。脂肪のつき方に特徴が出やすい。


    ニット選びのPOINT

    ・リボンやフリルなど「華ディテール」で胸元の寂しさを回避
    ・クロップド丈やリブ素材で上半身をコンパクトに形成
    ・ラウンドネックやボートネック、オフタートルなど、首回りは開きすぎないものがフィット
    ・アンゴラやモヘア、ファーなどソフトな素材が似合う

上半身が薄く華奢で、肩のラインもなだらかなウェーブタイプ。ニット選びでは上半身が寂しく見えないようなデザイン選びがポイントに。胸元にリボンやフリル、ビジューなどの装飾が付いた「盛り」ディテールや、滑らかな肌の質感に映える、ふんわりとした柔らかな素材感のニットで華やかな印象を与えましょう。首が長くデコルテが薄めの傾向なので、首元が詰まったデザインも似合います。ウエスト位置が低く、下重心な体型なので視線が上がるクロップド丈もおすすめ。身体にフィットする、薄地のリブ素材もボトムインでハイウェストが形成できるので、バランスアップが狙えます。

コンパクトなニットとハイウエストスカートで、華奢見えと下重心を回避

  • Wave

    「EPOCA(エポカ)」のレイヤードニットプルオーバーは開きすぎないボートネックと、柔らかなメリノウールの質感がウェーブタイプ向き。しっとりとした肌質にマッチする「エヴェックス バイ クリツィア」のミニマルなアニマルプリントのAラインスカートで、華やかさを添えて。かつ、インナーニットをスカートにウエストインさせることで、トレンドのクロップド丈ニットを合わせているかのような、コンパクトバランスに。ハイウエストのラインが形成されて、視線もアップ。骨格タイプの持つ下重心な体型も上手くカバーされた、エレガントスタイルが完成します。

ウェーブタイプが似合うニット４選

  • Wave

    〈左〉「Paul Stuart(ポール・スチュアート)」のプルオーバーニットは、ふっくらとしたベビーアルパカをブレンド。ウェーブタイプに合うスタンドネック調の首もとデザインも魅力です。ラメ感のあるソフトピンクの華やかさと、袖と裾の細かなリブアレンジもポイント。
    〈右〉レーヨンとポリエステルの糸で編み立てた「エポカ」の細リブニット。フィット感があり、ウエストが絞られたデザインだから、ウエストインもしやすく骨格に合う綺麗なメリハリが上半身に生まれます。衿ぐりのリボンディテールで華やぎと視線もアップ。

  • Wave

    〈左〉ウェーブタイプの肌質に合う「エポカ」のふんわりと柔らかなモヘアコンビプルオーバーニット。一見重た気なブラックカラーも、柔らかな素材のニュアンスがあることで、軽やかで華やかな印象に。
    〈右〉「LOVELESS(ラブレス)」のシャギーニットプルオーバーはトレンドのクロップド丈。ハイウエストなデザインボトムとも好相性で、低身長の人もバランスが取りやすい作り。ふわっとした起毛感のある素材感と、視線を上げてくれるポップなオレンジも魅力です。

【ナチュラルTYPE】鎖骨が隠れるタートルやハイネックがお似合い。 オーバーサイズ、ざっくりとした編み地で洒落感を演出

  • Natural

    ナチュラルTYPEの特徴

    フレーム感を感じるスタイリッシュなボディ。
    肉感的ではなく、関節や骨の大きさに特徴が出やすい。骨組みがしっかりしたドライな肌質の持ち主。

    　

    ニット選びのPOINT

    ・ゆったりとした身幅や着丈のオーバーサイズ
    ・タートルネックなど鎖骨や首筋が隠れるもの
    ・ざっくりとしたローゲージニットやケーブルニットがお似合い
    ・大柄やフリンジなど「クセ」デザインもこなれる

首や肩がしっかりしていて、鎖骨がしっかりとしているナチュラルタイプ。ニット選びでは、ガッシリとした骨感やボディーラインを拾いすぎない、サイズ選びが重要です。ゆとりある身幅や着丈のオーバーサイズなら、直線的でフレーム感のあるボディーラインをカバー。太い鎖骨や首筋が隠れるタートルネックもおすすめです。質感はざっくりと編まれたローゲージニットや、ケーブルニットが特にお得意。ノルディックやフェアアイルなど、冬ニットならではの柄モノや袖や裾にアレンジの効いたデザインも似合います。ゆったりとしたムードと、ちょっとした遊び心で骨格にフィットした、こなれ感を演出して行きましょう。

「ゆる×ゆる」の組み合わせで 奥行きのあるこなれカジュアルに

  • Natural

    ハイネックにドロップショルダー、ゆったりしたサイズ感で、首元や肩のしっかりとしたフレーム感をナチュラルにカバーする「エス エッセンシャルズ」のハイネックニット。長めの裾リブ切り替えやサイドスリットによってウエスト周りに抜け感が生まれます。ボトムに合わせたのは「マッキントッシュ ロンドン」のゆったりとしたAラインスカート。カジュアルが似合うナチュラルタイプにぴったりな、風合いのあるシャンブレーチェックで下重心のバランスを作ることで、一層こなれた表情に。

ナチュラルタイプが似合うニット４選

  • Natural

    〈左〉裾にフリンジをたっぷりとあしらった「ラブレス」のニット。ざっくりとした太めのリブとゆったりとした身幅で骨格のフレーム感をスタイリッシュにカバー。腰が隠れるオーバーサイズもポイント。
    〈右〉ロイヤルベビーアルパカを100％した「マッキントッシュ ロンドン」のニット。ソフトなピンクカラーも、身体のラインを拾わないゆとりシルエットを選ぶことで「野暮った見え」を難なく回避。タートルネックで骨ばった鎖骨を、長めの着丈によって腰回りのフレーム感を上手くカバーしてくれます。甘めテイストが好みの人にオススメな１枚。

  • Natural

    〈左〉ナチュラルタイプがお得意なローゲージで、インパクトのあるフェアアイル柄がカジュアルな「マッキントッシュ フィロソフィー」のニットプルオーバー。スタンダードな着丈ながら、たっぷり取られた身幅とドロップ気味のショルダーによって、綺麗に着こなすことが可能です。
    〈右〉ゆるっとしたサイズ感とドロップショルダーで、上半身を華奢に見せてくれる「ラブレス」ローゲージリブニット。太めのリブとケーブルの編みのこだわりデザインもナチュラルタイプにお似合いです。裾はシャツなどのインナーレイヤードがしやすいサイドスリット入り。骨格に合う下重心なコーディネイトも簡単に完成します。

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撮影／坂根綾子　スタイリング／弓桁いずみ　構成・文／吉森美穂　ディレクション／Pomalo Inc.

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