瞑想とは？効果や種類、簡単にできるやり方を解説

LIFE STYLE

2020Mar27

瞑想とは、目を閉じて思いを巡らせたり、心を落ち着かせたりすることを指します。ヨガのイメージが強い瞑想ですが、実はビジネスを円滑に進めるマインドフルネスの手法としても注目されているのです。ここでは、瞑想の効果やメリット、種類に加えて簡単にできるやり方を解説します。今日からぜひ瞑想を始めてみましょう。

瞑想がもたらすメリットや効果

瞑想は心を落ち着かせることで、余計な考えや排除できます。自分の思考や感情をリセットできるため、過去の失敗や未来への不安の解消にも繋がります。先への感情を現在の自分に全て向けられるため、深いリラックス効果が得られます。

ほかにも、瞑想することで無心になれます。無心になるとは考えるのを止めることです。思考や感情に支配されていた脳の活動を鎮めることができるので、疲れた脳の休息にもつながります。疲れから脳が回復するため、集中力が上がる、ストレスに強くなるといったメリットも、瞑想からは得られるのです。

瞑想にはいろいろな種類があります。近年特に注目されているのが、ビジネスの手法としても利用される「マインドフルネス瞑想」や、「瞑想ヨガ」です。

マインドフルネス瞑想は「今、その場」に集中することによって、集中力を養い仕事のパフォーマンスを上げる目的で行われています。近年、マインドフルネス瞑想を研修やワークショップで取り入れる企業も多くなりました。

瞑想ヨガは、蓮華座と呼ばれるヨガのポーズを組みながら、無心になり、自分の内面に集中する瞑想です。ホットヨガスタジオのレッスンとして行われるほか、自宅でのヨガに取り入れて実践することもできます。

寝る前や疲れているときにリラックスしたり、感情を落ち着けたり、考えを整理したりするときにも、瞑想は最適です。自宅で今日からできる、10分間あれば実践できる呼吸ヨガを紹介します。

まず椅子を用意して、腰掛けます。目は軽く閉じるか、薄く開けて斜め前を見て、背筋を伸ばしておきましょう。

息を吸うときには、おなかや胸がふくらむのを感じ、心の中で「膨らみ、膨らみ」と実況します。胸や肺の動きを意識するのではなく、自然のまましたいように呼吸してOKです。

息を吐くときには、おなかや胸が縮むのに意識を集中させましょう。おなかや胸の縮むのに合わせて、今度は心の中で「縮み、縮み」と実況します。

このように呼吸の動きを心の中で実況することで余分な思考を防ぎ、心や脳をリラックスさせるのです。

瞑想を取り入れると不安や怒りなどの感情もリセットでき、考えもまとめられます。原因は特にないけれども、なんとなく不安、というときがありませんか。そんなときには集中力が向上する、ストレスに強くなるなど日常生活にもうれしい瞑想を取り入れて、快適に過ごしましょう。

編集&文／森野ミヤ子　写真提供／amana images