使う前に掃除を!自分でするエアコンの掃除方法と普段からできるケア方法
LIFE STYLE
2020Jul22
春夏秋冬、季節を感じられるのは素晴らしいことですが、ここ数年は異常気象で暑さや寒さが厳しくなっています。エアコンを使う機会も以前より増えているのではないでしょうか。エアコンを使う前には、掃除をしていますか?面倒くさいと思っても、体への影響や後々の手間を考えれば、季節ごとにお手入れをしておくことが大切です。ここでは自分でできるエアコンの掃除方法、そして普段からエアコンを奇麗に保つ方法を紹介していきます。プロの手を借りるべきなのかについても説明しますので、参考にしてください。
エアコン掃除は自分でする?セルフでできる掃除方法
今年も梅雨、そして暑い夏がやってきますね。その前に自分で出来るエアコン掃除をしておきましょう。
1、フィルターの掃除方法
準備するものは以下の3つです。
・奇麗なタオルが2枚
・台所用中性洗剤
・古い歯ブラシ
1)エアコンのパネルを開け、フィルターがついたままの状態で掃除機をかける
2)フィルターを外し、表側から優しく掃除機をかける
3)埃を取ったフィルターを裏側から水洗いする
4)しつこい汚れには中性洗剤を薄めて古い歯ブラシで丁寧にこする
5)乾いた奇麗なタオルでフィルターを挟み、水分を完全に取る
パネルを開けて外す前にフィルターに掃除機をかけるのは、外す際に埃が床に落ちないようにするためです。フィルターは裏から掃除機をかけると目に埃が詰まってしまいますので、表から掃除機をかけて埃を吸い取り、裏から水をかけて洗ってください。
2、ハネと吹き出し口の掃除方法
準備するものは以下の3つです。
・キッチンペーパー
・割りばし
・台所用中性洗剤
1)コンセントを抜く(コンセントがないエアコンの場合は、ブレーカーを落とす)
2)吹き出し口にあるハネ(風の通り道を作るプラスチックの板)を手で回して掃除をしやすくする
3)割りばしにキッチンペーパーを巻き付けたものを作ってお湯につけ固く絞り、ハネを回しながら吹き出し口の内部を拭く
掃除棒を使った掃除は、見える範囲までにしておきましょう。汚れがひどければ中性洗剤を薄めたものを使い、ふき取ってください。
エアコン掃除の手間が激減!普段からできるエアコンを綺麗に保つ方法
ちょっとしたコツを知っておけば、エアコンの汚れやカビの発生を減少させられます。季節ごとの掃除の手間も減らせますので、エアコンが故障したりカビが生えたりしないように、普段からケアを心掛けてください。
1、冷房のあとは送風運転をする
冷房を使った場合、すぐに電源を切っていませんか?このとき、エアコン内部は結露によって濡れている状態です。カビを防ぐために、内部を乾燥させる必要があります。
冷房を使い終わったら停止ボタンをおさずに、そこから1時間ほど送風運転をしてください。これで内部を乾燥させることができ、カビ予防と悪臭予防になります。
2、こまめに換気をする
エアコンをつけるといつも何とも言えない臭いがする…という場合は、窓をこまめに開けて換気をしましょう。
エアコンは部屋の中の空気を吸い込んで、温めたり冷たくしたりしてから部屋に吐き出します。部屋自体に埃や臭いがあれば、それが風の臭いの原因となるのです。部屋の空気の乾燥予防のためにも、冬や夏もこまめに窓を開けて換気するようにしてくださいね。
3、定期的にフィルターを掃除する
毎年プロのエアコン掃除を頼むのでお金がかかっている、という方は、フィルター掃除を定期的にするだけでプロに頼む頻度を下げられます。2週間に1度はフィルターの埃を取り、水洗いしてください。それだけでカビの発生や繁殖を抑えられ、臭いに悩まされることはなくなります。
深追いは禁物!エアコン内部の掃除はプロに任せよう
自分でエアコンの掃除をして、綺麗な状態を保つことはできます。しかし、やはり内部深くのカビや汚れは、自分では掃除ができません。できれば1年に1度、少なくとも2年に1度はプロに任せ、内部やホースなどを徹底的に掃除してもらいましょう。
1、エアコン掃除をプロに任せるべき理由
最も大きな理由としては、手の届かないエアコンの内側まで掃除ができるという点です。プロなら複雑な機械を分解し、細かい箇所も徹底的に綺麗にしてくれます。
プロ以外の人が無理やり内部を掃除しようとすると、故障や破損させてしまう可能性が高いでしょう。掃除の最中に部品を破損してしまったり、基盤に薬品や水をかけて濡らしてしまったりすれば、故障して動かなくなるケースもあります。掃除代を節約しようと思ったために修理費や買い替え費がかかってしまうこともあるのですね。また、エアコン掃除は上向きで手をあげての作業です。そのため、人によっては首や肩、腕の筋肉痛に悩まされる方もいます。プロに任せれば、奇麗になる上に肉体的苦痛も起こりません。
2、エアコン掃除をプロに任せるメリット
プロにエアコン掃除を任せると、部屋の中にいながら10リットルもの水を使って高圧洗浄をし、エアコン内部にこびりついた汚れ全て洗い流してくれます。さらに、一般家庭では扱えない危険で強力なアルカリ洗剤を使ってカビや埃を落とします。また、プロに掃除の依頼をするとエアコン本体だけではなく、排水用ホースも綺麗にしてくれます。排水用のホースの詰まりがないかを確認し、水漏れの原因も排除します。さらに、専用の薬品でコーティングをし、カビを防ぐ処理もしてくれます。
普段からケアをしてエアコンを快適に使おう
エアコンにカビが発生すれば、嫌な臭いとともにカビの胞子を部屋にばらまき、吸い込んだ人の健康を害します。フィルターと吹き出し口はすぐに掃除できますので、こまめにメンテナンスをしてカビを防ぎましょう。冷房のあとは送風をするなど、普段からできることも参考にしてください。また、できれば1年に1度はプロに依頼し、内部深くの汚れも完璧に取ってもらうことがおすすめです。夏や冬を快適に過ごすために、できることはしていきましょう。
編集&文/SANYO Style MAGAZINE編集部 写真提供/amana images