バストのリフトアップ方法とは？下着・マッサージ・筋トレで正しくケアをしよう
LIFE STYLE
2021Apr23
出産後の授乳や加齢によって、バストの形が崩れて垂れ下がってしまうことを「垂れ乳」と呼びます。脂肪の塊である乳房が重力に負けると、バストトップが下がっておばさん体形に見えてしまいます。しかしこの「垂れ乳」は、自分の努力である程度改善できます。ここではバストに張りを取り戻し、バストトップの位置を上げて若々しくなるためにできる方法を3編にわけて紹介します。
垂れ乳のリフトアップ方法・下着編
付け心地がよく、締め付け感ゼロで楽なノンワイヤーブラ！ついつい多用していませんか？締め付けがないノンワイヤーブラやブラトップキャミなどで過ごしていると、どんどんバストの形は崩れて垂れ乳が進行してしまいます。
バストが重力に負けないように、日中はかっちりしたブラをつけましょう。そして就寝中に胸の肉が背中へ流れてしまうことを阻止するために、夜は育乳ブラをつけることがおすすめです。
・ブラジャーが必要な理由は？
胸はほぼ脂肪です。そして脂肪の塊であるバストが垂れないように支えているのが、クーパー靭帯。垂れ乳は、クーパー靭帯が重力に負けたり運動などによって伸びたり切れたりすることが原因です。恐ろしいことに、クーパー靭帯は一度伸びたり切れたりしてしまうと、二度と元には戻りません。既に伸びたり切れたりしてしまっているクーパー靭帯は戻りませんが、まだ頑張っているクーパー靭帯をサポートしてくれるのが、下着・ブラジャーなのですね。
・ワイヤーブラと育乳ブラ
昼間や活発に活動しているときには、しっかりとバストを支え、揺れなどから守ってくれるワイヤー入りブラがおすすめです。ワイヤーはどうも痛いと感じている方は、サイズが合っていない可能性があります。プロにきちんと計測してもらい、自分のバストに合った商品を探しましょう。ぴたっとブラがはまれば、痛みやズレによる不快感もなく非常に快適ですよ。そして夜間の育乳ブラです。別にバストサイズは気にしていないという方も、睡眠中にしっかりバストを支えてくれる育乳ブラはおすすめ。睡眠中に苦しくないようノンワイヤーの商品が多く、快適な上に垂れ乳だけでなく離れ乳にも有効です。
垂れ乳のリフトアップ・マッサージ編
垂れ乳はバストのマッサージでも防止&予防が可能。リフトアップにもバストアップにもなる、マッサージ方法を紹介していきましょう。
・上部引き上げマッサージ
胸のハリを保っている胸上部の皮膚を引き上げ、バストの垂れを防ぎます。
1）右手を左バストの上部におく
2）親指以外の4本の指を使い、鎖骨に向かって上へ上へと流す
3）左手も同じように右バストの上部へおき、皮膚を引き上げるように指でマッサージをする
4）片方10回ずつを、交互に2回繰り返す
お風呂上りにボディクリームをつけ、指の滑りを良くして行ってください。
・乳腺刺激マッサージ
乳腺を刺激して胸全体を持ち上げるようにするマッサージです。
1）左右どちらかの胸の下に両手をおく
2）左右の手を交互にすくいあげるような動きで、上へ上へとバストを持ち上げる
3）胸下のお腹部分の肉を引き上げるようなイメージで行い、左右のバストを交互に30回ずつさすり上げる
手のひらは肌にピッタリとひっつけ、片方の手が必ず胸についているようにします。
垂れ乳のリフトアップ・筋トレ編
バストのリフトアップには、背中の筋肉・僧帽筋と胸の筋肉・大胸筋を鍛えることも効果的。筋トレがバストのリフトアップに効果的な理由、そして具体的なエクササイズ方法を紹介します。
・僧帽筋と大胸筋を鍛えるといい理由
僧帽筋は首から肩甲骨にかけて広がる背中の筋肉。この僧帽筋が衰えると、肩甲骨を引っ張る力が弱くなるため、肩は前方向へ下がり猫背になってしまいます。猫背の前傾姿勢では胸を張れず、バストは垂れるばかり。僧帽筋をしなやかに鍛えると、背筋が伸びて姿勢が良くなり胸も張った状態になるため、バストも自然と上向きになります。また、胸の筋肉・大胸筋は、脂肪の塊であるバストの下についている筋肉。脂肪の下、土台部分にある大胸筋を鍛えて太く厚くすることで、上にのっている胸が押し出され、バストサイズがアップするうえに形が良くなります。
・僧帽筋エクササイズ・肩回し
固まった僧帽筋をほぐしてしなやかな筋肉に改善し、バストをリフトアップしていきましょう。
1）背もたれのない椅子に座る
2）両手は体の横でぶらりと下げた状態にする
3）力をいれず、肩を後ろ回しで8回まわす
肩を回しているときには、肩甲骨を寄せるイメージで。腕は動かさずに肩だけに集中しましょう。
・僧帽筋エクササイズ・壁押し
肩甲骨だけでなく全身の筋肉に刺激を与え、複数の筋肉を伸ばせるエクササイズです。
1）壁の前に立つ
2）壁に両手をついて、息を吐きながら上半身を90度倒す
3）10秒キープする
4）上半身を上げ、元に戻る
5）合計3回行う
壁を両手で押しながら上半身をぐーっと伸ばしていきましょう。頭の後から背中、腰はまっすぐになるように意識します。太ももやふくらはぎも同時に伸ばすことができます。
・大胸筋エクササイズ・両手合わせ
お風呂やトイレなど、隙間時間、リラックス時間にも簡単に行える大胸筋エクササイズです。
1）肩から力を抜き、両手のひらを胸の前で合わせる
2）息を吐きながら両手に力をいれて押し合う
3）10秒感キープしたら、両手から力を抜く
4）3回繰り返す
大胸筋を鍛えるとあやふやだったバストの境目がはっきりとし、トップがツンと上向きになりますよ。
垂れ乳は毎日の行動で改善できる！
加齢による垂れ乳をストップさせ、胸に張りと高さを取り戻すには、毎日の行動が大切です。日中はワイヤーが入ったサポート力の高いブラをつけ、寝ている間は育乳ブラで形を整えましょう。
編集&文／SANYO Style MAGAZINE編集部 写真提供／Getty Images
