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シングルタスクとは?業務の生産性をアップさせるコツを紹介!

シングルタスクとは?業務の生産性をアップさせるコツを紹介!

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仕事をしていてやり方が合わないと感じることはありませんか?「複数のタスクが同時に進行していると落ち着かない」「仕事が中途半端になってしまう」という場合は、マルチタスクに向いていないかもしれません。当てはまる人は、1つずつタスクを完了させていくシングルタスクに切り替えてみるのがおすすめです。本記事ではシングルタスクのメリット・デメリット、生産性をアップさせるコツについてご紹介します。

シングルタスクとは?メリットやデメリットをチェック

そもそもシングルタスクとはどういう方法なのでしょうか?どんなメリットやデメリットがあるかみていきましょう。


シングルタスクとマルチタスクの違い
シングルタスクは1つの業務や作業(タスク)が完了してから、ほかのタスクに着手する仕事の手法です。1つずつ進められるので、他のタスクのことを気にせずに集中できます。
マルチタスクは2つ以上のタスクを並行して同時進行する仕事の手法です。もともとはコンピューター用語。たとえば、インターネットで調べ物をしながらテキストを入力するなど、1台のコンピューターで2つ以上の作業処理を同時進行することを意味しています。
マルチタスクでは、作成した書類をプリントしている間にメールをチェックする、複数の入力フォームを1ページずつ進めるなど、空いた時間を有効活用したり小さい達成感を積み重ねたりできるのがメリットです。


シングルタスクのメリット
シングルタスクは1つの作業を中断せずに継続することで、生産性が高まるのが大きなメリットです。
マルチタスクの場合、作業開始後にスピードが乗らずタスクを切り替える時間になってしまうことも。シングルタスクでは、1つの作業にある程度の時間を取れるため、エンジンがかかった状態をキープできます。
シングルタスクは頭を使って考える仕事において、集中する時間を取れるのもメリット。他の業務のことを気にせずにじっくり取り組めます。
また、マルチタスクでは複雑なタスク管理が求められますが、シングルタスクは優先順位を決めて進めるためタスク管理がシンプルな点もメリットといえるでしょう。


シングルタスクのデメリット
シングルタスクで気をつけたいのが、モチベーションの低下です。単調な作業が続くと集中力が落ちて効率が悪くなるのがデメリット。ひたすら同じ動作を繰り返すなど、飽きやすい作業はシングルタスクに適していません。
また、シングルタスクの場合は1つずつ作業を完了させるため、優先順位を誤ると重要な作業が後回しになってしまうリスクがあるので注意が必要です。

シングルタスクに向いているタイプとは?

自分がシングルタスクとマルチタスクのどちらに向いているかわからないという人もいるのではないでしょうか。ここでは、シングルタスクに向いている人や仕事をご紹介します。


シングルタスクに向いている人の特徴
同時進行で複数の業務や作業を行うのが苦手な人にはシングルタスクが向いているでしょう。1つのタスクが完了してから次のタスクに取り組むので、他のことを考えずに進められます。
突発的な雑務が入ると慌ててしまう人もシングルタスク向きです。マルチタスクで計画にない業務が差し込まれると、予定していた流れが狂ってどうしたらいいかわからなくなってしまうことも。シングルタスクでは雑務時間を確保しておけるので、急な業務が入っても落ち着いて対応できます。
また、気が散りやすいという人もシングルタスク向きです。マルチタスクだと、同時進行している他の業務が気になって集中できません。


シングルタスクに適した仕事とは?
企画の立案などの考える仕事は、じっくり取り組めるシングルタスクに適しています。1つのものを作り上げる、開発に関わる仕事もシングルタスク向き。集中力や創造性を発揮できる仕事です。
ほかにも、細分化された作業をこなす仕事も集中力や持久力が求められます。作業担当が決まっているオペレーターもシングルタスクに向いている仕事といえるでしょう。
ほかにも、データ入力や製品企画の検査などを行う品質管理、ライティング、研究職などもシングルタスクに適しています。

シングルタスクで生産性を上げる5つのポイント

シングルタスクの生産性を高めるにはどうしたらいいのでしょうか。5つのポイントをみていきましょう。


タスクを明確にして重要な業務から進める
1つめはタスクに優先順位をつけること。難しいタスクを後回しにすると時間を確保できなくなるので、先に進めるようにします。また、重要なタスクから着手するのもポイント。別の日に回せるタスクを優先して、期日をすぎることがないように注意しましょう。


実現できる計画を立てる
2つめのポイントは計画の立て方。シングルタスクは、1つずつ着実に業務を終わらせていかなければなりません。1つの作業予定がずれると、その日の業務に影響する可能性があります。詰め込みすぎずに、すべてのタスクが完了できる無理のない計画を立てましょう。


時間に余裕を持つ
3つめは時間にゆとりを持つこと。仕事中は急な雑務が入ることが珍しくありません。たとえば、業務25分と休憩5分のセットで30分のタスクを組む、雑務用の時間を確保するなど、時間にゆとりを持つのがおすすめです。スケジュールに余裕があると、突発的な業務が差し込まれたときに落ち着いて対応できます。


1つの仕事にこだわりすぎない
4つめは仕事の進め方。シングルタスクでは、1つのタスクに時間をかけてしまい効率が落ちるリスクがあります。こだわりやすい人は、タスクごとに目標時間を設定して取り組むようにしましょう。


考える時間を確保する
5つめは考えるための時間を確保すること。シングルタスクを効率的に進めるためには、状況を把握してタスクの順位を決めなければなりません。1日5分でもいいので頭を整理する時間があると頭の中を整理できます。

シングルタスクを習慣にして効率アップしよう

マルチタスクで複数の業務を並行して進めるのが苦手な人は、シングルタスクを取り入れるのがおすすめ。1つの業務を完了させてから次の業務に着手するので作業に集中でき、達成感も得られます。
じっくり考える仕事や担当作業をこなす仕事は、集中力や持久力が必要なのでシングルタスク向きです。タスクの優先順位や時間に余裕を持ったスケジュールなど、シングルタスクの生産性を上げるポイントを押さえて取り組みましょう。

編集&文/SANYO Style MAGAZINE編集部 写真提供/photoAC

 

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