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タスクは英語でどう表現するの?ジョブやワークとの違いは?

タスクは英語でどう表現するの?ジョブやワークとの違いは?

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仕事ではさまざまな英語表現が使われることが多く、それぞれの使い分けに迷うことはありませんか?「タスク」もよく使われる言葉の1つですが、英語ではどんな表現になるのでしょうか。本記事では、タスクを英語で使うときの意味をはじめ、仕事に関わる英語表現の違いをご紹介します。

タスクの英語表現と意味をチェック!

タスクは英語で「task」と表現しますが、名詞として使うか、動詞として使うかによって意味が異なります。それぞれの違いを確認していきましょう。


タスクの英語表現1.名詞で使う
タスク「task」を名詞として使う場合は、業務や課題などの意味を持ちます。ほかにも、任務や作業、骨の折れる仕事といった意味合いです。複数形は「tasks」となります。


タスクの英語表現2.動詞で使う
タスク「task」を動詞として使う場合の意味は、任務を与える、仕事を課す・割り当てるなどです。酷使するといった意味もあり、報酬の有無に関係なく達成すべき義務的なものの表現として使われることもあります。


ビジネスシーンで使われるタスクの意味
日本のビジネスシーンでは、限られた期間内にやるべき業務、終わらせるべき仕事のほか、課題や職務といった意味で使われるのが一般的です。


また、プロジェクトの中で割り当てられた最小単位の業務や作業の1つひとつを「タスク」と表現することもあります。

知っておきたい!タスクと混同しやすい英語表現との使い分け方

仕事に関わる代表的な英語表現が、「work」と「job」です。混同しやすいので、意味と使い方を理解して使い分けましょう。


ワーク「work」の意味と使い方
ワーク「work」は、働くことや仕事全体を意味する英語表現。名詞として使う場合は、作業・仕事・作品・勉強といった意味となります。数えることができない不可算名詞に区分されるため、仕事という概念を表現する単語です。また、動詞として使う場合は、働く・働かせる・機能するといった意味になります。

目標を達成する事柄に使われ、肉体的・精神的な労働や努力の表現に使われます。「job」よりも広い意味を持っており、報酬を伴わない公共の共同作業や活動などにも使われる英語です。


ジョブ「job」の意味と使い方
ジョブ「job」は職業や責務を意味する名詞です。具体的な職業の説明や定義に使われ、給料や報酬などの金銭が発生する作業や仕事を指します。

「work」と異なり、「job」の品詞は名詞のみです。また、広い意味での仕事というよりは、やるべき仕事のみに使われます。数えられる可算名詞なので、1つひとつの具体的な仕事を意味する英語です。

よく使われる仕事に関わる英語表現とタスクの違いは?

仕事に関わる英語は「task」「work」「job」だけではありません。さまざまな英語表現があるので、どんな違いがあるか知っておくと使い分けに役立ちます。


オキュペイション「occupation」の意味と使い方
オキュペイション「occupation」は、人が関与する活動を意味しており、本業となる職業に使われます。やや硬い表現のため、会話ではあまり使用されません。公的な書類や文書に使われることが多く、飛行機の国際線で記入する入国カードの項目名にある職業は「occupation」となっています。

また、占有を意味する「occupy」が由来となっていることから、時間を占有する表現として使われることも。仕事だけでなく、趣味などの表現として用いられることもある英語です。


プロフェッション「profession」の意味と使い方
プロフェッション「profession」は、「occupation」と同じように職業を表す英語です。「occupation」と異なる点は、高度な専門知識や資格・技術を必要とする職業を指すこと。医師や弁護士、教師のような専門性が高い職業を意味します。

たとえば、「profession of medicine」という英語表現は、「医師という職業」という意味です。ほかにも、「この職業には経験が必要である」といった意味で使う場合は、「Experience is requirement for this profession.」と表現します。


キャリア「career」の意味と使い方
キャリア「career」は日本のビジネスシーンでもよく耳にする言葉で、職歴や経歴を意味する英語です。「job」に似ている言葉ですが、「career」は積み上げてきた職歴を表現します。「job」を連続して積み重ねたものというイメージです。

たとえば、「5年後にはどんな職務に取り組んでいたいか?」といったキャリアプランの質問は、英語で「What do you want to be doing in your career five years from now?」と表現されます。日本で多く使われる「キャリアアップ」の英語表現は、「career enhancement」です。


ボケイション「vocation」の意味と使い方
ボケイション「vocation」は、神から与えられた技能といった意味の職業を指す英語表現で、天職や適職を意味します。特定の仕事など思い入れが強い職業に使われる言葉です。

職業を表す「occupation」と混同することがありますが、「occupation」は生計を立てるために従事する仕事のことを指します。「vocation」は、日本語の「手に職を持つ」に近い表現です。技術や技能に特化しており、技能を使う仕事としての職業を意味します。

タスクと仕事に関わる英語表現の意味を抑えて使い分けよう!

今回は、「タスク」を中心に、ビジネスシーンで使われる英語表現について詳しくご紹介しました。「ジョブ」や「ワーク」などの「タスク」と混同しやすい言葉も、それぞれの違いを理解すると使い分けがしやすくなります。ほかにも仕事に関する英語表現はたくさんあるので、意味や使い方の参考にしてみてください。

編集&文/SANYO Style MAGAZINE編集部 写真提供/photoAC

 

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